AKB48で注目を浴びる福岡聖菜の魅力とは?
AKB48が11月16日に発売する、島崎遥香最後の参加曲となる『ハイテンション』。 PVのYOUTUBE再生回数が公開5日目で150万回を突破と、早くも注目を集めているが、今作は全タイプに収録されたカップリング『抑えきれない衝動』にも期待が高まる。今曲を歌うのは新ユニット“ウェイティングサークル”。野球用語の次打者が待機する場所を冠したユニットには樋渡結依、高橋希良、久保怜音や、チーム8の倉野尾成美、坂口渚沙、山田菜々美ら、AKB48の“次を控えるメンバー”若手メンバーが選抜されている。その中に名を連ねる一人のメンバーである15期生の福岡聖菜(ふくおか・せいな。愛称:せいちゃん)に、今強い光が注がれようとしている。 今回、福岡もツイッターにて発表しているとおりに「今日公開されましたが、、 な、、なんと、、 46thシングルカップリング 『抑えきれない衝動』 センターをやらせて頂きました」と大抜擢。 そんな福岡、この1年半での躍動は目覚ましい。昨年末に結成されたAKB48グループの次世代メンバーを集めたユニット「虫かご」メンバーに選ばれ、今年公開されたAKB48のドキュメンタリー映画「存在する理由」のパンフレット内の企画「東大生が考えた、コレが5年後の最強神7だ!」にてセンターに選ばれ、先日行われた「AKB48グループじゃんけん大会2016」でも見事勝ち抜き選抜入りと、次を担うメンバーとして今注目が注がれ始めている。 加入から4年目、決して大きなスポットを浴びてきたわけでない福岡。今、本格的なブレイクへと近づく彼女の魅力とは一体何なのだろうか? まずはルックス。元SKE48の松井玲奈は「AKB48 SHOW!」の企画で初対面した際「超かわいい!めっちゃかわいいから顔全然見れなかった!」という、最上級の褒め言葉を残したほど、キレ長の瞳が特徴的なオリエンタルな顔立ちは、美形の一言。スレンダーな体型とスラリと伸びた手足は155センチと小柄ながら、スタイルの良さ際立つ。16歳とは思えない程の大人の風格を漂わせている。 ルックスもさることながら、福岡を語る上でかかせないのはとてつもない“努力家”である点だ。 2013年、12歳でデビュー。しかし若さゆえか、デビューした頃は、誰もが心配する存在だった。 自分でも認める運動音痴かつ全くのダンス素人のため、体が上手く作れなかったのか、デビュー公演となった「パジャマドライブ」では冒頭数曲でスタミナが切れ、その後の楽曲では完全な棒立ちになってしまったり、途中で立ち位置を完全に見失う“迷子”と化して、市川愛美に誘導してもらうという、拙すぎる場面が散見されていた。コレオグラファー・牧野アンナにダメ出しされる日々が続いた。人見知りゆえ公演MCではたどたどしく、握手会では目を合わせて喋ることもままならない時期が続くなど、期待半分、不安半分というスタートだった。 しかし「ダンスが下手でも、一生懸命頑張る子です!」と自己紹介の際に書いていた福岡。その言葉の通り相当な努力を影ながら積んだのだろう、惨憺たるデビュー公演からわずか2カ月で、見違えるほどのダンスを見せるまでに成長。あまりのスピード成長ぶりに佐々木優佳里、篠崎彩奈は感嘆の声を漏らし、同期髄一のハイパフォーマンスを誇る湯本亜美は「すごい!」とのコメントを残し、支配人・茅野しのぶも福岡の努力をSHOWROOMにて認めたほどだ。それ以降も着々と練習を積み重ねた福岡は2015年頃から増えた舞台経験が活きたのか、さらに凄みを増す。キレイな姿勢から繰り出される伸びやかなダンスは見事の一言だ。