今田耕司のグラビア撮影はアラーキーに似ている?
今田耕司が「芸人カメラマン」のパイオニアとして撮影を続けてきたグラビア連載「イマ撮り」が、ついに写真集「今田耕司が撮った13人のオンナ」(光文社刊)となって発売。「ほんまもんの美女しか撮れない男」の面目躍如で、13人のモデルたちのレベルの高さが話題となっている。このたび写真集の発売を記念して、安達祐実の夫としても知られるプロカメラマン桑島智輝と今田耕司が「FLASHスペシャル新春号」(2016年12月28日発売)で対談。「撮影あるある」が連発したその模様を今回は特別に全3回に分けてお届けする。 桑島 さっき今田さんが撮影されているところを見せてもらったんですけど、すごくしゃべりながら撮るんですね。僕はほとんどしゃべらないんですよ。 今田 まあ、今日はテレビ収録が回ってたのもありますけど、基本はあんな感じですね。 桑島 僕はずっとアラーキー(荒木経惟)さんが好きだったんですけど、今田さんも(写真集の帯文を指して)「イマーキー」ですよね。じつは今田さんの撮り方も荒木さんのスタイルと似てますね。 今田 えっ、マジですか!? ただの語呂合わせだったんですけど(笑)今山紀信とどっちにしよって。 桑島 荒木さんもどんどんしゃべって被写体の表情を引き出して、あっという間に撮って終わっていく、っていう。 今田 逆に桑島さんはどうやって撮っているんですか? 桑島 僕は、ひとまず撮って、テスト(写真)を見せるじゃないですか。そこで納得させるっていうやり方ですね。最初の一枚に全精力を注ぐので、そこでしくじったら大変です。 今田 僕はバラエティの延長線上みたいな感じやから、相手の人も最初はそこまでこだわってない感じなんです。撮っていって、いいのを見せて、ほら、こんなにかわいい、って喜んでもらったら大丈夫なのかな、って。 桑島 さっきの撮影では、撮ってすぐに(モニターに画像を)出しながらやっているじゃないですか。僕はその場で見られるのが苦手なんですよ。ダメな写真が映って、被写体のリアクションが微妙だったりすると、もう…。 今田 わかるわかる。だから、さっきの撮影でも、目閉じてる写真とかが出ちゃうじゃないですか。バラエティの企画だったからべつにいいですけど、プロの人だったら…。 桑島 そういうときはさっと早送りします。 今田 そうですよね。僕はホンマにかわいいコしか撮ってないですけど、プロの人はどんな相手でもかわいく撮らないといけないじゃないですか。そこは大変そうですよね。 桑島 そういう人のほうが逆に燃えるときもありますよ。逆光でなんとかしようとか、下から煽って撮ったりとか。 今田 スタイルいい人でも、全身を撮ったらスタイルよく見えないときありますからね。 桑島 角度とか光とかを変えるという手もあるし、そのポーズは一回終わりにする、というのもありますね。 今田 ここで撮ってもこれ以上展開ないな、って思ったら早く変えるんですよね。ああ、わかります。一緒でよかったです。 いまだこうじ ’66年生まれ お笑い芸人 写真集『今田耕司が撮った13人のオンナ』には、芸歴30周年記念1万字インタビューも収録 くわじまともき ’78年生まれ フォトグラファー ’04年デビュー。先日放送の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)にも出演 文・ラリー遠田