三浦大知が到達した新たな最高点 ツアーファイナルに1万2千人熱狂
三浦大知が1月22日(日)国立代々木競技場第一体育館にて、昨年9月15日から11月27日まで全国17公演行ってきたツアーのファイナル公演「DAICHI MIURA LIVE TOUR (RE)PLAY FINAL」を開催した。 今までイベントなどでの出演で代々木第一体育館のステージに立ったことはあったが単独公演としては初となった。チケットは一般発売後1分で即ソールドアウトとなるなど、今の三浦大知の勢いを象徴する状況となり、会場には12,000人の観客がつめかけた。 場内が暗転すると同時に湧き上がる大歓声。オープニングSEが流れるなか5つのキューブが浮かび上がる。キューブのなかにはこの日のサウンドを支える、DJ、ドラム、ベース、キーボード、ギターの手練れの面々がスタンバイしており、音を奏でていく。 ライブのオープニングナンバーとなる「Unlock」のイントロが流れだすと一際大きな歓声が沸きあがり、会場を埋め尽くしたオーディエンスが手拍子を重ねていくなか、突如、真ん中のキューブの上に凛とした表情で三浦大知が登場すると悲鳴にも近い大歓声が場内に響き渡る。 1曲目の『Unlock』から溜め込んでいたエネルギーを爆発させるかのように、男性8人、女性4人の国内屈指のダンサーを従え、圧倒的なパフォーマンスを披露していく。さらに2曲目の『I’m On Fire』、3曲目の『Right Now』と場内をヒートアップさせていく。つづく『FEVER』ではイントロでハットを客席に投込みオーディエンスを沸かせる。『Look what you did』では男性ダンサー8名とともに幻想的な照明のなか足枷をしているかのような重心の低いステップで激しく踊っていく。 ライブのオープニングを飾った5曲の熱量のすごさからも三浦大知がこのライブにかける意気込みがひしひしと感じられる幕開けとなった。 最初のMCの前にオーディエンスに向かって深々とおじぎをする三浦大知。場内を見渡しながら「(RE)PLAY TOUR FINAL in 代々木第一体育館へ、みなさん、ようこそ!」と叫ぶと、オーディエンスも大歓声で三浦大知を迎え入れる。開演時間が押してしまったことに対するお詫びの言葉を伝えつつ、「想い出に残る、記憶に残るいい時間をいっしょに作っていけたら嬉しいです」と伝えると、さらなる歓声に包まれる。 続いてのブロックでは、今回のツアーでしか聴くことのできない新曲の『Neon Dive』からスタートし、センターステージに出てきた三浦大知と満員の12,000人のオーディエンスが腕を左右に振りながら美しい景色を作っていく。『Daydream』ではセンターステージでマイクスタンドを使いながら男性ダンサー2名と女性ダンサーと三浦大知の4人で、場内に優しい時間が流れるような心地よいダンスと歌を披露。『Make Us Do』では女性ダンサー4人とともに官能的なダンスを紡いでいく。 三浦大知が歌唱せずにダンスのみを披露するコーナーでは、オーディエンスも息をのみながらステージを見入っている。 『Delete My Memories』では5つのキューブの面にLEDを使用して映像を映し出し、ステージ上の三浦大知が想い出のなかの世界を表現するかのようにひとりで歌い踊る。『4am』ではステージのセンターに置かれた椅子に座って情感たっぷりに歌い上げ、「The Answer」では三浦大知によるピアノ弾き語りでしっとりとした世界が場内に広がっていく。 12,000人の大観衆の前でピアノでの弾き語りをした際の緊張度合をユーモアーを交えて伝えながら、ここまでのバラードは失恋コーナーだったが、ここからのバラードは心温まる2曲をお届けしたいと『Two Hearts』と『ふれあうだけで ~Always with you~』が披露された。『Two Hearts』ではアカペラでサビから歌いだし、途中、歌うのをいったんやめて場内を見渡し、大歓声を送ってくれるオーディエンスに対して笑顔で一礼をするシーンも。三浦大知の歌声が12,000人のオーディエンスを優しくも力強く包み込んでいく。 