AKB48グループはなぜ、大運動会を開催するのか?
AKB48グループが、第2回目となる「AKB48グループチーム対抗大運動会」を開催した。さいたまスーパーアリーナへ多くのファンを集め様々な競技でしのぎを削った。アイドルが大観衆の前で運動会を行うイベントは、現在ではメジャーグループで大々的に開催しているのはAKB48グループくらいとなっている。 なぜ、AKB48グループは大運動会を行うのか? 女性アイドルとしては、この規模での大運動会は史上初、世界でも初だと思われる。この運動会、一度でも現場で体感してみるとわかるのだが、普段、華やかに歌い踊るメンバーたちが、髪を振り乱して必死に競技をする姿は圧巻。また、見どころとしては、合同でのコンサートでは見えづらい、バチバチとしたライバル関係を見られるところにある。 今回も、新しく行われたグループ対抗ドッジボールではAKB48とNMB48のギラギラとした白熱した戦いや、SKE48の全方向的に向かっている「負けられない」というオーラはこの大運動会くらいでしか見られない光景だ。 昨年度見事に優勝したTeam8が勝利を上げるたびに、他のチームがピリピリするムードは独特なもの。今回は、前回以上にTeam8への歓声が多く、優勝候補筆頭だった。 そんなTeam8が今回、最後のリレーでまさかのバトン交換のミスで失速。メンバーが号泣するというとんでもないドラマまで生み出す。そう、この運動会では総選挙と同じく、ガチンコならではの筋書きのないドラマが連発される。メンバーたちの奇跡を目の前で共有することが出来るイベントとなる。しかし、総選挙と違うところは「シンデレラ・ストーリー」が生まれやすいところだ。今回も、下馬評を覆しチームNIII(NGT48)が優勝をしたが、その中でもエース加藤美南が神憑り的な活躍で大注目を浴び、山田野絵も持ち前の運動神経を活かしスーパープレイを連発した。この二人以外にも、普段はなかなかメディアで見ることが出来ないメンバーも多く活躍することがあり、それもまた、大運動会の醍醐味となっている。 通常のアイドルならば、イベント、劇場公演、ライブ、コンサートで活躍することを求められる。しかし、その場所ではどうしてもセンターを務めているなど、限られたメンバーが注目を浴びる。大運動会では、すべてのメンバーに…たとえそれが、運動音痴だとしても活躍するチャンスがある舞台となっている。 AKB48グループのメンバーにとっては非常に重要な大運動会。ファンとメンバーをより結びつける大事なイベントとなっている。 写真(C)AKS