WCS(世界コスプレサミット)チャンピオンシップ 頂点決まる
猛暑を吹き飛ばすWCS(世界コスプレサミット)世界コスプレチャンピオンシップが、とにかく暑い名古屋でいよいよ開幕となった。 幕開けには大村秀章愛知県知事や河村たかし名古屋市長も出席となる豪華な顔ぶれ。そして世界30の国や地域を代表するコスプレイヤー60名がレッドカーペットを練り歩く。このオープニングイベントを皮切りに、とにかく熱い本戦が繰り広げられるわけだが、各代表からは既に鞘には収まりきらない闘志が伝わってくる。 今年で14年目となる世界コスプレサミットには過去最多となる30組60名がしのぎを削るとのことで、パフォーマンスは2日間に渡り行われる。日本のアニメ・漫画・特撮・ゲームを題材とした自作コスプレで2人1組のチームが2分半以内のパフォーマンスを行うという戦いには、厳しいレギュレーヨンが設けられているだけでなく、今年からは大型ビジョンとのシンクロ演出が可能とあり事前準備が更に大変だ。 そして、いよいよ30チームのパフォーマンスバトルが開幕。各チームがお国柄を活かした世界観、激しい動きにも崩れることのない衣装の作りこみ、さらに今年は例年とは違い電飾、可動コスプレ、映像とのシンクロとド派手な演出で会場のオーディエンスを圧倒した。 審査員を務める各国のオーガナイザーも「非常に厳しい審査だった」と語る狭き門をくぐり抜けたのは、ロシア、フランス、日本、イタリア、スウェーデン、タイ、カナダ、オーストラリア、フィンランド、韓国、インドネシア、アメリカ、メキシコ、ドイツ、デンマーク、台湾、フィリピン、イギリスの計18チーム。この18チームが翌日の本戦バトルで世界一を懸けて戦った結果は次の通りだ。 第3位・フランス アイドル文化がなく、アイドル不毛の地と考えられてきたフランスから敢えてアイドルというテーマでラブライブコスプレパフォーマンスに挑んだそのチャレンジ精神と可愛らしさで見事3位に。 第2位・デンマーク エルハンブルグの天使をテーマに圧倒的な衣装の作りこみと2分半に凝集された奥深いドラマ構成、そして可動装置を用いた衝撃的なラストシーンで見事準優勝に輝いた。 第1位・インドネシア トリニティ・ブラッドから激しいバトルを切り取ると、衣装や演技力やドラマ性だけでなく、胴体が一刀両断されるギミック、空を飛ぶ演出といったイリュージョン要素をふんだんに盛り込み、見るものの意表をついたインドネシアが堂々の優勝。 いずれもレベルは極めて高くまさに頂上決戦といった様相だったが、既に王道演出や作りこみだけでは“メダル獲得圏内”が難しい状況となっている。既に来年の開催が発表されている世界コスプレサミット2017、節目となる15年目の戦いはどれほどまでにレベルが上がってしまうのだろうか。