吉川友ツアーファイナル ソロ6年目の決意語る
吉川友が、24歳の誕生日、5月1日にスタートした東名阪ツアー『吉川友バースデーツアー ~あと5分で本気出すよ?~』。そのツアーファイナルが、5月8日(日)、東京・原宿アストロホールで行われた。 24歳とひとつ大人になり、5月11日にソロデビュー5周年を迎える彼女。本公演では、さらに成長した姿をステージで見せてくれた。6月1日にリリースされる約1年1ヶ月ぶりの両A面ニューシングル『歯を食いしばれっっ! / チャーミング勝負世代』を、生バンドで披露するシーンも見られた。 ライブは、大森靖子が作詞作曲、サクライケンタが編曲を手がけたニューシングル『歯をくいしばれっっ!』から始まった。エレクトロニック・アコースティック・シャンソン・ロックというオリジナルなジャンルのナンバーを、レコーディングで大森に指導された新たな歌唱法で歌っていく吉川。ツアータイトルにある”あと5分で本気出すよ?”は、この曲の歌詞のフレーズから取られており、”5分ごと=1曲ごとにパワーアップしていく”という意味が込められている。その言葉通り、『URAHARAテンプテーション』『あまいメロディー』『WILDSTRAWBERRY』と、楽曲が歌われるごとに吉川自身も観客もテンションが上がっていった。 吉川はMCで、「今回のツアーはバースデーツアーでもあり、6年目に突入する記念すべきツアーでもあります」と語る。デビューから様々な経験をしていく中で、彼女に大きな影響を与えたのが、カフェオーレのCMで共演し、きっかレンとしてコラボしたキマグレンの存在だったという。 「私はずっと、アイドルはこうじゃなきゃダメだという考えがあったんです。ライブでも、歌は音源通りに歌わなきゃいけない。振りも教えてもらった通りにやらなきゃいけない。きちんとやるのがアイドルとして正しいと思っていました。でも、キマグレンさんとツアーを回らせてもらって、感情の赴くままに歌って踊って言葉を発していいんだってことを学ばせていただきました。今は、自分の言葉で気持ちで、歌に感情を乗せて歌えるようになりました」と語ると、彼女のキャリアのスタートとなったデビュー曲『きっかけはYOU!』をアコースティックバージョンで、しっかりと歌詞に気持ちを込めて歌唱した。そして、ここからは今回の初の試み、きっかバンドのメンバーを呼び込み、ギター、キーボード、ベース、ドラムという初のフルバンド編成でのライブを行っていった。 ニューシングルから、ロックバンド、アカシックの理姫が作詞、奥脇達也が作曲、そしてmichitomoが編曲を担当した『チャーミング勝負世代』を披露。ソリッドな曲調、吉川の力強いボーカル、パワフルなバンドサウンドが絶妙なマッチングを見せる。ダンサブルな『こんな私でよかったら』はグルーヴ感があふれ、『ダーリンとマドンナ』はロックチューンとなり、これまでの楽曲が生バンドの演奏で新鮮な輝きを放つ。『ハコの中のブルー』はハードロック化し、『水色』はパワーポップフレイバーあふれるサウンドへと変化。吉川のボーカルもダンスも、これまでと一味違うパワフルさに満ちていた。そして、『歯をくいしばれっっ!』をバンド編成で歌唱し、ライブ本編は終了となった。 アンコールは、イメージカラーの黄色のTシャツを着た吉川がステージに戻り、アップチューン『アカネディスコ』をノリノリでパフォーマンス。続けて『ずっとずっとずっと君がスキだ』を弾けるように歌唱した。 MCで吉川は、24歳となりソロ活動6年目に入る現在の気持ちを語っていく。「こうしてデビューから6年間、走り抜けることができました。それは、家族、スタッフさん、たくさんのライバル、親友、友だちの支えがあったからだと思います。そして何より、今日こうしてライブに集まってくださっているファンのみなさんのおかげだと思っています。この6年間、いろんな人と出会っていろんな経験をさせていただいて、遅いですが、ようやく目標、夢というものが見つかって、このステージに立つことができています。いつかは売れて親に家とか買ってあげたいなと思ってますし、そして最大の夢は、みなさんを大きな会場に連れて行くことです。何年何十年かかるかわからないですが、みなさんがおじいちゃんおばあちゃん、よぼよぼになるまでには必ずこの夢を達成してみせますので、これからも吉川友に熱い応援よろしくお願いします!」ファンへの感謝と自身の夢をしっかりと語った吉川に、観客は大きな拍手と声援を送った。 そして、再びバンドとともに、夢に向かって進んでいく思いの詰まった『Stairways』を感情を込めて歌い、会場を一体感に包み込んでライブは締めくくられた。 吉川友が新たな一面を見せた今回のライブは、彼女がこれからもステージで歌い続けていく強い気持ちや思いがしっかりと伝わる公演となった。