カメレオ “セクシーな罰ゲーム”である熱い口づけ
1月10日(日)、カメレオが六本木ニコファーレにて『カメレオ4周年記念特番「めちゃ×4みなさんのおかげでした」ニコ生4時間スペシャル』を行なった。 2012年1月10日に初ライヴを行なったこともあり、毎年1月には大規模なアニバーサリーライヴを行なっているカメレオ。これまでは都内の会場でライヴを行なうことが通例になっていたが、昨年行なった47都道府県ワンマンツアーで、なかなか会場に来ることが出来ない人たちが多いことを改めて知った彼らは、「今年は全国各地のファンと4周年を祝いたい」ということで、ニコニコ生放送を通じたインターネットイベントを行なうことになった。第一部の<トークLIVE>、第二部の<LIVE>共に、リアルチケットは一瞬でソールドアウト。運良くプレミアチケットをゲット出来た少数の、そしてモニターの前にいる多くのカメコ・カメオ(カメレオファンの愛称)が、バンドの4歳の誕生日を祝福した。 第1部のトークライヴは、星野卓也氏による司会進行の元、さまざまなコーナーが行なわれた。「カメレオの4年間を振り返ろう!」のコーナーでは、彼らが“オレメカ”という名前で出演した正式始動前のシークレットライヴや、今やカメレオの定番となっている5人ヴォーカル曲を初披露したときの貴重な映像などが公開された。映像の合間には、白い紋付袴姿のメンバー5人による当時の暴露トークが繰り広げられたが、メンバーにはサプライズで、カメレオの前身バンドであるカル・ヴァリ時代の映像を大公開! まさかの秘蔵映像に会場からは驚きの声が、モニターの前からは大量のコメントが送られ、会場のLEDビジョンに映し出されていた。 他にも、カメレオにまつわる4択クイズに答えられなかったメンバーは、正規メンバーから研究生に降格させられたあげく、スペシャルゲストとして登場した “男と女のセンターライン。時代を作るニューカマー”ことPinky(ピンキー)さんから“セクシーな罰ゲーム”を与えられるという『カメレオヒストリークイズ』も実施。KouichiとTakeshiは見事正解、DaisukeとTakashiのギター隊2人が不正解と、2勝2敗となったところでHIKARU.に出題された「カメレオが47都道府県ツアーで集客したお客さんの人数は?」という最終問題に、なぜかメンバー全員が解答することに。結果は、まさかのKouichi以外全員不正解。“セクシーな罰ゲーム”である熱い口づけを受けつつ、研究生に降格させられてしまった。 再び正規メンバーに戻るために、そして“最近車内での会話が減ってきているというメンバーが、初心に戻って絆を取り戻す”ために、「カメレオの5人でクリアしましょう!」のコーナーで、ジェスチャーゲームなどに挑戦。結果としては見事なまでに大惨敗したのだが、ニコ生のユーザーアンケートで頑張りを認められて、無事に正規メンバーに戻り、第一部は終了となった。 休憩中もレア映像を放送するというサービス精神を発揮しつつ、第2部となるライヴがスタート。黒のジャケットスタイルに着替えた5人は、“新年一発目、派手にいこうぜ! 初っ端からアホになっちゃってください!”と最新シングル「パリピポ」を披露。フロアをぐるりと囲むLEDビジョンやライティングも手伝って、瞬く間にド派手なパーティー空間を作り上げると、「デビルくん」では曲の途中で5人ヴォーカルにスイッチするなど、ライヴ冒頭からすさまじい熱気を巻き起こして行った。また「↑アゲていこう歌↑」では、第一部でユーザーから募集していた曲中に流したい顔文字(【(☝ ՞ਊ ՞)☝】(HIKARU.が“こうか君”と命名)が大量にコメントされていたが、あまりにも独特な表情の顔文字なため、メンバーが曲中で「腹立つー!」と絶叫。とはいえ、その表情はとにかく楽しそうで、ひたすら全力で駆け抜けて行く。 他にも、「嘘も100回言えば真実」で骨太なサウンドを轟かせれば、“同窓会”がテーマになっているスカナンバー「D・S・K」では、メンバーが学生服を着た写真をビジョンに放映。いつもはポテチを客席にバラまくのが定番になっている「ニート姫」では、4周年で“めでたい”ということで、大量のたいやきをフロアに投げ込むなど、あらゆる方法でオーディエンスを盛り上げていた。 その中でもハイライトだったのは「4周年ライヴだけど、全曲やるわけにもいかないから……」ということで披露されたスペシャルメドレー。「君となう。」を皮切りに、初期曲の「愛と憎しみは紙一重」「嫌な奴ね、アンタ」「How much?」