「tkmk爆女祭」4日目 多彩な演者が勢ぞろい!CREAが暴走!?
“GIRLS ROCK BAND”Caramel主催及び連日出演のもと、5月に渋谷CLUB CRAWLを舞台に一週間連続で行われたイベント「tkmk爆女祭 vol.0~渋谷編~」。連日、ガールズバンド/アーティストが登場し熱狂を描き続けてくれた。その第二弾として、11月23日より29日までの一週間、ふたたび渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭 vol.1~渋谷編~」を開催。今回は、CaramelとCREAの共同主催として実施。この2バンドは一週間毎日ライブに登場。その日の模様を一週間連日レポート!! 4日女(目)となった11月26日(木)には、Malcolm Mask McLaren/Cramel/CREA/THE LEAPS/HEAD SPEAKERが出演。ちょうど中日となったこの日の暴れっぷりをお伝えする。 Malcolm Mask McLaren Malcolm Mask McLarenのライブは、3人がパワフルに歌い煽る『そるじゃー』からスタート。歌はキャッチーだが、サウンドは爆走パンクなスタイル。可愛い中にデストローイな精神も、もしかして隠し持っている!? 軽快に走る楽曲に合わせ、場内にはアイドル現場らしい騒ぎたてるノリが生まれていた。 勢いを継続したまま『still』へ。轟くヘヴィ音の上、激しい踊りを見せながら全力で弾けてゆくメンバーたち。疲れ知らずなステージングに、アイドル魂を実感。客席にはサークルが生まれ、ファンたちが暴れ続けていた。この日は3人とも「tkmk爆女祭」Tシャツ姿、祭りを楽しむその姿勢も嬉しいね。 続いて流れたのが、ポップ&パンキッシュなシンガロングスタイルに昇華したB.B.KINGのカバー『Stand By Me』。無邪気に弾けたくなるキャンディーパンクなアレンジは、Malcolm Mask McLarenにとても似合う表情だ。 パンキッシュなビートとグランジなギターサウンドをミックスアップした演奏の上で、物語を伝えるようストーリーテリングな歌『Life on the way』を届けたMalcolm Mask McLaren。この親しみやすさが心地好い。終盤にはメンバーが客席へ乱入、ファンたちと一緒に飛び跳ねはしゃいでいた。参加型の姿勢って、観てて素直に楽しくなるよね。 一気に速度を上げて駆けだした演奏。疾走する楽曲の上で、ポップ&キャッチーな『GIMME A CHANCE』をコケティッシュに届けてゆく3人。ポップなアイドルパンクという言葉で括ってしまうにはもったいない。それくらい全方位な音楽スタイルを彼女たちは届けてくれる。 最後を飾ったのが、ラウド&パンクな演奏炸裂した『乙女クライマー』。「騒げー!!」「高ぶれー!!」の合図を受け取ったファンたちは、メンバーらと熱狂の握手を交わしあっていた。感情武者震わせる高揚ポップな歌メロも印象深い『乙女クライマー』、聞いてて素直に気持ちが高まった。 Cramel 今宵は、キャッチーでフレンドリーな『Tailwind』からスタート。ハートフルな表情を見せていたのは最初だけ、サビへ突入したとたん、場内は何時も通りの絶叫飛び交う風景へ様変わり。とはいえ今日は、ゆっくり感情にエンジンをかけてゆく姿勢でCaramelは物語を描き出していたのも事実。本日は、何時もとはひと味違うスタイル!? その姿を示すように、続いて流れたのがカバー曲の『君の知らない物語』。巧みに緩急表情を付けながら、心をウキウキ弾ませてゆく。もちろん観客たちがガシガシ弾けていたのも、お馴染みの景色。顔をクシャクシャにしながら熱唱するルミ。客席へ立ち向かうその姿勢も、何時もの彼女らしさ。ちなみにルミは、この日一切ギターを持たずでした。 触れるたびにハートがすくぐったくなり、胸がドキドキときめいてゆく。