聖飢魔Ⅱ 新曲発表のサプライズ残し魔界へ帰還
D.C.17(2015)年8月15日RISING SUN ROCK FESTIVALのステージにて衝撃の期間限定再集結を遂げた聖飢魔Ⅱ。その後、「全席死刑TOUR」「続・全席死刑TOUR」にて全国各地を恐怖のどん底に陥れ、遂に日本武道館2DAYS公演で期間限定再集結を終え、再び魔界に帰還した。 8万人を動員した30周年公演の参拝券(チケット)は全会場即時ソールドアウト。解散後も信者(ファン)が増え続けるという異常な盛り上がりを見せ、参拝券(チケット)が入手出来ない信者が続出。その為、2月20日の最終公演はWOWOWでの生中継に加え、全国25館の映画館にてライブビューイングが実施されるに至った。 2月20日、大黒ミサFinalミサの会場日本武道館には前日のミサに引き続き、多くの信者(ファン)が会場に詰め掛けた。「今日のミサが終わればいつ会えるかわからない。。。」そんな戸惑いや不安を抱えながら開演を待つ信者達で会場は異様な熱気に包まれる。そして遂に30周年期間限定再集結ファイナル大黒ミサの火蓋が切って落とされた。楽曲『創世記』からスタート。棺桶からデーモン閣下が登場し悲鳴と歓声が鳴り響く。 ミサ前半戦のクライマックスは、悪魔が地球の天地をひっくり返し人間達を恐怖のどん底に突き落とし歌唱するという、伝説の『天地逆転唄法(てんちぎゃくてんしょうほう)』。6年前のアメリカ・ダラス公演で披露されて以来封印されていたが、この武道館最終公演で久々に披露された!ちなみに、この天地逆転唱法は、ももいろクローバーZの百田夏菜子が継承に名乗りを上げている。この日、デーモン閣下によって披露された本家・天地逆転唱法にて会場のボルテージはマックスに!! そしてミサ後半、突如、会場から大きなどよめきが起こった。デーモン閣下から、驚きの発表が行われたのだ。 「ミサは本日千秋楽をむかえ我々は何分か後には地球から去っていくが、諸君達に新曲を残して行く!テレビアニメ「テラフォーマーズ」の主題歌として新曲が4月に出る!普通は新曲出して、プロモーションして、ツアー周ると思うのだが、我々は違う!楽しみにしておけ!!」魔界に帰還する前のサプライズプレゼントに、悪魔(聖飢魔Ⅱ)ロスにもがき苦しむ信者達は涙を浮かべ歓喜の声が会場に鳴り響いた。混迷の続く人間界において、もはや「神」よりも「悪魔」を信ずる事に救いを求める時代が来たのか?はたまた人間の方が地球にとっては「悪魔」なのか?聖飢魔Ⅱはその謎かけを新曲に残した。 ミサは終焉に向かってトップギアに入り、そして遂に名曲『EL,DOLADO』が演奏されたあとに、浮かび上がる魔界への門そして魔界に帰って行く構成員の姿。魔暦元(1999)年12月31日に本活動を終え解散したミサを思い起こさせられる。重厚なセットにプロジェクションマッピング、乱れ飛ぶレーザー光線、ハイレベルな演奏力と歌唱力に鋭い話術を兼ね揃えた無敵の聖飢魔Ⅱが、重い魔界への扉の先の光の中に姿を消して行った、いつまでも鳴りやまぬ拍手と歓声、泣き叫ぶ信者達の姿がそこにあった。 30年の歴史を積み重ねた悪魔の集団聖飢魔Ⅱ。解散から16年、それでもなおこのような形でファンの数が増幅し続けるバンドは他に類を見ないだろう、恋愛ソングなど無用の、徹底したバンドコンセプトとメッセージ、確固たるテクニックに支えられた真のパフォーマンスが、時を超え多くの音楽ユーザーの心を捉え続けている。インターネット時代、世に残した作品が世代や国境を越えて広がり、地球デビュー以来最大の動員となった今回の再集結は、その30年という歴史の重みを体感するだけではなく、彼らの究極のエンターテインメントに、遂に時代が追いついた、そんな思いを起こさせた新たな歴史の1ページでもあった。次の再集結はいつになるのか。次なる復活を期待して止まない。 4月13日に発布(発売)される小教典(シングル)のタイトルは、『荒涼たる新世界/PLANET/THE HELL』。1999年に発布された前作から何と17年振りとなる。しかも当楽曲は4月よりTOKYO MXほかにてスタートするテレビアニメ「テラフォーマーズ リベンジ」の主題歌に起用される事になっている。「テラフォーマーズ」は「週刊ヤングジャンプ」(集英社)に連載中でコミックス発行部数(既刊15巻)は累計1,400万部突破の大人気漫画。原作者の貴家悠氏は聖飢魔Ⅱの熱狂的信者で、彼の熱いオファーによって新曲の制作が決定した。 貴家悠氏は既に完成した楽曲に対してこのようにコメントしている。「悪魔は去った。だがその教えは常に我々と共にある。先輩信者諸兄の子や孫が寝る前に毎晩聴かせて頂きたい名曲であります。(ちゃんと歯を磨いてからですよ)」 聖飢魔Ⅱとテラフォーマーズの世界観が生み出した唯一無二の珠玉の楽曲が完成した。聖飢魔Ⅱが活動を終え地球上から姿を消しても、悪魔の恐怖からは逃れる事は出来ないのだ。まだまだこれからも悪魔達に目が離せない。 精々用心してくれたまえ。 カメラマン:今元秀明