島崎遥香がAKB48に残したもの

人気メンバーのが、「第67回NHK紅白歌合戦」をもってアイドルとしての活動を終了した。

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島崎と言えば、テレビ番組で「塩対応」が一躍有名となり、そっけない態度が話題となる珍しいアイドルだった。しかし、本当のは塩対応どころかを熱い気持ちで愛し、メンバーを、ファンを大切にするアイドルだった。

島崎の「塩対応」は、その性格が大きく関係をする。人見知りでマイペースな性格の彼女は、物思いに耽る場面も多く、アイドルの基本と思われてきた「笑顔」「元気」が見られないことも多々あった。しかし、もちろんとしての、アイドルとしての活動がつまらなかったわけではなく、それが彼女のスタイルだっただけだ。島崎の場合は、人気メンバーだったがゆえに、そのスタイルが大きく取り上げられ、批判の対象となることが多かった。

はアイドルグループとしては前代未聞となる多数のメンバーを抱え、シングルはミリオンヒット連発、メディアでも必ずと言っていいほど毎日取り上げられ、誰もが認めるスーパーグループとなった。

その人気の根底には「何でもあり」という楽しさがあったのではないか?総選挙や劇場公演、大組閣や移籍など、これまでのアイドルグループでは考えられない新機軸で常にファンを楽しませてきた。その「何でもあり」をしっかりと体現していたのが、だ。ファンに媚びなくてもいい、自由に発言をしても良い、嫌な仕事では素直に嫌な顔をする、最後まで何でもありを貫きアイドルの価値観をぶち壊した。これまでも、「何でもあり」を履き違えて無軌道な活動をしていたアイドルは確かにいた。しかし、がそういったアイドルと違い非常に大きな人気を獲得したのは、アイドルとしての自分に誇りを持ち、常に真摯に向き合っていたからだ。島崎をバッシングするアンチも多かった、しかしそれ以上に彼女を支持するファンも多かった。それは、メディアが面白がって煽った「塩対応」というイメージ以上に、彼女の本心がしっかりと届いていたからだろう。

良くも悪くもここまで行動が注目されたアイドルは、以外のアイドルグループを見渡してもなかなかいない。それだけに、に残したものは、原点とも言える「何でもあり」の精神だったのではないかと考える。島崎がいなくなった2017年以降も、ぜひ、次に何が起こるのかわからないドキドキするような魅力をは発信していって貰いたい。(編集部/高橋学)