観客たちが思いきりタオル振りまわしサークルモッシュに興じた『tkmkセンセーション』。またもアゲなモードへ胸の体温計の温度が急上昇し始めた。やっぱ攻撃力ハンパないよ、Caramelは。彼女たちの熱狂の銃口は、完全に観客たちの暴走のスイッチをド・ストライクに撃ち抜いた。『スナイパーガールZ』が場内に生み出したヤバいくらいに祭り上がった風景。熱狂のハートをRock Onされた観客たちは、何時も通り場内で汗まみれ状態に。でも、それが欲しいんだ。この熱狂は、Caramelが脳内に打ちつけた音楽の麻薬みたいなもの。 ウキウキ弾むリズムに合わせ、手拍子しながら身体揺らしたのが『Miss you & Love you』。体感的というよりも、気持ちの内側からハッピーなエナジーがどんどん沸き上がってゆく。 最後は、ファンキーなブラスの音色とジャングルビートが身体を嬉しくシェイクさせた『PAPA&MAMA』。後半には、会場を包みこむ?「ラララ」の合唱も。騒ぐだけがCaramelのライブではない。気持ちも身体もウキウキとシェイク&ダンスさせる、こういうステージも素敵じゃない。 CREA 「行くぞー!!」の叫びが、観客たちの感情をバーニングさせるスイッチだった。雄々しくぶっ太いロックサウンドが襲いかかってきた。「叫べ!」「強く!!」。『REASON』に合わせ繰り広げられた何時もの光景。その何時もを、ド頭からMAXな状態として作りあげてゆく手腕が、今のCREA。最高の瞬間を味わいたくて、誰もが4人の演奏に合わせ叫び声を響かせていた。 大きく身体を揺さぶり、大きな音のうねりの中へ大勢の人たちが嬉しく溺れていった。ワイルド&ブルーズな『悪女なあの子』に身を預け、誰もが無心で身体揺さぶってゆく。ギターのAikoに至ってはギターを振りまわすどころか、床や鉄柵にボディを叩きつけ、弦をみずからの手で引きちぎりながら思いきりキレまくっていた。ヤバいよ、今夜は… 演奏は止まることなく『新曲3』へ。すでにギターは修復不可能な状態。それでも3人は演奏を止めることなく続けてゆく。メンバーのテンションぶち切れ生まれたハプニングさえも暴走したエナジーに塗り替えてゆく。それが、今の彼女たちの燃え盛った魂の姿勢だ!! ギターという音の要を失くしたからこそ?3人の歌と演奏の吐き出すエナジーがハンパない。観客たちも音の一翼を失ったことをエナジーに変え、同じようにテンションを上げだした。 「一緒に戦ってくれる!?」。後半からは3人で演奏。何時も以上に感情剥き出しでエネルギッシュに『新曲1』を叩きつけてゆく。「革命を起こせ」の言葉が、この日はリアリティを持って胸に飛び込んできた。何時しか観客たちも感情をブチ切れさせている!? 「ぶっ飛ばしていくよ!!」。Nakiの煽りに呼応するよう、会場中の人たちがタオル振りまわし、疾走した『ダリア』の演奏にライドした。この日のCREAのライブは、どちらかの気持ちが折れたら終わりという崖っぷちに立ちながら互いに感情をぶつけあう戦いだった。ギリギリの感情のぶつけ合いだからこそ、ヤバいくらいに気持ちがいきり立っていた。 最後の『Windy』でも、メンバーも観客たちも全力で拳振り上げ、高ぶった感情のまま最後までイキきろうと騒ぎ続けていた。Aikoのぶち切れたプレイによるアクシデントをプラスに変え、何時も以上に場内に一つになった熱狂を作りだしたCREAだが、この手のハプニングは正直何度も見たくはない。ただ、この日の経験が、CREAの意識をさらに高めていったとも予想されるだけに、明日以降どんなテンションのステージングを繰り広げてくれるのかも楽しみにしておこう。 THELEAPS 騒げ騒げ!! 騒げー!! 馳せる気持ちをストレートにぶつけてきたのがTHE LEAPS。『DREAM HOPE ROCK’N’ROLL』の演奏に身を預け、会場中の人たちが無邪気にはしゃぎ続けてゆく。