欅坂46が初ワンマン公演で魅せた革新的なアイドルの姿
2016年、様々な革命を起こし続けてきた欅坂46の初となるワンマン公演は衝撃の内容だった。 年末に紅白歌合戦の出場を控えた12月24、25日。世間はクリスマスで盛り上がる中、有明コロシアムで開催された欅坂46初のワンマン公演。会場は異様な熱気に包まれていた。 これまで、イベントにてそのパフォーマンスを披露したことはあったが、しっかりとセットリストを組んだワンマンは初。デビューから数々の伝説を作り上げてきた彼女たちの真価が問われる公演となった。 はじめに結論を言ってしまえば、初のワンマンは大成功な上に、革新を予感させるものだった。 ライブは、セットリストとして『大人は信じてくれない』からスタート。まず驚きだったのは、シングル楽曲を最後まで披露しなかったことだ。シングルをアンコール直前、つまりは本編の終了に合わせ一気にパフォーマンス。『二人セゾン』『世界には愛しかない』『サイレントマジョリティー』を立て続けに披露し、会場は割れんばかりの大歓声となった。今回は記念すべき初のワンマンライブ。ポイントで平均的に盛り上がるシングル曲を使いたいところ。しかし、あえてシングル曲を最後に持ってくる、規格外のセットリストだと言える。 この『大人は信じてくれない』から初となるワンマン公演を始めたことにも意味がある。欅坂46は、可愛いらしいメンバーのビジュアルとは裏腹に、時には「大人」に対する潔癖的な反抗心を見せつける演出もある。センターを務める平手友梨奈を中心に、作り上げられた世界観を表現していく。その欅坂46がメッセージ性の高い『大人は信じてくれない』を一曲目に披露することは非常に意味があることだ。 今回は、現在発表している楽曲をけやき坂46やユニット曲含めフルに使った、まさにいまの彼女たちの持てる全てを披露した公演となった。どの楽曲も、メンバー全員がしっかりとパフォーマンスをした。現在は、平手が欅坂46を象徴する存在だが、来年以降は新たなスターも誕生しそうな予感がした。 この日、有明コロシアムで欅坂46はまた新たな伝説をひとつ作った。欅坂46は「坂を上り続ける」と宣言をした。ここから、どこまで欅坂46は上へと駆け上がっていくのか?期待したい。