ももいろクローバーZが桃神祭でアイドルの常識を変える
ももいろクローバーZが、毎年恒例「ももクロ夏のお祭り騒ぎ」である桃神祭を日産スタジアムにて開催した。 「ももいろクローバーZ 桃神祭2016 ~鬼ヶ島~」と題された今回のお祭り。まず、驚かされるのが客層だ。本当のお祭り会場に来たかの様に、小さな子供を連れた若い夫婦から、中高生の娘とお揃いの法被を着込んでいるお父さん、フェス会場にいるような今時カップルから、持ちモノ全てがももクログッズのハードなファンまで、まさに老若男女勢揃いしている。通常のアイドル会場ではありえないような、多種多様なファンが駆けつけた。 そして、「祭り」が日本一似合うアイドル、ももクロメンバーたちによる馬鹿騒ぎなコンサートは圧巻。56117人(初日)のファンとともに、様々な企画を盛り込み飽きさせない作りとなり、盛り上がりは止まること無く続いていく。 通常、アイドルコンサートならば楽曲パフォーマンスが中心となるが、桃神祭ではももクロメンバーもお祭りを盛り上げるプレイヤーとして参加。もちろん、通常のコンサートと同じく楽曲のパフォーマンスもするのだが、この日の為の演目を多くの超一流の演者達と共に作り上げていくことで、いままでに見たことがないようなももクロの姿を見せ、最上級のエンターテイメントへと昇華させていく。こんな無謀な企画を成立出来るのも、ももクロメンバーのパフォーマンススキルが常に高い状態にあり、臨機応変に姿を変えていくことが出来るからだ。 次々とアイドルとしての壁を突破し、ここまで人気を拡大させてきたももいろクローバーZの活動の中でも、桃神祭は特別なものであり、実験的な要素をふんだんに取り入れている。祭りという日本古来の「ライブ」をももクロ流にしっかりと味付けして日産スタジアムという国内最大級のハコで超満員のファンとともに「楽しんで」しまう。これこそ、アイドルの常識を現在進行形で変え続けるももクロの凄さだ。 個人の活動も増える中で、まだまだ「ももクロ」としての限界地点が見えない彼女たち。どこまで、アイドルの…いや、エンターテイメントの常識を壊し続けてくれるのか?期待してしまう。 photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z