カントリー・ガールズがニコニコ本社で「あざとい」生放送
今年はカントリー・ガールズの年になる!…まだ2016年が始まって3か月ですが。アイドルシーンも破壊と新生を繰り返しながら、次のステージへと向かう最中ではあるものの、冒頭から、声を大にして言いたくなるほどカントリー・ガールズの勢いと成長ぶりが天井知らずに思えます。 デビュー当初は嗣永桃子プレイングマネージャー(以下:PM)という、立ち振る舞い、意識、トークと3拍子(+可愛さを加えると4拍子)を備えた先輩の存在はやはり大きかったのか、山木梨沙、稲場愛香、森戸知沙希、小関舞の4人は相当なプレッシャーを感じていたのでしょう。強烈な個性を輝かすまでにはいかなかったように感じました。 ただ昨年10月、声帯ポリープ手術のために嗣永PMが一時離脱するという危機を4人で乗り越えたことで、見事開花。パフォーマンスはもちろん、“魅せる”ということに関して急成長。さらには昨年11月5日に梁川奈々美、船木結という実力派の新戦力2人が加入し、さらなる進化を遂げました。 3月9日に7人体制後初となるシングル『ブギウギLOVE/恋はマグネット/ランラルン〜あなたに夢中〜』を発売。ガーリーさが光った前2作から一転、チョイ悪ブギーな『ブギウギLOVE』、クールな80年代テイストポップ『恋はマグネット』、アメリカのミュージカルナンバー『星に語れば』を現代風にアレンジした愛らしい『ランラルン~あなたに夢中〜』と、世界観から歌詞、曲調も今までにないほど飛躍。日ごと、自らパブリックイメージを破壊し前進しています。先日放送されたスカパー!音楽祭2016では『ブギウギLOVE』を披露。圧巻のパフォーマンスを見せ、カントリー・ガールズここにあり!という強烈なインパクトを残した。 そしてカントリー・ガールズは3月5日に池袋にあるニコニコ本社にてニューシングル発売記念の公開生放送トークイベントを開催。ただ、このトークイベントというのがカントリー・ガールズにとっては難題なのです。なぜなら常々インタビューにおいて、トークが懸念材料と語ってきており、その言葉通り、卓越としたステージングと比較すると喋りは心もとない面がこれまでも散見されてきたからです。昨年7月に初のニコ生を開催した際には、嗣永PMが7割方喋るのに対し、残り3割を4人で分け合うという、ほぼ嗣永桃子ワンマンショーとあいなっていたのが物語っています。 さて、この日登壇したのは稲場、森戸、梁川の三人という組み合わせ。スポークスマンにしてトークマシン・嗣永PMはバースデイバスツアー中と不在の中、ニコ生はどうなることやら…と少し心配した気持ちで会場に潜入。 しかし、そんな心配をよそに、三者三様の個性が炸裂した素晴らしいトークを展開! 稲場は嗣永から「会話のリレーがうまい!」との評価を受けていた通り、MC回しの中心を担う活躍を見せた。ただ、この日は持ち前の“あざとい”キャラが大炸裂!衣装の話では年齢ごとに配色が決まっているとのことで、「他の色は着たかった?」の質問に「ももち先輩と一緒の色なので嬉しいです」とカメラ目線で応えるというぶりっ子ぶりを開始4分で披露。その後も終始カメラを意識してはポーズを取るのはお手の物、常に上目遣いで話すなど“可愛さ”を演出。ツッコまれる度にとるオーバーリアクション等、その過ぎたるが及びすぎたあざとさには森戸から「いつもより磨きがかかってる!」とツッコまれる始末。 ぶりっ子の生き字引・嗣永PMのDNAはシッカリと稲場に受け継がれた模様。稲場のあざとさはこの日のキーワードとなり、MCの上々軍団・鈴木啓太からは「稲場さんのあざといだけで1時間生放送をやろうよ」と提案されたほど。まさに無双!と言うべき終始話題を作り続けてきた。 梁川は緊張で耳が真っ赤と初々しさが出ていたものの、二人から一歩引いたスタンスを取りながら自分の意見を通す物怖じしない姿を披露。読書家ということもあり、簡潔に答える安定感はもはやベテラン「子役クラス」。滑舌の良さも相まって、梁川が話すだけで場が引き締まる。喋りだけでなく、フリップに書かれた文字の美麗さからも育ちの良さが漂っていた。ただ“良くできた子”だけでなく、話終える時に自然とピースをしてみせたり「心」という言葉を「こここ」とたどたどしく話してしまうなど、稲場に匹敵する“あざとい”可愛さを見せる。ニコ生初登場とは思えない胆の強さには鈴木も終始驚きを見せた。逸材とは彼女ためにある言葉でしょう。 森戸はツッコミキャラが完全開花しつつある模様。ことあるごとに「私カワイイ!」アピールをする稲場に対し「計算でしょ」と真顔で釘を刺す。さらには稲場が可愛いモノ好きトークを披露する度に隣で爆笑、犬のことを「ワンちゃん」と呼ぶ稲場を「ワンちゃんって、あざといでしょ」とツッコミ。鋭いツッコミは梁川にも容赦なく牙を剥き、トーク終了後にピースを繰り出す梁川に「それはあざとい」と切り伏せる。ひいては梁川が読書家であるとの話に及ぶと「舞ちゃんにも本を読んでほしい」と、この場にいない小関に対しても流れ弾を浴びせるという狂犬ぶりを発揮した。しかし、次第に稲場へ感化されたのかプレミアム放送ではあざと可愛さを披露する場面も。この流れに対して稲場、梁川に攻められるも「横の二人があざとすぎるから!」と顔を真っ赤にして反論。切り返しのうまさは、以前までぽんこつなどと揶揄されていた頃が懐かしくなるほどです。 現場の空気を言葉でパッケージするのが難しいほどの楽しい空間。あっという間の1時間が過ぎ去った…体感スピードで5分ぐらいにも感じほど、濃厚なトークステージでした。稲場曰く「もっと喋れますよ」とのこと。その言葉の通り、ぜひトークライブも観たくなるほど、約半年ぶりとなったニコ生は神回となった。 嗣永PMは彼女たちの個性を活かすために、楽屋でトーク番組ごっこなるものを実施し、切り返しの上手さやアドリブ力を養うための訓練を行っているという。その鍛錬の賜物の結果がこの日のトークに表れていたのは間違いないでしょう。1年前のたどたどしさは一切ない、この恐るべき成長スピードには戦慄すら覚えます…。 本格的な7人体制は走り出したばかり。それでも“ももちがいる”グループという高い壁を越えようとする片鱗が、シングルと彼女たちの姿勢から溢れてます。もはやパフォーマンスもトークに関しても死角なし!新たな次元へと登り詰めるカントリー・ガールズのこれからが楽しみでしょうがない。