あゆみくりかまき ”熊”から”人間”へ 武道館での”再熊”誓う
4月13日に1st full Album『あゆみくりかまきがやって来る!クマァ!クマァ!クマァ!』をリリースし、オリコンウィークリーランキング初登場8位を記録した関西出身のアイドルパンクDJユニット<あゆみくりかまき>が、アルバムを引っ提げて初の全国5都市TOUR「ボクらの熊魂2016~ここで一句!『東名阪 仙台広島 まわるんやぁ』~」のファイナル公演を、7月8日(金)赤坂BLITZにて行った。 ワンマンTOURとしては、今年1月に東・名・阪で行ったTOUR以来でショートスパンでの開催となったが、先だってグループ結成2周年を記念して5月12日(木)に行った「あゆみくりかまき重大生放送」にて、「7月8日(金)に行う赤坂BLITZでのワンマンTOURファイナル公演を最後に、“人間”の姿になる」と発表していた彼女たちにとっては、“熊”としてのラストライブTOURとなった。 会場には開場直後から大勢のまたぎ(ファンの総称)が詰め掛け、彼女たちの“勇姿”ならぬ“熊姿”を見おさめようと開演前から会場は異様な熱気に包まれた。開演直前のSEでお馴染のTHE HIGH-LOWS『日曜日よりの使者』から、あゆみくりかまき登場のテーマ『またぎイントゥサウンド』が流れると、DJのくりかがステージ下手よりフラッグを掲げて登場。ステージ中央に設置されたお立ち台に立ち、フラッグをはためかせてまたぎを煽動する。そしてDJ台に向かった彼女がスピンしたこの日の1曲目は、アルバムの冒頭を飾る『スターライトジャンボリー』。続く『心友フォーエヴァー』『ジェットクマスター』とアッパーな楽曲でたたみかけていくかと思いきや、『クマトナデシコ』『アナログマガール』といったインディーズ時代のポップチューンも披露。そして一転メジャーデビューシングル『鮭鮭鮭』では、“盛り上げ役”まきが「新巻鮭」と書かれた幟や「祭」団扇を手に、またぎをまきこんでの大騒ぎといったヴァラエティ豊かな演出で魅せる。 衣装をGジャンからブルーのチェックシャツに衣替えした彼女たちがは、(今回のTOUR名に因んで)メンバー各々のファイナル公演にかける意気込みを俳句で詠んだ自筆のボードを読み上げる。また抽選でパフォーマンスするカバー曲を選ぶといったほのぼの企画も用意され、『花火/aiko』を歌唱。 ここで、まきから「もうすぐ熊の姿から人間の姿に変わってしまう」ことを改めて報告。「姿は変わったとしても、これからもあゆみくりかまきのそばにいて下さい!」と語りかけ、『春色ディスカバリー』から怒涛の後半戦に突入。「これでファイナルやぞ!」とエモーショナルな雄たけびをあげて盛り上げた『WAR CRY』まで一気に本編を駆け抜けた。 そしてアンコール。ステージ後方に設けられたスクリーンに彼女たちの故郷“関西の森”が映し出され、突然ステージ前に白幕が下ろされる。そこでは、<熊仙人>が彼女たちにいよいよ人間の姿になることを告げるとともに、2017年度中に日本武道館でのワンマン公演を発表したあかつきには、そのステージで再び熊に戻すことを約束する映像が流される。続いてカウントダウンに合わせて映し出される数々の過去の写真から、遂に白幕に浮かび上がる彼女たちの人間の姿!この日初披露となる新曲『弾進GOOD!!!』のイントロにあわせて落された白幕の向こう側に、人間の姿となったあゆみくりかまきが露となった。 エッジーなリフが繰り返される、ハードコアなダンスチューンに合わせて、人間衣装に身を包んだ彼女たちが所狭しと躍動する。食い入るように彼女たちを凝視するまたぎと、生まれ変わった彼女たちとの邂逅。唖然とするまたぎをそのままに、これまた初披露となる新曲『旅立ちの唄』では、彼女たちが置かれている現況をそのまま歌詞にしたと思われるエモーショナルな言葉がスクリーンに映し出された。 「(人間の姿になることで)代わりがきく存在になるんじゃないか」(あゆみ)という葛藤と不安を口にしながらも、「新曲2曲と、こんなにもたくさんの心友たちと新たなスタートを切れたことを本当にうれしく思います」(くりか)「(日本武道館で)熊に戻れるように人間の世界で頑張っていきたいと思います」(まき)と最後の挨拶をすると、「素敵な世界」そして最後は代表曲「ナキムシヒーロー」を熱唱し、あゆみくりかまきの“熊ラストライブ”~“人間初ライブ”は幕を閉じた。 今夏には、昨年に引き続き『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016』や『SUMMERSONIC 2016』をはじめ数々の大型野外フェスティヴァルへの出演も決定しており、人間としての彼女たちの新たなステージが始まる。