、5人ヴォーカルの「ごめんなさいっ!」などが組み込まれていて、ひたすら客席のテンションを上げ続けて行くメンバー達。そこからさらにTakeshiが先導を切る恒例の“ハナゲコール”をフィーチャーしたパーティーチューン「ハナゲの王様」になだれ込んだのだが、Takeshiがすさまじいテンションで「ハナゲぇ~」と叫ぼうとした瞬間に突如音が止まり、バラードナンバー「Turn Back Time」へ。メンバーにどっきりを仕掛けられたTakeshiが慌てまくるという場面も交えながら、ラストの「WE ARE KAMELEO!!」まで、全10曲をノンストップで繋ぐパフォーマンスを繰り広げた。 MCでは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、Takashiがビジョンに映っている大量のコメントを早口で読み上げたり、4周年記念ライヴというめでたい場所でありながらいつの間にかDaisukeが毛深いという話題に移っていたり、インターネットの有料配信やサブスクリプションサービスについて話したり(本当に一瞬だけでしたが)、さまざまな話題で盛り上がっていたが、「俺は今日も」を披露する直前で、HIKARU.がゆっくりと客席に話しかけはじめた。 HIKARU.「俺、歌うの好きなのよ。歌いながら死にたいぐらい、歌うことが好きで。メンバーのこともそれぐらい好きだし、周りにいてくれるスタッフさんのことも好きだし、なによりも支えてくれているみんなのことが本当に大好きです。だってさ、俺らただのクズ野郎ですよ? 変なツノつけて、ギャーギャー高い声出して、まともな職にもつけなかった僕らなんですけど、こうやって応援してくれるみんながいたからこそ、カメレオを続けてくることができました。本当にありがとうございます」 このレポートでもお分かりの通り、身体を張った企画に全力で取り組んだり、突然楽器を置いてアイドル風に歌い出したりと、彼らの活動スタンスやパフォーマンスは、従来のバンドとは大きく異なったものである。一風変わっているどころか明らかに異端児な彼らなだけに、カメレオのことをはっきりと拒絶する人たちも多いのかもしれない。しかし、100人中99人に嫌われたとしても、たとえ1人でも自分たちのことを好きになってくれたとしたら、その人を全身全霊でハッピーにしたい。そんなバンドの意志が込められたミディアムバラードから、彼らの想いがしっかりと伝わってきた。 HUKARU.「僕たちは世間から観たらクズ野郎だけど、カメレオっていうバンドを組んで、音楽っていう魔法を使ったら、誰かを笑顔にすることも、誰かを元気にすることも出来たんですよ。僕らは音楽や活動を通して、みんなにパワーを与えられるバンドになっていくので、これからもよろしくお願いします!」 そんなHIKARU.の言葉には一際大きな拍手とコメントが送られていた。 5年目のスタートを切ったカメレオはこの日、2016年春のリリースに向けてミニアルバムを制作していることを発表した。他にも、カメレオ初のモバイルファンクラブ「カメレオマニア」が3月7日にオープン予定。3月21日には記念イベントも開催することになっているが、ミニアルバム、ファンクラブともに詳細は後日追って発表されるので、彼らのホームページなどをチェックしていただきたい。 また、ライヴも続々と決定している。2月10日は横浜BAYSIS、2月12日はHEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3にて「HIKARU. BIRTHDAY LIVE」を、うるう日の2月29日にはTSUTAYA O-WESTにて『2016冬季カメリンピック -Vol.1-』を開催。こちらは、チケット一般発売日前の最終先行受付が1月16日(土)10:00から各プレイガイドにて順々に行われるので、気になる人はカメレオのオフィシャルサイトをチェックして頂きたい。 そして、4月17日には大阪NHKホールにてワンマンライヴ「カメレオ2016 春の祭典 ~浪花でデラックスするパターンのヤツや!~」を行なうことになっている。なお、大阪NHKホールは彼らにはとって初となる関西地方でのホール公演。しかも、笑いの本場・大阪ということもあり、いつも以上に気合いの入ったエンターテイメントを繰り広げてくれるはず! 2016年も話題を巻き起こし続けるカメレオから目を離さないわけにはいかない! カメラマン:MASANORI FUJIKAWA ライター:山口哲生