松岡充が魅せた「DAYDREAM BABYS*」での実験的エンタメ
アーティスト・俳優として活躍する松岡充(MICHAEL/SOPHIA)が発案する、新型バラエティ・エンターテイメント「DAYDREAM BABYS*」(略称:DDB*)が、赤坂BLITZにて開幕した。 今回の「DAYDREAM BABYS*」、マスコミ向けの公開稽古を見て感じたことは、松岡が音楽、演技という自身のキャリアで表現してきたことを、「総合エンタテイメント」として魅せようとする姿だった。 実験的に様々な要素を詰め込み、その全てに松岡の原点である「音楽」の匂いを漂わせる。出演者も、松岡充に縁の深い荒木宏文、平田裕一郎、五十嵐麻朝、真緒、さらに、スペシャル・ゲストミュージシャンとして、Bassに恩田快人(元JUDY AND MARY)、Guitar に豊田和貴(MICHAEL/SOPHIA)を迎えた。 構成・演出は、舞台「私のホストちゃん」シリーズを手がける村上大樹。芝居の脚本には、人気放送作家の鈴木おさむが「DAYDREAM BABYS*」のために新作ストーリーを書き下ろすという力の入れようだ。 これだけ豪華な面々が揃って、松岡とともに作り上げる舞台は刺激的。劇はシリアスなものからコント調のものまで、さすがとしか言えない演者達のスキルでグイグイと観客を引き込んでいく。そして間に入るライブもすべてが本気。前座として平田と五十嵐が結成したラップユニット、KAKKY&GORY(カッキーアンドゴーリ)が『ドレミのラップ』を2MCでクールに披露。真緒が得意のデスボイスでフロアを煽り、現在休中の自身のバンド、Sadieの名曲『陽炎』をエモーショナルに歌い上げると、荒木宏文は松岡作詞・作曲・プロデュースのもとで生まれた『STELLAR』を華やかなアクトで届ける。客席のボルテージが高まったところで松岡にバトンタッチすると、松岡はMICHAELナンバーから代表曲を小気味好くアクト。 そして鈴木おさむが書き下ろした「楽屋」での芝居へと続くのだが、セリフが現実の演者達とリンクしながらも、芸能・エンタメの世界で生きる男たちの本音がぶつかり合う。まさに迫真の演技で、息を呑む展開となる。そのまま、大団円のエンディングへ向かう流れは、信頼し合った仲間たちだからこそ描ける世界観だろう。 松岡は「ライブで育っていくステージだと思う」と話した。その通りに、これからも進化していくであろう「DAYDREAM BABYS*」から目が離せなそうだ。