最強のライブを見せるAKB48チーム8の魅力とは?
先日、千葉で開催された全国ツアーライブも大盛況のうちに終え、ネット上では「今こそチーム8公演を観るべき」の声が数多く上がっている。この日観客として訪れていたチーム4・北澤早紀は「もうみんなキラキラしてて、素敵すぎましたよー」と自身のGoogle+(6月26日付け)にて感想を述べている。ファンはもちろん、メンバーすら虜にするチーム8の魅力とは何なのか? チーム8を語る上で外せない“ピュアさ”“初々しさ”というキーワードは、3年目に突入した今なお健在。先日の総選挙でランクインを果たした坂口渚沙(北海道)、倉野尾成美(熊本)はもちろんのこと、山田菜々美(兵庫県)、永野芹佳(大阪府)、佐藤七海(岩手県)、小栗有以(東京都)、佐藤栞(宮城県)といったメンバーの煌めきは純粋培養でなければ生まれ得ない。 ただピュア、初々しいというイメージの裏にある“拙さ”からは大分遠くに離れ、今の公演では円熟味を感じさせる部分も増した。『あまのじゃくバッタ』のようなシアトリカルなダンスでは大人数が一糸乱れぬ動きで世界観を作り出し、『汚れてる真実』のようにハードな世界観を歌う楽曲では激しさ溢れるハイレベルなパフォーマンスを見せる。AKB48チーム対抗運動会で現在二連覇中と、そもそも身体能力バツグンのチーム8。ここに表現力も加わり始めたことで、パフォーマンスはさらなる向上を果たしている。 全国ツアーでは毎回意匠をこらした演出で盛り上げる。開演前には「チーム8ラジオ局」と題したメンバーたちによるトークセッションが流れ、本編が始まる10分前ごろに各地域出身メンバーによるソロパフォーマンスや特別ユニットのステージングが堪能できる「前座」が開催されたりと、とにかく冒頭から心をつかんで離さない。それ以外でも長久玲奈(福井県)がギター弾き語りで聞かせ、大西桃香(奈良県)はフラフープを披露するなど公演の合間には、必ず何かしらの驚きと楽しみをぶち込んでくる。一瞬たりとも見逃せない、ライブを展開しているのだ。 47人と大所帯ではあるものの、一公演16人の編成は踏襲されている。そのため全国ツアーといえど、毎公演登壇するメンバーはバラバラ。基本的に47人全員が同時にステージに立つのは大会場でのイベント以外では珍しい状態。例え見慣れないメンバーが名を連ねても、新たな発見が出来るのもチーム8の凄さだろう。 中野郁海(鳥取県)、横山結衣(青森県)、本田仁美(栃木県)といった正統派な高テクニックダンスが武器のメンバーもいれば、谷口もか(宮崎県)は全力ガムシャラぶりでかき回す。左伴彩佳(山梨県)のフィギュアスケート経験が裏打ちされたしなやかな動きも素晴らしい。濱咲友菜(滋賀県)の正当派妹ぶり、チーム最小(144cm!? )の下青木香鈴(鹿児島県)は小柄ながらダイナミックな動きでどこにいても映える動きを見せる。年上組も若手とは違う魅力で惹きつける。太田奈緒(京都府)のドッシリと構えてる感は若さ溢れるチームにそれだけで安心感をもたらし、北玲名(石川県)のシットリおしとやかなムードは松井玲奈を彷彿とさせる。 …ここには書ききれないほど、一人ひとりが光り輝く。まさに「みんなちがって、みんないい」チームメンバーが、公演ごとに変わるメンバー同士と絡むことで、新たな化学反応を起こすのだ。毎回主役が変わっていく、ここに推し増しの醍醐味がギュッと凝縮されている。気が付けばハコ推しになっている、なんてザラだ。つい先日には歌田初夏(愛知県)、野田陽菜乃(三重県)、寺田美咲(長崎県)が新たに加入。これからまた新たなヒロインが生まれるはずだ それぞれが個性を発揮するも潰し合わないのは、彼女たち全員が「同期」だから、だけではない。その答えが公式youtubeにて配信されているドキュメント「Team 8 1年間のキセキ」にある。昨年加入した吉田華恋(福岡県)が初めて人前で歌う姿を、全員がジッとステージ裏で見守り、山田菜々美が『翼はいらない』で選抜された際に、横道侑里(静岡県)が大粒の涙をこぼして称える姿がそこには映っていた。他メンバーのために喜び泣ける…その“全員が全員のために一生懸命”という姿勢がチーム8の根底にあり、その想いが公演にまで貫かれている。これこそチーム8の最大の魅力だといえる。 劇場公演含め、観る場所、時間は限られている。しかし、今現在進行形で最高点を記録し続けている公演を見ないのはもったいない!ぜひ「会いに行き」その目で、その熱さに触れてほしい。 (田口俊輔) 写真(C)AKS