NMB48の歴史を変える逸材、山本彩加とは?
先日、2日間に渡り開催されたNMB48の6周年を記念する「6th Anniversary LIVE」。チームを一新する大組閣の発表や上西恵の卒業、16thシングルの選抜発表と、今年から大々的に叫ばれてきた次世代への流れを明確にするかのような集大成的出来事が次々と起こった。その中でも、一際大きな驚きを与えたのは、5期研究生。特に注目すべきは、山本彩加(やまもと・あやか、愛称:あーやん。2002年8月6日生まれ)のチームN昇格、そして選抜入りだ。6月28日に5期研究生としてお披露目されてから、4ヶ月弱での異例のスピード選抜。デビュー間もない頃から次代を担う存在と目されていた山本の大抜擢に、メンバー、そしてファンは歓迎の意を表明した。誰もが期待する、新たなシンデレラガール・山本彩加とは一体、どんな存在なのか? 同期の小嶋花梨は山本について「プロ意識が高い」と語ったことがある。その言葉通り、山本のプロ意識の高さは、とても新人とは思えないほどだ。 5期生初の番組収録となったYNN「GO!GO!5期生 はじめてのYNN」に出演した際に、緊張したそぶりを見せることなく、ハキハキとトーク。あまりのシッカリした受け答えぶりに、進行役を務めた木下百花は「あの子はスゴイよ」と、三田麻央は「すごい可能性を感じる!将来有望です」との絶賛のコメントを残した。 舞台根性も見事。8月25、27日に開催された「NMB48 リクエストアワーセットリストベスト235 2016」では『ハートの独占権』で“憧れの存在”と語る山本彩と共演、山本のシンメトリーに立つという大役を果たした。それだけでなく山本も目を丸くするほどの、堂々たるステージングを披露。26日に開催された「NMB48コンサート2016Summer~いつまで山本彩に頼るのか?」では、『絶滅黒髪少女』でセンターを任され、大観衆を目の前に見事なパフォーマンスを見せた。これだけの大役を務め、本来なら浮足立ってしまう所を山本は「自分に足らへんところがたくさんあった」と公演を振り返りこう語った。決して慢心せず、常に上への精神を持っていることがたったこの一言にも表れている。とても14歳とは思えないほどの意識の高さの持ち主である。 そしてアイドル性の高さ。あどけなさを残した、正統派美少女ぶりは目を惹き、155センチと小柄ながらも、ピンと伸びた姿勢の良さとスタイルの良さも持ち合わせている。また常に絶やさぬ笑顔が彼女のキラメキぶりを象徴している。その彼女のアイドル性の高さにいち早く気が付いたのは、NMB48の“ザ・アイドル”、元メンバーの渡辺美優紀だ。 8月9日にNMB48劇場で開催された渡辺美優紀卒業公演にて、渡辺本人が「これからのNMB48を担うだろうメンバーをセレクト」したという、「みるきー選抜」に5期生から唯一の参加を果たした山本。しかも須藤凜々花、ドラフト2期生の本郷柚巴、西仲七海、村中有基という先輩たちを従えてのセンターポジションという大抜擢ぶり。『待ってました、新学期』を堂々たる立ち振る舞いで魅せた。選抜にあたって渡辺は山本に「すごいアイドル性を感じた」とコメントを残している。山本が「6th Anniversary LIVE」において、渡辺のソロ曲『やさしくするよりキスをして』を披露したのも必然と言える。 意識の高さ、アイドル性の高さに加え、パフォーマンスも目を見張るものを持っている。ダンスは未経験ながらも、幼稚園の頃から9年間やってきた空手経験の賜物か、体幹の良さから繰り出される、静と動の切り替えは中々のもの。ダンスのキレだけでなく、表現力も卓越しており研究生公演での『禁じられた二人』で魅せる嫋やかさは素晴らしい。チームN次期副キャプテンを務めることとなった山尾梨奈も「表情にすごく惹かれて、画面に映るとオッてなる(笑)。可愛い」とブログに記したほどだ。本人も苦手とする歌は、まだ発展途上。それでも線が柔らかいボーカルは日毎に成長中。どうなっていくのかが楽しみだ。 どれもNMB48に加入後から始めたもの。それでも、ものすごいスピードで進化を遂げているのは才能はもちろんのこと努力があってのもの。山本について同期メンバーはKawaiian TV「NMB48 5期生密着 2016夏 ~ここから戦いは始まった~」内にて“努力家”と称した。日々研鑽を積み重ねてきた結果が、彼女の才能を目覚めさせ、ひいてはそれが選抜へと繋がったのだろう。 意識の高さ、アイドル性、努力家とアイドルに必要な全てを兼ね備えた山本。異例のスピード昇格は当然でしょう。ブログにて山本はこれからについて、「選抜に続けて入ることと、センターになることです。まだまだな私ですが、まずは、選抜メンバーさんの中に埋もれないように、全力疾奏します!」と強い気持ちと目標を記している。 これから様々な困難が待っているはず。それでも、彼女の向上心があればきっとその壁を見事乗り越えられるはず。きっと山本は、これから多くのファンの心とNMB48に、彩を加えてくれることでしょう。(田口俊輔) 写真(C)NMB48