ヴィジュアル系とマッチョの抗争に終止符
カメレオが11月6日(日)、新木場Studio Coastにて開催された「DDTフェス2016」に出演した。 音楽活動だけでなく、身体を張った過酷な企画にも全力で挑むなど、「変幻自在」というコンセプトを掲げ、観る者にインパクトを与えるエンターテインメント集団・カメレオ。ヴィジュアル、ロック、アイドル、お笑いといった複数の顔を持つ彼らが今回出演したのは、DDTプロレスリングが開催した音楽フェス「DDTフェス2016」。 当日は、DDTプロレスリングの選手による試合と、筋肉少女帯、清水アキラ、DISH//、BiSH、ベッド・インなどによるミュージシャンのライヴが交互に進行。ノンストップで繰り広げられるプロレスと音楽が融合した夢の祭典に観客が熱狂した。 カメレオは、オープニングマッチの「カメレオ軍vsマッチョ29軍全面対抗戦 30分一本勝負」に登場した。この試合は、これまで4000年に渡って、血で血を洗う抗争を続けてきた“ヴィジュアル系”と“マッチョ”の因縁に終止符を打つべく、カメレオ軍は大鷲透、赤井沙希、島谷常寛の3人を、マッチョ29軍は、諸橋晴也、才木玲佳、レディビアードの3人を従えて、3対3のタッグマッチを行なうというもの。 “ハンムラビ法典にある「目には目で、歯には歯で」という有名な条文は、当時激化していたヴィジュアル軍とマッチョ軍の報復合戦の拡大を防ぐためのものだった”──そんな諸説ありまくりなオープニング映像の後、まずは、マッチョ29がキレッキレの肉体美を、これでもかと見せつけるステージを繰り広げた。客席から「デカいよ!」「キレてるよ!」という歓声も飛ぶ中、カメレオは、X JAPANの『紅』をSEに、ダッシュでステージに登場。各自持ち場につき、ジャーン!と音を鳴らして演奏を…とおもいきや、すぐさまその場に楽器を置き、メンバー5人全員がマイクを持って歌って踊る『↑アゲていこう歌↑』でライヴをスタートさせた。「試合の前に身体をあっためてくださいね!」と、手拍子やコール&レスポンスを客席に呼びかけていく。続く『ダメ男』では、バブル時代を彷彿とさせるワンレン・ボディコンな女性ダンサー達がジュリ扇を振り回す中、熱の入った演奏を見せつけると、再び5人ヴォーカル曲の『万歳\(・∀・)/Music!』へ。 曲中で「僕らはバンドなんですけど」と言いながらも、披露した3曲中2曲で楽器を演奏しないというパフォーマンスを展開し、最後は恒例の『ハナゲコール』でステージを締め括った。また、ライヴ後はセコンドとしてエプロンサイドにつき、メンバー全員が選手に檄を飛ばしたり、一緒になってリング上でパフォーマンスしたりと、試合を盛り上げていた。 尚、試合は、マッチョ29軍のレディビアードが17時からはじまる生放送に間に合わないということで、リングイン後に即強制離脱させられるという衝撃の展開からスタート。「代わりに会場にいる別のマッチョ連れてきて!」というDDTゼネラルマネージャー・鶴見亜門氏の指示から、マッチョ29メンバーは楽屋へ急行。3対2という数的有利な状態でカメレオ軍が試合を進めていた。しかし、マッチョ29が代わりに連れてきた選手は、なんとDDTプロレスリングの社長・高木三四郎氏。一気に形勢逆転の雰囲気が漂うも、ロープワークから繰り出した“大社長”のラリアットが、味方チームの諸橋に直撃。倒れたところをすかさず大鷲がフォールし、見事(?)カメレオ軍が勝利。試合後は両軍が和解し、大団円となった。 「化粧vs筋肉」の一大抗争に終止符を打ったカメレオだが、現在行なっている「ワンマンツアー2016 #カメレオ維新」が、いよいよ11月25日(金)、EX THEATER ROPPONGIにて開催されるツアーファイナルを残すのみとなっている。 ヴォーカルのHIKARU.は、ツアー初日公演で「目の前にいるみんなを必ず笑顔にする、笑顔にできる強いバンドになるために、“変化”しながら、“進化”していく」と宣言した。