チャオ ベッラ チンクエッティ 10周年記念LIVEで明かした変らぬ夢
8月2日の記念すべき日に「チャオ ベッラ チンクエッティ!!!! 10周年記念LIVE!!!!」が開催、満員のファンを集めて熱気あふれるステージが展開された。 チャオ ベッラ チンクエッティは、2006年にハロプロエッグから選抜された6人で結成されたTHE ポッシボーとしてデビュー。メンバーの卒業、何度かの解散危機を乗り越えて、ここ数年は人気のV字回復が話題に。一年前に現在のグループに改名して、岡田ロビン翔子(ロビン)、後藤夕貴(ごとぅー)、橋本愛奈(はしもん)、諸塚香奈実(もろりん)の4人で活動をしている。 10周年記念のライブは、メンバーによって考えられたこの日だけのスペシャルなセットリスト。岡田ロビン翔子がレギュラー出演しているbayfm「THE☆BAY LINE」での共演が縁で、声優・山寺宏一が様々なタッチで「チャオ ベッラ チンクエッティ」というボイスを収録したライブ開幕のSEに続いて、最新アルバムから『BOOM!×3~ジェラしっちゃうぞ!焦らしっちゃうぞ!~』でライブはスタート。モノトーンを基調にしたセクシーなコスチュームで登場したメンバーは、序盤はほぼノンストップで『Do Me! Do!』、『ギミバニラ!』など近年の楽曲を中心に男女のドラマを演じるように舞い歌う。満員の客席では、サイリウムが放つ様々なカラーの光が、リズムに合わせてステージとコンタクトをとるかのよう。 序盤のパートが終り、メンバーが衣装チェンジのためにステージから下がると、ビジョンにはライブの1曲目で歌われた『BOOM!×3~ジェラしっちゃうぞ!焦らしっちゃうぞ!~』のMVが上映。各メンバーがスカーフを噛むなど表情がアップになると、歓声があがった。 MVが終わるとデニムのショートパンツにロビン=ピンク、ごとぅー=イエロー、はしもん=レッド、もろりん=ブルーといったそれぞれのメンバーカラーのシャツに身を包んで登場。歌いたい曲が多すぎて…と組まれた約15分に及ぶ「10周年スペシャルメドレー」は、初期の楽曲を近年の楽曲である『人生はパーリィー! だぁー!』と『なんじゃこりゃ?!』ではさんだ構成。『主食=GOHANの唄』で、当時のカワイイ歌声を再現するも、すぐに現在の歌唱スタイルにもどってしまうが、THE ポッシボー初期楽曲を今のメンバーのスタイルで聴くのも10年のキャリア、成長を体感できるというもの。最近知ったファンには新鮮で、長く応援してきているファンには久し振りに生で聴く曲もあったことであろう。 メドレーのラスト、『なんじゃこりゃ?!』は、曲の途中にアカペラを交える「ボーカル・ヌード」の形で披露。ブレイクではロビンが「今日はいつもの10倍声出して行くよーっ!」と客席を煽ると客席もそれに応えてヒートアップ! 本編ラストとなるブロックは、歌詞にメンバーのキャラクターを紹介するフレーズも織り込まれた『True Hearts~ファンタスチック4~Ver.A』から再びライブがスタートするかのようなテンションで、ロック色が強いナンバーがノンストップでたたみ掛ける。繰り出される楽曲は、光のウェーブがきらめく演出の「希望と青春のヒカリ」などV字回復への序章ともいえる2011年終盤の3ヶ月連続新曲発表、ライブシングル発売の3曲に、今やアンセムの『全力バンザーイ! My Glory!』の一斉ジャンプで、この日一番の場内の一体感に会場が揺れた。 アンコールでは、2013年のライブイベントで共演以来、楽曲提供などで縁の深い、UNICORNの手島いさむが登場。客席はTESSYコールで大歓迎。最新アルバム『Alive 4U!!!!』の中で、手島が参加した「Dream More Dreams!」が、そのレコーディングを生再現するかの要にアコースティックで披露された。 手島いさむを見送った後、ステージに残ったメンバーは10周年を迎えて一言ずつ語った。後藤「10周年を無事に迎えられたことに感謝します。今日のライブは振り返ることより前を向いて挑もうと思いました。これからもみんながワクワクするようなことをやっていきたい。10周年を迎えられたんで20周年もあるんじゃないかなと思います」 橋本「つんく♂さんに選んでもらったメンバーがまさか10年も続くとは思わなくて、解散危機も何度もありましたけど、それを全部乗り越えたのもファンの皆さんのおかげかなと思います。私は特にネガティブですから(笑)やけ酒したいときもありますけど(笑)そんなこともひっくるめてこれから愛してくれたらいいなと思います」 諸塚「始めた頃は自分よりかわいくて歌がうまい子が多くて、自分に自信が持てなかったんですけど、この10年間で皆さんから貰った愛や応援で、自分に自信が持てるようになったなって思います。感謝しか無いです」 ロビン「本当にいろいろあったんですけど、この10年間を私は誇りに思います。はしもん、ごとぅー、もろりん、あっきゃん、かえぴょん、10年前にこのメンバーに会って、決してアイドルの王道ではないところを歩んできた私たちですけど、こうして続けられたことは軌跡だと思うし、ここまできたらいつかメンバーが結婚して子供を産んだとしても、またここに帰ってこられる場所になりたいなと思うし、まだまだ面白いこと、いっぱい企んでるんで(微笑)最近、私、口にしてませんけど、大きな場所で(ライブ)をやりたいって夢は変わってませんから!」 ラストは2006年のインディーズ・デビュー曲『ヤング DAYS!!』をアカペラから歌い始める近年のライブ・バージョンで、感謝をこめて歌い、客席もトレインでつながる一体感、多幸感で幕を閉じた。 ……はずが、鳴り止まぬチャオベラ・コールに再びメンバーが登場。その時、客席はファンからのサプライズで白い光のサイリウムの波。そしてライブのアゲ曲あり、メンバーとファンの夢に向かう強いハートが歌われる『永遠ファイヤーボール!』。タオル回しで盛り上がるのが定番スタイルも、この夜はサイリウムを振る姿も多く見受けられ、チャオ ベッラ チンクエッティの10周年を祝福した。リーダーのロビンは「11年目もまだまだ突っ走ります!」を力強い言葉を残して、10周年の宴が幕を閉じた。 10周年記念ライブの翌日、8月3日にニュー・アルバム『Alive 4U!!!!』をリリースして、この夏は各地で発売イベントの他、対バンなどライブイベントに多数出演。そして9月からコンサートツアーが始まる。走り続ける11年目のチャオ ベッラ チンクエッティ。今夜のライブで歌われた多くの思い出が刻まれたロック・チューン「電光石火Baby!」の歌詞の通り、チャオベラの「未来はこの手の中」にある! Text 高島幹雄