2016年最注目、ライブが破壊的に面白いBiSH
アイドルの枠を超えて活動し、伝説となったBiS。その「BiSをもう一度始める」と「チームBiS」でマネージャーだった渡辺淳之介、サウンド・プロデューサーの松隈ケンタを中心に結成をしたのがBiSHだ。 今回そのBiSHが、恵比寿LIQUIDROOMにて1月19日「TOUR FINAL ‘IDOL is SHiT’」を開催した。恵比寿LIQUIDROOMでのLIVEは、BiSの活動の中でもターニングポイントとなった場所であり、今回のBiSHのLIVEでもなにか起きるはずだと、満員のファンが駆けつけた。 『BiSH-星が瞬く夜に-』から始まったLIVEは、MCを挟むことなく『NO THANK YOU』まで8曲一気に突き進む。パフォーマンスのレベルは正直まだまだ「荒削り」。時折、ダンス中にメンバー同士がぶつかる、振りが合わない場面も見られた。ただ、それでも最高の楽曲を武器に汗まみれになりながら必死にファンと向き合っているメンバーの姿は美しい。 BiSの時もそうだったように、完璧なダンス、完璧な歌唱がアイドルに必ずしも必要なわけではない(勿論、パフォーマンス力は高い方がいいが…)。ファンへ向け最高の空間が作り出せれば、例え音が外れても、ダンスが合わなくても感動のLIVEは作り出せる。 BiSHもまた、LIVEでとんでもない奇跡を作り出していけるアイドルになれるだろうと再認識が出来た。リフト、モッシュが起こるフロアはまさにロックの現場と同じ熱量を感じる。熱狂できる音楽がそこにあり、それに必死に答えようとしているメンバーがいる。そして、一緒にファンもまたフロアから共にLIVEを一緒に作っている。アイドルのLIVE現場が徐々に画一化し、一部の大箱で様々な演出ができる人気のある幾つかの限られたグループ以外は、特色を出すことに試行錯誤している。 そんな中で、BiSHはBiSから続く「ロック」「ハードコア」の系譜を継ぐLIVE本来の面白さを作り出せる予感がした。 今回、LIVE中にavexからメジャーデビューをすることが発表された。 確実に言えることは、この日の「恵比寿LIQUIDROOM」のLIVEを境に、BiSHの現場がますます見逃せないことになった。これからメジャーデビューに向け、どんな奇策を、また驚きを見せてくれるのか?2016年、最注目アイドルグループの一つとなりそうだ。