向井地美音、宮脇咲良、AKB48総選挙で世代交代は起きるのか?
初の新潟での開催となった「AKB48 45thシングル 選抜総選挙~僕たちは誰について行けばいい?~」。指原莉乃が圧倒的な強さで2連覇を達成したが、選抜メンバーにも大きな変化が訪れている。 今回、次世代と呼ばれる「次のAKB48を支えるメンバーたち」が選抜メンバーに多くランクインした。第13位に向井地美音、第14位に岡田奈々、第15位に高橋朱里がランクイン。 高橋朱里はすでに「次期」総監督候補の呼声高く若手のリーダー的存在である。勝ち気でサッパリとした性格でメンバーからの人気も高く、今回のランクインは大きな祝福を得ている。岡田奈々もその「生真面目すぎる」性格でリーダーシップを発揮。今回の総選挙では休養していた病名をしっかりと明かしたことで、よりメンバーからもファンからも信頼を獲得しただろう。この二人が選抜にランクインしたことは大きい。 横山由依の総監督としての活動でもわかるとおりに、これからのAKB48は強烈なカリスマが引っ張っていく構造から変わっていくと思われる。唯一無二のリーダーシップでAKB48を10年間引っ張り続けた高橋みなみ、絶対的エース前田敦子、そのライバル大島優子。圧倒的なカリスマがいることで全体的に役割ができ、ここまでAKB48は大きくなった。 これからの10年、AKB48がどうなるのか?カギを握るのは、「助け合い」だと感じた総選挙だった。他のグループに目を向けても、第一党を目指し一致団結したSKE48、山本彩を中心に、「渡辺美優紀卒業後」を見越して若手が躍進したNMB48、エース・センターの躍進、そして指原莉乃の2連覇を全員のメンバーが立ち上がり雄叫びをあげ喜んだHKT48。地元開催ということで、北原里英の選抜ランクイン、エース加藤美南の奇跡のランクインを達成したNGT48など、「絆」を確かめ「助け合い」をした結果が、それぞれのメンバーの順位に現れた。AKB48も前述の高橋朱里が中心となり総監督である横山由依を助け、その横山は今回、島崎遥香の卒業を考え直させるなど絆をみせていた。岡田も体調を整え、これからのAKB48を作る中で横山を助けるだろう。 その中で、突出する「次世代センター・エース」の存在も見受けられた。宮脇咲良と向井地美音だ。 二人共見事に選抜にランクインしたが、向井地に関して下馬評では必ずしも選抜メンバー入りできるという声は少なかった。シングル『翼はいらない』で初のセンターに抜擢されたことで「運営推し」の見え方もしてしまい、選挙では不利な状況だと言われたからだ。しかし、そんな状況も打ち破り、見事に速報から巻き返しての第13位は、エース・センターとして向井地をファンが認めた期待の証だ。何事にも真剣に取り組み、子役あがりのガッツもある向井地が、この結果を受けさらに2016年躍進することは間違いないだろう。また、スタイルもよくビジュアルが可愛いのも非常にポイントが高い。AKB48が人気を続けるには、わかりやすいビジュアルのメンバーが必要だ。グラビアでも活躍する向井地ならば、AKB48の顔として目立てるだろう。 そして宮脇咲良。AKB48においても、宮脇を次世代のエース・センターとして育てようという動きは去年から急激に速まった。その動きに宮脇も答え、しっかりと基盤はできている。今回、6位と大健闘をしながらも涙ながらに「来年は1位を目指してもいいですか?」と総選挙でスピーチした宮脇は、AKB48を背負っていく覚悟を、HKT48所属メンバーでありながらしっかりと意識している。昨年までは、AKB48に明確にライバルとなるメンバーがいなかった。それだけに、今回の向井地の大躍進は、宮脇を成長させる上でも間違いなく必要だった。 今後は総選挙楽曲、そして年末には様々な大イベントが控え「新しいAKB48」を提示していく場面が多くなっていくだろう。その中で、「指原莉乃、渡辺麻友」の次に続く向井地、宮脇がどうアクションを起こしていくのか?その全てに、AKB48の未来が託されていると言っても過言ではないだろう。 写真(C)AKS