柴咲コウが超プレミアムライブで聞かせた極上の歌声
12月4日、六本木ビルボードライブ東京に急遽ラインナップされたのは、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の撮影中で多忙を極める柴咲コウ。この日の超プレミアムライブには事前のビジュアルイメージ公開がなかったため、ファンもその登場の瞬間に息を潜めて見守っていた。 「いつかここで歌いたい」と思い焦がれたというビルボードライブ東京のステージにゆったりと大きな歩幅で現れたのは、ショートカットに真紅の膝丈ドレス、軽快な口笛演奏を交えながらサラリとファーストソングを歌い上げる柴咲コウその人だ。 2015年6月発表の『こううたう』、続く2016年7月発表の『続こううたう』という2枚のカバーソングアルバムを、ピアノにドラムのみというアコースティックアレンジしたステージで展開。言うまでもないがメインディッシュはもちろん柴咲の歌声だ。シンプルな味付け故に誤魔化しの効かないステージながら、歌で多彩な表情を見せ終始観客を魅了した。 普段はせっかちで歩く速度も早く、「時速で言うと7kmくらい」と大きな笑いを誘った柴咲だが、大河ドラマ撮影という大仕事の最中に寝る間を惜しんで繰り返した練習から得た自信の表れか、この日のビルボードライブ東京は実にゆったりと上質な空気に包まれていた。まさに、超プレミアムライブと言える極上のステージとなった。 ライブ終盤には、夏に他界した飼い猫に思いを馳せ涙するシーンもあったが、会場からの大きな声援を受けると、それまで以上の笑顔と美声でこれに応えた。 柴咲自身「ライブは私とみんなのエネルギーの交換」と語っていたが、まさにそのエネルギー交換が感じられる一年の締めくくりに最良のアコースティックナイトとなった。 (カメラ/田中聖太郎)