アイドルからも「可愛すぎ」注目されるNMB48太田夢莉の魅力

「次代のエース・センター争い」は、2017年に向けて加速し、面白い展開を見せている。2016年12月に放送された「第49回日本有線大賞」で『僕はいない』のセンターを、チームN(1月よりチームBⅡ)の(おおた・ゆうり)が務めた。その儚げな表情、仕草が多くの視聴者に衝撃を与えたのか、ツイッターや検索ワードランキングでトレンド入りを果たすなど、太田に集まった注目は相当なものだった。

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今年開催された総選挙でも52位という好順位にランクイン、ユニット曲ではセンターを務め、年末に行われた第67回NHK紅白歌合戦「夢の紅白選抜」48名の中に名を連ねるなど、次世代メンバーが大挙するの中でへの期待値は日を増すごとに高まってきているように思える。

ファンには「何をいまさら!」と思いでしょうが、彼女をまだ知らない方にとは何者か!?について、今稿では記していきたいと思います。…と、書きましたが、太田の「魅力」を端的に伝えるのは非常に難しい。

太田の盟友、の須藤凜々花が「見た目で世間を振り向かせることが出来る人」と称すルックスはまさに眉目秀麗、華しかない。乃木坂46の高山一実は「可愛すぎたぁぁ!ドストライク!!!」とブログに記したほどだ。彼女のルックスに関しては、多くのメンバーが手放しで絶賛。過去には「1万年に1人の逸材」「天使」という呼び名がついたことも。しかし、当の本人は「私のことを可愛いって言うヤツは全員ゴリラ」と、褒め言葉は揶揄にしか聞こえていないことを口にし、自らの容姿を「下の下」と卑下するなど、もはや謙虚という言葉を通り越した過小評価ぶり。

「可愛いを作るのは苦手」とも断言している。何か褒められるとついつい反語してしまいたくなる、そんな自分の性格について「非リア充」とバッサリ。

また、Twitterでボソリと「ダニの気持ちが知りたい」と呟いたり、本年度の七夕の短冊に書いた願いは「吸血鬼になれますように」(しかも小学生からの夢だそうで…)と、独特の思考回路から絞り出されたエッジが立ちすぎた言葉は人を困惑させる。かと思えばTwitterに「どうしても2015年のまでのが自分なのに自分だと思えません。行動や言動が不可解すぎる。きっと誰かが操っていたんだろう」と記し、過去に発言した内容を黒歴史と斬り捨てたことも。

掴もうと思うと振りきられること間違いなし。一癖も二癖もある性格は、山本彩曰く「ツンデレを極めた中二病」。反抗期&思春期のど真ん中を走る、マージナルガールといった趣でだろうか。可愛い!から入り、その本質を知っていくうちに驚きを覚えるだろう。

とかく一風変わった少女、という評価になりがちだが、それだけで終わらせるにはもったいない。クールな見た目とは違い、その内面は実に熱い。

デビュー当初の太田のパフォーマンスは、それはお世辞にも良いとは言い難い出来栄えだった。3期生の中でも一番遅くに劇場デビューを果たしたことからも察せられるように、周りについていくのがやっと、振りを合わせることで精一杯といったレベル。先生にも毎日のように叱られていたと、太田本人も語っている。しかし、折れることなく、ひたすら地道に自己研鑽を積んだ結果、柔らかな手先までの表現、表情の使い分けまでこなせるようになるなど、日を追うごとにメキメキと上達。一気にチーム屈指の立ち振る舞いを見せるまでに成長した。決してどれだけ努力したか、練習したか、ということは公言しない。成長した姿は己の身をもって示していくという奥ゆかしさ。彼女の努力家の面は今年度の太田の生誕祭に送られた加藤夕夏からの手紙にも表れている。

その熱さは応援するファンへも向けられる。昨年、アイドル誌「BOMB」と755のソロ写真集争奪戦企画に参戦した際、結果は惜しくも逃してしまったものの共に戦ったファンに向けての感謝を2000字以上に渡る長文にしたためたことも。普段、多くは語らないが、ファンへの愛を隠さない。時に飛び出すトゲしかない毒も、彼女なりの愛情表現なのだろう(と思いたい)。

昨年の生誕祭では「15歳の1年間は全く進歩のなかった1年」と冷静に分析。この1年、飛躍の年にすべく、心身共に成長を果たした。当サイトでは8月に彼女の単独インタビューを掲載。未来ののあるべき形について実に冷静かつ情熱溢れる言葉で語っており、今年8月に開催された山本彩を除いたメンバーによるコンサート「いつまで山本彩に頼るのか?」において、完売と行かなかったと聞き涙ながらに「私はセンターのタイプではないと話していましたけど、やっぱり自分がセンターに立ちたいと思います」と高らかに宣言。今年10月に行われた組閣後のブログでは「新BⅡを引っ張っていきます」「私達に着いて来てください」と2017年1月より始まる新たなチームに向けて熱い想いを綴った。いずれ訪れる山本彩去りし後ののことを真摯に考え、今は自分が強くあるべきだという想いを炸裂させ続けている太田、間違いなく悩み多き少女は大きく前進し続けている。この想いが決して「誰かに操られた」発言ではないことを祈りたい。

時に「変わり者」だと彼女を指す人もいるのでしょうが、彼女は自分に対して誰よりも正直だからこそ、誤解されてしまうだけの話。嫌われることを恐れず、己を全開にする。だからこそ、山本彩も太田に多大なる信頼を寄せ、AKB48高橋朱里も妹(弟)のように可愛がり、須藤に「私の生きがい」とまで言わしめる。

変りゆくにとって太田の存在は良き刺激になるはず。彼女の活躍では新たな地平へと歩みを進めていくことだろう。(田口俊輔)

写真(C)※2016年「いつまで山本彩に頼るのか?」より