ももいろクローバーZのコンサートがスゴイ理由
ももいろクローバーZが日産スタジアムにて2日間に渡り115446人の観客を集め「ももいろクローバーZ 桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」を開催した。 今回の桃神祭2016では、趣向をこらした演出が多く、日本各地の祭りを基調としたダイナミックなパフォーマンスを披露した。 ももクロのコンサートがスゴイ理由の一つに、企画性の高さがある。今回は、祭りがテーマとなっているが、本物の演舞や演奏ができる演者を呼び、「本物」の迫力を魅せる。ももクロのコンサートを楽しみに来ているファンにとっては新鮮なものであり、また衝撃をうけるものとなる。こういった、何においても妥協を許さない演出が毎回行われることで、飽きること無く次もまたももクロのコンサートに行ってみたいと思わせる。 そして、ももクロメンバーのひたむきな姿が見られるのも魅力だ。ここまで国民的な人気を誇りながらも、次々と新たな試練を与えられ、油断をしている暇も無く、もちろん天狗になっている暇も無い。常に前を向いて新たな可能性を模索している彼女たちの姿がしっかりとコンサートで確認できることで、ファンも応援を続けられる。 また、そのももクロを見守るファン、通称「モノノフ」達もコンサートの演出に一役買っている。統率がとれていることはアイドルファンの間では有名だが、それ以上に小さな子供からお年寄りまで、本当に幅広いファンが駆けつけながらもペンライトを使った応援、また歓声でコンサートを一緒に盛り上げようという意志が感じられる。桃神祭は、真夏の屋外ということもあり観覧の条件としては決して恵まれているわけではないが、それでもアンコール明け最後のMCまで大多数の観客が残り応援を続けていた。そこには、どうしてもエンタテイメントのイベントで発生してしまう「金を払って見に来ている」観客と、「見てもらっている」演者の溝はなく、誰もが一緒に楽しもうとする一体感が生まれている。 ももクロメンバー、コンサートを作り上げる演者や関係者、そしてモノノフが支えあっている状況がキチンとできているから、ももクロのコンサートは居心地がよく、そして面白い。この関係が崩れないかぎり、ももいろクローバーZは進化を続けていくだろう。 photo by HAJIME KAMIISAKA+Z