HKT48朝長美桜がはじめて考えた「卒業」
BUBKAで朝長美桜のインタビューを掲載するのは、実に1年ぶりのことになる。初の写真集『日向』がヒットしたことでもわかるように、多くの読者は彼女のインタビューよりも、きっとグラビアを求めているのだろうし、朝長美桜、というよりもHKT48自体が「活字よりも写真」に適したグループなのかもしれない。 ただ、筆者はさまざまな媒体で、この1年間で、4回ものインタビューを彼女にしていく中で、写真か らでは伝わらない「内面の変化」を感じとっていた。 そして、それはまもなく5周年を迎えるHKT48全体にも関連してくることでもある。 この号が出るころには、すでに総選挙は終わっているが、締切の都合上、このページの取材、執筆は総選挙の前に終えなくてはいけない。 相当、リスキーな話ではあるが、 編集部はそれを承知の上で、朝長美桜を起用することを決めた。 それだけ期待値も大きいのだろうが、この1年、朝長美桜を取材してきた筆者からしても、どんな結果に終わろうと、このタイミングで彼女が表紙を飾ることに意義がある、と感じている。 なぜならば、彼女は「変わりたい」と熱望し、実際に変わっている真っ只中にいるから、である。 なぜ、変わりたいのか? どのように変わっていくの? そして、本当に変わる必要があるのか? 昨年以降、彼女を巡る環境が大きく変わっていく中、それに歩調を合わせるように意識を変えてきた朝長美桜の成長を振り返りながら、今、彼女が思っている「本音」 を織り交ぜて、等身大の彼女を表現していきたい。昨年の秋あたりから、HKT48にはこれまでにない変化が起きていた。 これまでほとんど聴くことのなかった「卒業」の二文字が、チラホラ飛び交うようになった。そして、卒業していくメンバーは朝長美桜の同期、つまり2期生ばかり……身近な人間が去るごとに、嫌でも頭の中にあの二文字が見え隠れするようになる。 「はじめて自分も〝卒業〞のことを考えるようになりました。特に昨年の暮れ、梅本泉ちゃんが卒業したときですね。すごく仲がよかったので。ちょうど私も高校3年生になるタイミングだったし『辞めるとしたら、今なのかな』って。自分はこのままでいいのかなって思ったんです。それまでは想像することすらなかったんですけど、急に卒業が身近なものになってきたんですよね。ただ、私はまだまだ上を目指したいし、応援してくれるファンの方たちもたくさんいる。そう考えたら、もっと頑張りたい!って。だから、しばらく卒業なんて考えないと思いますよ(笑)」 一度、立ち止まって自分のことを俯瞰で見ることができたのは、彼女にとって大きな経験になったに 違いない。 そして、この7月にはチームHのキャプテンである穴井千尋が卒業する。 HKT48のファン以外には、なかなか伝わりにくいのだが、穴井千尋の卒業は非常に大きな出来事で、 HKT48の今後にも影響を与えかねないことなのだ。 先ほど、昨年から2期生の卒業が相次いだと書いたが、裏を返せば、1期生で、しかも選抜メンバーが辞めていくのは、穴井千尋がはじめてのケースになる。 「びっくりしました。私はマネージャーさんからの連絡で知ったんですけど、最初は『嘘でしょ?』って。キャップ(穴井)がいない風景は想像もできないし、考えただけでも怖いです」 他の姉妹グループのキャプテンとは違って、穴井千尋はグイグイ引っ張っていくタイプではない。た だ、自分のことを「ポンコツ」と自認した上で、それでも一生懸命、チームをまとめていこうとする姿は、 メンバーにとって精神的な支えになっていた。卒業を聞かされた朝長美桜が「怖い」と言ったのは、そんな大きな支柱が消えてしまうことに対する恐怖心でもある。 TEXT/小島和宏 インタビューの続き、そしてグラビアは…BUBKA7月号で! アマゾンで購入はクリック 朝長美桜、AKB48岡田奈々、SKE48二村春香のポストカード(3種からランダム一枚)が限定特典のセブンネットはクリックで購入