指原莉乃は何が凄いのか?最強のアイドルを考える
先日開催されたAKB48紅白対抗歌合戦でも圧倒的な存在感を見せていた指原莉乃。 2015年のアイドルで最も輝いていたのは、HKT48指原莉乃だと断言できるだろう。勿論、皆さんにそれぞれが愛するグループの、愛するアイドルが一番だ!という意見も理解できるのですが、ここは活躍、知名度、ニュースに取り上げられた回数、地上波放送での出演回数を客観的に考え、指原が2015年、最も注目を浴び活躍したとしたい。   とは言っても、急に指原の知名度が向上したわけでもなく、13年も14年も指原が中心となりAKB48グループがアイドルのド真ん中にいたことは間違いない。   何がそこまで凄いのか?   指原を語る上で外せないのが、HKT48への「移籍」だ。なぜ移籍したかはここでは論じないが、彼女が覚醒したのは「HKT48の指原莉乃」になってからだと考える。元々AKB48時代は「ヘタレ」キャラとして頭角を現し、その計算されながらも無軌道で危なっかしい言動にメディアが飛びついた。瞬く間に人気メンバーとなったが、日本のアイドル業界を背負って立つまでの存在となったのはHKT48移籍後だ。   HKT48では運営にも大きく関与し、HKT48劇場支配人の肩書も。指原のプロデュースが多く取り入れられているコンサートや、「HKT48指原莉乃座長公演」などAKB48グループの中でも革新的なイベントを開催してきた。イベント事や、HKT48のメンバーのピックアップ方法なども指原の影響が多大にある。それは、ハロー!プロジェクトから受け継がれる、新時代のアイドルの流儀やファン向けの施策など、古くからのアイドルファンたちも唸らせるような小技の効いた素晴らしいプロデュースだった。   指原の最も大きな武器は「アイドルオタク」であったこと。AKB48は勿論、特にハロー!プロジェクトへの愛は尋常でなく、Berryz工房ファンとしても地元では有名な存在だった。 この知識こそが、指原の大きな武器となっている。アイドルオタク時代の知識が生かされている「プロデュース能力」が歴代のアイドルの中でもずば抜けて高く、多様化してしまった現在のアイドル業界の中でその力こそが、一点突破して突き抜けるために必要なものであることを指原が証明した。   これは当然、自身のプロデュースにも大きく影響し、ピンでの仕事では完全にいわゆる「バラドル」の位置に自分を置き、汚れもあり、過激な発言もありと常に視聴者を意識した魅せ方をしている。AKB48の中で、「見出しになるコメント」を数多く発表してきた高橋みなみと同じく指原もまた、ニュースとなる発言を多くしてきている。賛否両論はあるが、間違いなく「ニュースになるアイドル」であることは間違いない。   また、ベースとして指原の凄い所は、有名になり始めた頃に企画されたブログの異常な更新やCMでのピックアップ、冠番組ではシッカリと役割を理解し全力で向かう…まさに指原は「努力の人」なのだ。いまの飄々とした指原からは想像しがたいが、人気獲得にもがいている若手メンバーと同じく指原も出口の見えない戦いをずっと続けていた。秋元康氏も指原の出世した理由を「本人も気づいていない努力。」と755で発表するくらい、指原は見える部分でも見えない部分でも圧倒的な努力を続けてきているのだ。   新しいアイドルの形を作り上げた指原の快進撃は、2016年度もこのまま…いや、もしかしたら2015年以上に爆発するかもしれない。(武田瑠羽) 写真(C)AKS