ギターとドラムの2ピースなスタイル。でも、その音楽に胸をワクワクさせるパワーとエナジーがあふれていれば、編成なんて関係ない。 続いて流れたのがラモーンズの『電撃BOP』…と思わせて、その中身は、なんとPUFFYの『渚にまつわるエトセトラ』。そのアレンジセンスと観客たちをドキッとワクワクさせてゆく上級な裏切りの展開は、さすがだ。間奏では「HEY HO! LETS GO!! 蟹! 食べ!! LET’S GO!!」と大騒ぎ。めっちゃパーティロックンロールしてる、この日のTHE LEAPS。えっ、何時もだって? これまでの大騒ぎから一変、『ほしのありか-star sign-』では切々とした想いをしっとりと歌いあげた。彼女たちのパーティに深みを憶えるのは、心潤すどっぷりとした感涙のバラードも魅力として持っているからだ。 心地好くドライブした演奏に乗せ、HAPPYなモードを作りあげた『HAPPY BIRTHDAY』。会場中を包みこんだハートフルな空気へ一気にロックンロールなエナジーを注入!! 『ファンタスティックRADIO』を合図に、ここの空間が一気に60年代のダンスホールへ一変!! ツイストはないが、大勢の人たちが拳振り上げ身体をウキウキとシェイクさせてゆく。「ゴキゲン!!」という言葉、ここでは素直に使わせていただく。 「中途半端な奴らに送ります」。さらに速度を上げたロックンロールなビート。『地獄の果てからこんにちは』の演奏に飛び乗り、心は一気にハイウェイをフルスロットル気分。最後に、ハード&ドライヴィンなロックンロールナンバー『Let’s get together』を高ぶる感情のままにブースト!! 会場中の人たちが「Grt Lucky Day」「WowWow!!」とメンバーと一緒にシンガロング。会場をTHE LEAPSらしいロックンロールなクラブへ塗り替えてゆく。 HEAD SPEAKER 紅一点バンドのHEAD SPEAKERが登場。冒頭を飾ったのは軽快に、でも心地好いパンキッシュなビートも携えたビートナンバーの『COLOR』だ。JUDY AND MARYを彷彿とさせる?ノリ良い演奏の上で、胸をくすぐるキャッチーな歌をHEAD SPEAKERは届けてくれた。観客たちも拳振り上げ大騒ぎ状態だ。手拍子打ちながら「SHAKE×3 YOUR HANDS」の掛け合い飛び出したのが、『KIRA KIRA』。ノーギミックな。言い方を変えるなら、感情導くままに気持ち躍動する歌と演奏をHEAD SPEAKERは解き放ってゆく。理屈や屁理屈関係なく騒げるのもロックミュージックの醍醐味だ!! 大きく右手を振りながら、熱い気持ちを共有しあった『トロイメライ』。舞台上から解き放たれるKANAの歌声に触れていると、キュンキュン高ぶる胸の鼓動が止まらない。心地好いスポットにズキュンと入り込んでゆく歌や楽曲なのが嬉しい。駆けだした演奏。高ぶる感情に熱いエナジーを注ぎ込んだ『新曲』に飛び乗り、みんなで大はしゃぎ。力強いのに心の琴線をキュンと疼かせる歌に、熱狂しながらも惹かれてゆく。 「みんなの心がちょっでも温ったまるような幸せな曲を」の声に続いて奏でたのが、細い腕できゅっと抱きしめられたようなおっきな温もり感じるバラード『愛する人よ』。会場では、懐熱い歌声に誰もがきっと抱かれた気分を覚えていたのでは!? 触れた人の背中を熱く熱く押してゆくように、たぎる熱を全力でぶつけた『ダストシャイニー』が最後に飛び出した。輝き放つ想いを互いにつかもうと、歌声と伸ばした手とで気持ちを結びつけてゆく。拳を胸の前でギュッと握りしめてしまう。そんなエナジーを、確かに感じていた。 5日女(目)に向けて… 5日女(目)となる11月27日(金)には、Hysteric Lolita/SEKIRARA/Caramel/CREA/もちとちーずが出演。この熱気と熱狂を、明日もここに描こう。 TEXT:長澤智典