ふたたびセンターステージに登場した三浦大知と12名のダンサーが無音ダンスを繰り広げ、緊張感が漂う静寂のなか衣装や靴が擦れる音のみが会場を支配する。(RE)PLAYメドレーでは、『Bkack Hole』『Harf of You』『Illusion Show』を過去にパフォーマンスしたときと同じ演出で披露していく。 熱狂しつづけるオーディエンスに対して、「三浦大知の音楽の輪が積み重なっていけばいくほど広がってきたわけですけど、それはひとりでできることではなく、スタッフ、ダンサー、バンド、そして何よりみなさんがいなければリプレイして積み重ねていくことはできないんです。何回も積み重ねていける、歌い続けて踊り続けていけるのは、本当にみなさんの支えあってのものだとあらためて強く思っています。ありがとうございます!」と力強く感謝の思いを伝えたあと、『(RE)PLAY』『EXCITE』のヒットシングル2曲を立て続けに披露。 『(RE)PLAY』のイントロが鳴り響くなか三浦大知が「この(RE)PLAYのためだけにスペシャルなダンサーが来てくれています!」と叫ぶと、何かが起こることを予感したであろうオーディエンスから大歓声があがる。歌い出しはステージ上に三浦大知ひとりであったが、すぐさまブレイキンの2人がステージに登場。『(RE)PLAY』は、世界最大の1on1ブレイクダンス・バトルトーナメントの世界大会「Red Bull BC One World Final 2016」のテーマソングであったが、12月に開催されたその大会で日本人として初めて世界チャンピオンになった弱冠19歳のISSEIと、「The Battle Of The Year」で2年連続世界一に輝いているThe Floorriorz(フローリアーズ)のWATAの2人だ。 ステージ上で三浦大知とISSEIとWATAの3人が軽やかにステップを踏みながら次々と技を繰り出していく。1サビになると、三浦大知を常に強靭にサポートしつづけているs**t kingz(シットキングス)とPURIとShingo Okamotoの6人がステージに登場し、三浦大知とシンクロ率の高すぎる華麗なダンスを披露していく。この時点で会場内のいったいどれくらいの人が気付いたかはわからないが、公開されるや否や世界的ダンサー14名と三浦大知が繰り広げるパフォーマンスがあまりにも凄すぎると大反響となり、「もはやアベンジャーズ!」と話題騒然になった「(RE)PLAY」のMusic Videoをステージ上で再現していたのだ。 2コーラス目に突入すると、日本が世界に誇るロックダンス・ユニットのHilty & Bosch(ヒルティ・アンド・ボッシュ)とGOGO BROTHERS(ゴーゴーブラザーズ)の2組が登場。この2組が共演するというありえないシチュエーションのなか、スタイリッシュなダンスでステージを彩っていく。2サビでは、三浦大知を陰で支えるブレインであるSHOTAと世界チャンピオンにも輝いたKITEと三浦大知の3人でポッピンを披露していく。ふたたびサビになるとs**t kingz(シットキングス)、PURI、Shingo Okamotoの6人がステージに登場し、三浦大知とともに流麗に踊る。そして、ラストのサビでは三浦大知とスペシャルなダンサー14人がそれぞれのスキルを爆発させるが如くキレ味抜群のソロを披露。最後はMusic Videoと同様に15人が凛々しく横一列に並んでオーディエンスを見つめるという男前すぎるエンディングに、場内からは大歓声が沸き起こる。 三浦大知から「ダンス界のヒーローたちに大きな拍手を!」と発せられると、一段と大きな拍手喝采が場内に響き渡る。この日のライブ映像が発売されたあかつきには、是非、手に取っていただき、『(RE)PLAY』のMusic Videoと再現されたパフォーマンスを見比べていただきたい。 続けて『EXCITE』が披露されると『(RE)PLAY』の熱気を継続するかのようにステージ上の三浦大知と12,000人のオーディエンスがタオルをまわす壮観な景色が場内に広がる。