ももち卒業発表の「2周年公演」はどうだった?完全レポート
ハロー!プロジェクトの6人組アイドルグループ、カントリー・ガールズ。年末に向けてのライブツアーを開催中の彼女たちは、2016年11月5日に結成2周年を迎えた。その大切な結成日に、新宿ReNYにてライブを開催。 結果としてこの日、嗣永桃子が来年6月30日をもってグループ、そしてハロプロからの卒業、芸能活動を休止するという特大のサプライズが待っていた。嗣永卒業の報道は瞬く間に駆け巡り衝撃を与えた。それでも、「2~3年かけて、カントリー・ガールズのメンバーを一人前のアイドルに育てる」という目標が、卒業のその日までに達成できると考えることができたからの発表なのだろう。 「手探りの1年目」から1年、様々な経験を積み重ねてきたカントリー・ガールズ。まさに嗣永の育てたメンバーは、彼女が思う一人前のアイドルとしての姿を、この大切な日に見せた。 昨年の加入時に「ももち先輩のように、様々な世代の方に知ってもらえるよう、MC力、トーク力を磨いていきたいな」と語った梁川奈々美。その言葉通り、グループきっての頭脳派として、豊富な語彙を駆使し冷静に場をまとめる姿はとても14歳とは思えない。また、『涙のリクエスト』では、昨年4月からハロプロのアイドルとして活動を開始したとは思えない程の逞しさを見せるなど、全てにおいて成長著しい。 グループ最年少の船木結は、最大の魅力の一つである歌声が冴えわたっていた。中でも『ブギウギLOVE』で響かせるドスの効いた力強さと、流麗な声の使い分けは。一年前語った「身長の低さを感じさせないパフォーマンスがしたい」という言葉その通りに、随所でダイナミズムなダンスを披露。彼女もこの1年の充足ぶりを感じさせた。 森戸知沙希はこの日、体調が芳しくなかったのか、声が思う様に出ていなかった様子。それでも、ステージに柔らかさを彩る所作はさすが。『VIVA!!薔薇色の人生』での跳ねるようなダンスは楽曲のポップさを視覚化させる。 小関舞は可愛さを演出しつつ、ハードな曲では持ち前のハンサムさが光った。中でも最新曲『どーだっていいの』では魅力が炸裂。以前、トークイベントにて「まさに小関舞の曲です!」と豪語したこともあるように、冒頭の仕草から、キレあるダンス、ラストのセリフに至るまでカンガルきってのイケメンぶりを発揮した。 そして山木梨沙はステージに立つだけで、グループに安心感をもたらし続けた。『好きすぎて バカみたい』ではコケティッシュと、曲ごとに様々な表情を見せていくパフォーマンス力の高さを見せれば、先頭を切って場をかき回していくMCと、卓越したステージングでグループを牽引。その姿は、まさに嗣永譲り。 そんなメンバーの成長を喜ぶかのように、嗣永は終始にこやかな表情を浮かべていた。メンバーの姿を見て誇らしい気持ちだっただろう。しかし、自分の魅せ場となれば話は違う。『恋人は心の応援団』では“ザ・アイドル”たるカワイイの極地を見せる。その姿はさすがの一言、嗣永桃子のステージに対する矜持を強く感じた。5人の成長は間違いなく、嗣永桃子という稀代のアイドルの背中を間近で見てきたからこそだ。 それぞれ、この1年の歩みが色濃く表れた、素晴らしいライブを展開。だからこそ、嗣永の卒業発表時に、ファンは取り乱すことなく、優しく静かに彼女の話しを受け入れることが出来たのだろう。 この日を境に3年目へと走り出したカントリー・ガールズ。卒業まで残り8カ月、これから嗣永はカンガルに何を残し、そして5人は嗣永の教えをどのように活かしさらなる成長を遂げていくのか。これからも要注目だ。