鞘師卒業後、モーニング娘。’16を支えるのは誰か?
鞘師里保衝撃のモーニング娘。卒業がついに現実なものとなった。 歌、ダンス、存在感どれをとっても今のモーニング娘。の象徴とも呼ぶべきハイパフォーマンスの塊であった鞘師。彼女なきモーニング娘。’16の姿が今の段階では想像し難い状態です。 この衝撃を埋めようとファンの間では早くもポスト・鞘師は誰なのか!?論争が紛糾。歌唱面ならば常に鞘師と対となる存在である小田さくら、ダンスならば石田亜佑美、ここにきて完全覚醒の様相を呈してきた佐藤優樹と、メディア、ファンの思惑を巻き込み様々な予想が飛び交っています。 そんな中で期待を寄せているのは12期メンバー4人です。加入から1年経ち、四人四色の個性豊かなキャラクターが輝きはじめた彼女たち。存在が、これからのモー娘。を語る上で非常に大きな意味を持って行くことでしょう。 野中美希はピアノで培った乱れない音感とクリアな歌声、バク転を得意とする身体性の持ち主、しかもトークもこなせるという文字通りのオールラウンダーへと成長。ライブにおける硬さも徐々になくなり、先輩たちに負けないステージングを披露している。『今すぐ飛び込む勇気』で佐藤優樹と共にフロントを務めたことで、華やかさも得た印象。 尾形春水は歌、ダンス共に未経験の状態で加入してから1年経ち、独特のリズム感が徐々に芽生え始めてきている。フィギュアスケートで養ってきた身体性が活きてくれば、さらなる活躍が期待できそう。当初は生田衣梨奈から方言キャラを奪う!と豪語するなど、新たな狂犬キャラとして覚醒するか?…と思われたものの、最近はどのキャラでも行き詰まり気味と自嘲する場面も。そんなポンコツ気味なマインドすら未知のポテンシャルと感じさせる、という何かを持っています。 スラリと伸びた手足、高身長、下がり目の眉が特徴的な正統派美少女の牧野真莉愛。研修生時代には、そのルックスで道重さゆみを虜にし、「推しメン」と語らせたほど。パフォーマンスに関してはまだ発展途上中であるものの、自らの弱点を理解し改善しようとする姿勢を見せ意識は高い。何よりその煌びやかな佇まいは、その場にいるだけで存在感を強く放つ。こういったオーラは、身に着けようと思ってそう簡単に身につけられるモノではない。そういう意味で類まれなる才能の持ち主でしょう。 最年少メンバー羽賀朱音は、研修生時代からのストイックな姿勢が磨かれ、さらにパフォーマンスが向上した印象。「趣味は歌」というように、見た目からは想像できないほどの力強く太い歌声は武器となり、加入当初から克服すべきと自らに課していたダンスに関しても堂々とした動きが見られ、成長スピードの早さが顕著に。もう一つの課題と語っていた表情の硬さも、少しずつではあるが変化してきており、さらなる進化を果たすのでは?とも期待できる。 それぞれが別々の成長を遂げ魅力を増している今、勝負となる今年どんなメンバーになっているのか楽しみでしょうがない。 そんな中、13期にあたる新メンバーを募集することが鞘師の卒業後すぐに発表された。詳しい概要などはまだ解っていないが、新メンバーが募集されるのは間違いない。 一方で、ファン間では根強く、研修生からの加入を願う声も大きい。 スキルフルなメンバーが数多く在籍し、楽曲ごとに硬軟自在のパフォーマンスを見せるベテラン一岡伶奈、1年ながら大人の色気も漂わす橋本渚。のびのびとした歌声を響かす涼しげな目元が印象的な美少女・小野田紗栞に、パフォーマンスに加えキャラクターに演技力も兼ね備えた逸材・高瀬くるみ…など、いつどのグループに加入してもおかしくない俊英だらけ。 中でも研修生最強クラスの技術とポテンシャルを秘めている段原瑠々、加賀楓の14、15年度「実力テストベストパフォーマンス賞」獲得者には、熱い期待と視線が送られています。 研修生はおろか、ハロプロトップクラスの呼び声高い歌姫・段原。滑舌の良さからくるソフトな声質、上下の揺れや伸び、エモーショナルさ切なさをみごと歌いわける表現力とボーカリストに必要な要素を高い次元で兼ね備えている。研修生発表会である「生タマゴShow!」において、多くの楽曲で重要なパートを担っていることからも、誰もが彼女の声に信頼をおいているのがよく分かる。近年では課題であったリズム感を完全に手に入れた上に、ダンススキルも上昇中。それ以上に、広島出身と鞘師と同郷かつ同じダンススクール出身、尊敬する人物は鞘師という物語としても文句ない要素を兼ね備えており、後継者としての側面を多く持つ彼女に対する期待値は並々ならぬものがある。 2012年12月より活動をスタートさせた加賀は、活動からわずか半年で藤本美貴の一夜限り開催の復活ライブでのバックダンサーという大役に選ばれたほどの、天賦の才の持ち主。長い手足を駆使し、鋭い動きから柔らかさまでも表現するダンスは日ごと凄味を増すばかり。こぶしファクトリーの和田桜子は「かえでぃのダンスからは重力を感じません!的確で綺麗でカッコよくて可憐」と評すほど。ただ踊りの人、だけでなく歌唱力に関してもハイレベル。特に『おへその国からこんにちは』での力強い声は、ライブで披露するたびに歓声とどよめきが起こるほど。今やステージングに関してはスキなし!自他ともに認めるストイックな性格で、研修生のパフォーマンスに関してまとめ役を担う。リーダーシップも持ち合せているのも大きなポイントでしょう。 段原、加賀は共にかねてからモーニング娘。加入を強く切望している。この願いが叶うのならば、面白いことになるのは確実です。また彼女たちは同期や後輩たちが軒並み新グループへと加入していく姿を目にしてきただけに、並々ならぬ思いがあるはずです。今現在13期メンバー追加の話題はありません。だからこそ秘密兵器のままにしておくのは惜しい、惜しすぎる! 12期、研修生共に余りある魅力を発揮しているのは非常に喜ばしいことです。鞘師という至宝を失うことは非常に寂しい想いですが、きっと彼女の意思を継いだ未来の勝者たる若手たちが、これからの来るべき新たなハロプロの輝かしい世界を築いてくれることでしょう。 (田口俊輔)