大盛り上がりのなか2コーラス目のサビが終了したところで、場内に不穏な空気が流れたかと思うと、仮面ライダーエグゼイドの敵であるバグスターがステージに突如出現。ステージを乗っ取ろうとするバグスターに対して歌い続ける三浦大知を救出するため、センターステージから仮面ライダーエグゼイドが登場すると、場内は割れんばかりの大歓声に。三浦大知の歌に合わせるかのように、エグゼイドが次々にバグスターを倒していき、最後はステージ中央で三浦大知とエグゼイドが熱い握手を交わす。 エグゼイドを送り出したあと、「ダンス界のヒーロー、そして、みんなのヒーロー仮面ライダーエグゼイドが出てきてますけど、三浦大知のヒーローと言えばこの男でしょ!もちろん、ドクターK!」と三浦大知が発すると同時に、大歓声に迎えられセンターステージにKREVAが登場。センターステージのKREVAのもとへ歌いながら全速力で三浦大知が走っていく。もちろん披露されたのは『全速力』だ。 場内をさらなる熱狂で包み込んだあと「KREVAさん、せっかくなんでもう1曲ご一緒してもいいですか」という三浦大知に対して「お金払ってでもやりたいね」とKREVA流の答えを投げかけ、「Your Love」が披露される。最後はセンターステージで熱い抱擁を交わしKREVAがステージをあとにする。 ダンス界のヒーロー、みんなのヒーロー、三浦大知のヒーローと立て続けに披露されたヒーロー3本立てのヒーローコーナーを終えて、ステージ上で満面の笑みを浮かべている三浦大知。「最後の最後まで三浦大知の音楽に触れていってください!レッツゴー!」の言葉を合図に、『Touch Me』『GO FOR IT』『Turn Off The Light』とアッパーチューンが次々に投下され、歌とダンスがオーディエンスのココロとカラダを鷲掴みにしていく。 本編を飾るラストナンバーとして、『Cry & Fight』がアカペラダンスからパフォーマンスされ、ダンサー12人とともに最高難易度のダンスを繰り広げる。この日何度もあった息をのむ瞬間がまたしても起こるなか、本編が終了となった。 アンコールを求めるオーディエンスの大知コールと手拍子に導かれるように、ツアーTシャツに着替えた三浦大知がふたたびステージに登場。会場にいるひとりひとりからパワーをもらってライブが行えたことや、三浦大知のエンターテイメントはファンのみんなといっしょに作っていくからこそ自分ひとりでは行けない場所に連れていってもらえることを感謝の気持ちを込めて伝えると、会場全体があたたかい拍手と歓声に包まれる。 そして、3月22日にニューアルバムの発売が決定したことを発表すると、さらなる大歓声が沸き起こる。そのアルバムのなかから新曲の『Hang In There』がアンコールの1曲目として初披露された。『Hang In There』とは「がんばって」や「乗り越えて」といった意味だが、三浦大知の音楽が聴いてくれた人たちの背中を少しでも押せる、そんな音楽になったらいいなという想いを込めてパフォーマンスされた。 メモリアルな1日の最後を飾ったのは三浦大知の音楽に対する想いを込めた「music」。「今日は音楽でつながってくれて本当にありがとう!」と心からの感謝を伝えるとともに、最後は、何度も飛び跳ねた一日であったが、三浦大知とダンサーと12,000人のオーディエンスがこの日いちばんのジャンプでライブを締めくくった。 アスリートのように常に自己更新を続ける三浦大知。きっとこの日のライブも近いうちに更新されるのだろうが、紛れもなく2017年1月22日時点での最高到達点となった三浦大知のエンターテイメントショーであった。 尚、3月22日にはニューアルバム『HIT』とこの日のライブを収録したライブDVD&Blu-ray『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2016 (RE)PLAY』の同時発売が決定しているので、ライブを生で体感できた人も、残念ながら見れなかった人も、アルバムとライブ映像を手にしていただき、三浦大知が新たに見せてくれる景色を楽しみにしていてほしい。