レコ大最優秀新人賞「こぶしファクトリー」新作は何がスゴイ?
第57回輝く!日本レコード大賞にて、そのインパクトの強すぎるグループ名で話題をさらった「こぶしファクトリー」。最優秀新人賞を見事獲得、またハロプロ歴代最速でオリコン週間1位を獲得するなど実力の高さも証明している。 今回、こぶしファクトリーが発売した『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』の楽曲クオリティが高いとして話題となっている。 そもそも、前作『ドスコイ!ケンキョにダイタン/ラーメン大好き小泉さんの唄/念には念(念入りVer.)』では、どの楽曲タイトルもグループ名と同じくインパクトが強すぎるのだが(一番まともな『念には念(念入りVer.)』も突っ込みどころ満載…)、すべての曲が捨て曲なしという奇跡のシングルとなっている。 『ラーメン大好き小泉さんの唄』ではシャ乱Qの楽曲を大胆にカバー。印象的なギターのリフとともに「ラーメン大好き」と繰り返される中毒性の高い楽曲。そして、「アイドルロックの大傑作」としてアンジュルム『大器晩成』と共に2015年評判を呼んだ『念には念(念入りVer.)』では、グルーヴィーなベースラインとキレのあるギターで尋常でない疾走感を演出しアイドルロックの新しい時代を切り開いた。『ドスコイ!ケンキョにダイタン』はイロモノ全開のタイトルであり相撲がテーマという変わった楽曲ながら、印象的な振付でしっかりと自分たちのものにし、いまや「こぶし」の代表曲になっている。 さて、今回の新作。前作に負けず劣らずの大傑作となっている。 『桜ナイトフィーバー』では、KANの楽曲をハロプロでお馴染みのダンス☆マンがアレンジを加えた。原曲よりもBPMを上げ、よりディスコ感を増したことで、キラキラとしたこぶしファクトリーの持ち味が生かされている。 『チョット愚直に!猪突猛進』は、前山田健一が丁寧に、そして大胆に仕上げた。ハロプロが大好きな前山田らしく、様々なハロプロ楽曲のエッセンスを振りまきながら、「ハロプロ名曲」を生み出してきた鈴木俊介がアレンジした「赤羽橋ファンク」がしっかりと聞ける。ファンキーなブラスとベースライン、そしてこぶしファクトリーの特徴でもある「こぶし」がファンクに彩りを添え唯一無二な楽曲に仕上がっている。 『押忍!こぶし魂』は、王道なハロプロサウンド。歌詞は苦労人である中心メンバー・浜浦彩乃を歌っているようでファンからの人気も高く、サウンドもディスコ~ソウルを下敷きにした良曲。遊び心満載で聞いていて楽しい。まさに、捨て曲なし! こぶしファクトリーになぜ、良曲が集まるのか? こぶしファクトリーは実力派の研修生が揃ったことで、新人離れした高いパフォーマンス能力を持ち、どんな楽曲でも自分たちの色にしあげてしまう力を持つ。だからこそ、クリエイターも「こぶしファクトリーなら歌いこなせる」と遊びや実験を大胆に行うことが出来、その遊びを予想を上回る形で返せるだけの実力をこぶしファクトリーのメンバーが持っているから、最高の循環ができている。 主要メンバーの浜浦彩乃は「次はレコード大賞を取りたい」と本サイトのインタビューでも話してくれたが、それだけのポテンシャルは十分に持っているグループ、それがこぶしファクトリーなのだ。アイドルの歴史を変える可能性を秘めているメンバー達から、目が離せなそうだ。 「一番になりたい」レコ大で大注目、浜浦彩乃の大きな野望