元より持ち合わせていた豊かな表情を活かした表現力は一層磨かれて、切なさ、クールさ、そして無邪気さ全てを使い分ける。歌唱力も、本格的にボイスレッスンに通い始めたことで声量も増し声質は美麗に。センターを務める『純愛のクレッシェンド』は素晴らしいの一言。決してどれだけ頑張ったかを、ひけらかさない。ステージを重ねるごとに輝きを増す福岡を追うだけで、彼女がいかに日頃の鍛錬を怠っていないかが伝わってくる。 パフォーマンス以外の面でも成長著しい。トーク力がない!と自覚した福岡は昨年11月からトークスキルを磨くために、自身のGoogle+にてラジオ番組「せいちゃんのおはよーラジオ(仮)」の配信をスタートさせた。回を重ねるごとに喋りの技術はもちろん語彙も増え、メキメキと上達。その鍛錬の成果か、今や公演では卓越した仕切りを見せる機会が増えた。スタートから約1年、今なお「おはよーラジオ(仮)」は定期的に更新し続けており、こうした部分にも生真面目さが溢れている。 その努力はステージだけに向けられるものではない。握手会も真摯な対応で瞬く間に人気を博し、常に更新されるGoogle+に1日数通は必ず送られてくるモバイルメールの内容は常に丁寧。現在配信中のSHOWROOMでの、マッタリしたムードで展開されるファンとのやりとりなど、ファンとの交流に関しても楽しませることに思考を凝らし続けている。彼女に熱心なファンが多いのは、丁寧な福岡の姿勢によるものが大きい。同期にして盟友の向井地美音はかつて「せいちゃんは本当に可愛くて… 努力家だしどんどん美人さんになっててビックリ」と語った。この一言が福岡の魅力を端的あらわしている。 努力家だけでない、心根の優しさが滲むのも福岡の魅力を底上げする。 「選抜総選挙」では、開催毎にランクインするメンバーの姿をみて、ニッコリと微笑み大きな拍手で讃える福岡の姿が度々映し出される。今に至るまで、ランクインは果たしたことがない。それでも最後まで、壇上に上がるメンバーを優しく見守る福岡の姿は強く脳裏に焼き付いたファンも多いはずだ。また、台湾からの留学メンバーであるチームB・馬嘉伶(ま・ちゃりん)は、とある企画「仲良しの先輩Best3」にて福岡を選出。まだ日本語が上手くききとれない馬嘉伶に、福岡はMCの内容をゆっくりと丁寧に説明するのだという。こうしたエピソードが、掘れば掘るほど出てくるのも福岡の人柄を物語る。 そんな福岡に向上心が目に見えて表れる出来事が。 今年度の総選挙後のSHOWROOM、そこにはステージ上とは違い、悔しさを涙ながらに吐露する福岡の姿があった。ただ、悔しさをぶつけるだけではなかった。自分に何が足らなかったのか?を冷静に推敲。そしてファンと共に、「具体的にどう頑張る?前に行く?」を討論。結果、「遊ぶほど時間はない!」との結論に至る。決意どおり、福岡は着実に研鑽を積み重ねた。その結果のユニット入りであったのは間違いない。アーカイブがどこかに残っていれば、ぜひ見ていただきたい。彼女の熱き想いが伝わるはずだ。 そんな福岡を慕うメンバーは多い。今年度の誕生日の際には、同期、先輩後輩、果てはグループの垣根を超えて多くのメンバーからのコメントが寄せられた。過去、柏木由紀は「愛されキャラが羨ましい」とTwitterに記したことがあるほど。真面目で優しく前向き、誰もが福岡を愛さずにはいられないのだ。 彼女の座右の銘は「日進月歩」。まさに着実にその歩みを進め、今大きな舞台へと進みつつある。今年の生誕祭にて「来年はアンダーガールに入りたい」と目標を語った。新たな地平を行くAKB48のストーリーに、福岡聖菜の名前が刻まれるのは近いだろう。 アーティスト写真=(C)AKS