アイドルのパフォーマンスを変えるJuice=Juiceの衝撃
Juice=Juiceが「Juice=Juice LIVE MISSION FINAL at 日本武道館」にて、念願だった武道館公演を成功させた。この日に魅せたステージは、極上のエンターテイメントに仕上がりアイドルのパフォーマンスの未来を感じさせた。 これまでも、道重さゆみの手により蘇ったモーニング娘。、ももいろクローバーZ、SKE48などなど…パフォーマンスに注目が集まるアイドルグループは少ないながら存在した。それぞれのグループが特色を出し、日々進化しながら最上級のパフォーマンスをライブで披露し、ファンを拡大。特にももクロはドームクラスの会場で次々と新たな伝説を作り続けている。どのグループもアイドルの「現場」に参加する楽しみを提供している。 これまで、男性アイドルグループではジャニーズを中心としてダンスパフォーマンスをしっかりと見せるコンサートが高い人気を誇ってきた。しかし、女性アイドルグループでは、歌って踊れるアイドルグループが現在のように取り上げられることは、メジャーアイドルグループに限っては長い間存在しなかった。 アイドル戦国時代と言われ、多種多様なアイドルグループが存在する現在。やっとここ数年でパフォーマンスを重視するメジャーアイドルが増え始めている。 その中でも注目をしたいのが、Juice=Juiceだ。 ハロー!プロジェクトは特にパフォーマンスに近年は力を入れてきた。フォーメーションダンスで異次元のパフォーマンスを開拓したモーニング娘。、全員が歌って踊れる℃-uteなど、パフォーマンスレベルの高いメンバーが揃うグループが多い。 その中でもJuice=Juiceは、「アイドルサイボーグ」とまで言われダンスも歌唱もパーフェクトにこなす宮本佳林を中心に、殆どのメンバーがハロプロ研修生として活動し、ダンス、歌唱をメジャーデビュー前からすでに高いレベルにまで引き上げていた。宮崎由加に関しても、様々なオーディションやユニットなどですでに活躍をしていた実績を誇る。 ハロプロ研修生は、パフォーマンスレベルの高いメンバーが毎回揃うことで知られる。「Hello! Project 研修生発表会」などのお披露目ライブやイベントも多く、それぞれがライバル関係の中で切磋琢磨しながらメジャーデビューやすでに活動しているグループへの新規加入などを夢見ている。この研修生制度の現時点で最も成功しているのがJuice=Juiceだと言っても過言ではない。 そんな実力を兼ね備えながら、Juice=Juiceは225公演を達成したライブツアー「Juice=Juice LIVE MISSION 220(ダブルツーオー)」を達成。このライブの数字は、アイドルとしては異例の数字だ。 これまで音楽業界では、若手バンドが実力やステージ度胸をつけるために武者修行と称して公演数の多いライブツアーを行うことは多いが、Juice=Juiceに関して言えば番組収録やレコーディング、握手会、イベントなどを同時並行して行いながらの225公演ものライブツアーということもあり、その苦労は計り知れないものだったろう。 このライブツアーが彼女たちを確実に強くし、一回りも二回りもレベルアップさせた。元々パフォーマンスレベルの高かったJuice=Juiceが、表現力、グループとしての結束力を手にした。今回の日本武道館公演ではその全てが完璧な状態で披露された。チケットを購入できたファンは、歴史的な瞬間を見たことになる。 アイドルはただ可愛ければいい、という時代は終わった。Juice=Juiceは、可愛いのはもちろんとして、ダンス、生歌での歌唱など、どれもハイレベルで見せながら日々進化していく成長ストーリーもしっかりと見せてくれる。 これからのアイドルは、演劇などの舞台も含めた「ライブ」が、売上の面も含め今よりさらに重要な活動となっていくだろう。その中で、確実にJuice=Juiceのパフォーマンスはアイドルグループの新たな扉を開けた。これからも彼女たちの進化に注目していきたい。