「tkmk爆女祭」3日目 Caramelとがんばれ!Victoryとのコラボセッションも登場
“GIRLS ROCK BAND”Caramel主催及び連日出演のもと、5月に渋谷CLUB CRAWLを舞台に一週間連続で行われたイベント「tkmk爆女祭 vol.0~渋谷編~」。連日、ガールズバンド/アーティストが登場し熱狂を描き続けてくれた。その第二弾として、11月23日より29日までの一週間、ふたたび渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭 vol.1~渋谷編~」を開催。今回は、CaramelとCREAの共同主催として実施。この2バンドは一週間毎日ライブに登場。その日の模様を一週間連日レポート!! 3日女(目)となった11月25日(水)には、CREA/HERe:NE/絶叫する60度/Caramel/がんばれ!Victoryが出演。熱狂描いたイベントの模様をお伝えする。CREA 主催者の一翼を担うCREAが、この日はトップに登場。ド頭から、CREAらしい明るく開放的なハード&ロックンロールナンバー『LINK』をブースト。客席は最初から拳と絶叫が飛び交っていた。ギラギラとした夏の光へ向け駆けだしてゆく感覚、カラッとした気分振り注ぐ演奏に触れ、叫びたくなるのも納得だ。 Nakiがメガホンを持って歌いだした。ブルージー&ハードな『悪女あの娘』だ。ワイルド&ダーティ、別の言い方をするなら”あばずれなロッカー”然として迫る姿が刺激的だ。 Hirokaの唸るスラップベースが嬉しく身体を躍動させてゆく。豪快でダンサブルな『新曲3』が連れ出した、激しい音の渦に溺れてゆくパーティロックな感覚。続く『GO MY WAY』では、観客たちの高揚した雄叫びが会場中を埋めつくしていた。カラッとした熱気伝える音の中で騒ぐ感覚が、最高に心地好い。 この日のCREAはノンストップで勝負。『REASON』でも「叫べ!」「強く!」と自由を謳歌する声を重ねながら、観客たちと気持ち一つに溶け合ってゆく。 最後は、凄まじい熱を放つエネルギッシュ&ハードな『新曲1』だ。今にも客席へ飛びかからんばかりの勢いで歌うNaki。「革命を起こせ!!」、CREAは連日この歌を叫び続けている。その姿勢が「tkmk爆女祭」を通しCREAが望んでいる答えだ。もちろん、自分たち自身に革命を起こしてやるという意識を前提としての。 HERe:NE 償還された今宵の魔女たちは真っ白な衣装姿で登場。ドでかいしゃもじを手にしたおかんの白い割烹着が、今日はバンドカラーにも見えていた。そんなHERe:NEのライブは、場内に大きなサークルやモッシュの風景も広がった明るいパーティロックナンバー『Go!Go!BREAK!』からスタート。 「今日は決意を現した白い衣装でやってきたわよ」…って、おかんは、変わらぬ白割烹着姿だけどね。「みんなの笑顔の一つ一つが100キロカロリー」。なるほど、だからおかんがどんどんビッグな存在になってくということか。 一転、ラウド&モッシュナンバー『Golem(ゴーレム)』が炸裂!! おかんの振り上げる拳に合わせ、会場中の人たちも拳振り上げ、舞台上へ熱狂を返してゆく。騒ぎ続ける観客たち!?違うんだよ、騒がずにいれないから、みんなが全力で暴れ、身体を折り畳んでいくんだよ。「休ませないわよ」。ハード&ラウドな『MIRROR(ミラー)』が作り出したメタルフェス会場に匹敵する暴れの絶景。熱気まみれでモッシュしてゆく様、場内の人たちが動き一つにヘドバンしてゆく姿は観ていて壮観だ!! 興奮渦巻く場内へ、雄々しさ抱いた『PDF』が轟いた。メンバーが演奏しながら踊れば、観客たちも負けじと踊り狂う。この会場中を覆っていたのは、凄まじい熱気と高揚だ。 最後に、観客たちも小さなしゃもじを手に掲げ「なまはげ!!」の声飛び交わした『なまはげきりたんぽ』を演奏。楽曲自体は、激しいパーティ系ナンバー。でも、客席から「なまはげ!!」や「きりたんぽ!!」の叫び声飛び交うなんてHERe:NEのライブだけ。いや、HERe:NEのライブだからこそ体感できる独特の楽しさだ。絶叫する60度 愛知県は岡崎市からやってきた爆弾小娘たち、絶叫する60度の登場だ! 幕が開くと同時に2人がスキャットし始めたのが『ナウシカレクイエム』。早くも客席の興奮は沸点に達していた。 「最高のライブ、てめぇらに見せつけてやるよ、いいかー!!」。全力で身体を折り畳むメンバーと観客たち。情熱抱いたハード&パンキッシュな『桜は二度散る そして二度咲く』の炸裂だ!!絶叫する60度の楽曲は、どれもシンガロングなスタイル。2人の高ぶる感情のままに歌う様に、炸裂した(オケの)演奏に、気持ちの高ぶりが止まらない。嬉し涙流しながら絶叫したくなる、そんな魂震える興奮が、とめどなく沸き上がってくる。 『絶叫ジャッジメント』が作り上げた熱狂のバトル。会場中の人たちが勢いをつけ、客席前方の鉄柵へガンガンぶつかってゆく。場内に生まれたウォール・オブ・デスな風景。メンバーと観客たちの本気度に触発されないわけがない。 「もっと会場壊しちゃおうぜ!!」。『大惨事ぼっち戦争』を通し、観客たちが肩組み、大きく身体揺さぶり大暴れ。雅な歌から幕を開けた『空蝉の花』では、「いくぞー!!」の声を合図にふたたび場内は祭りの空間へ。とても艶やかな歌だけに、心はキュッとしめつけられながらも、身体は暴れずにいれない。誰かが客席で呟いた「名曲」の意味も納得だ。 アーティストが本気だからこそ、ファンたちも本気になる。「この先に何かがあるんだったら、それを見たいし、知りたいと思います」。決意を表明した後に流れた『三年days』でも2人は、みずからの決意を歌にぶつけながら絶唱!!観客たちが全身全霊を込めコールを打ち肩組みモッシュをした、情熱高揚歌の『才の雨に撃たれて』。最後を飾った『Only Place We Can Cry』では、観客どころかメンバーまでもがダイブ。熱狂は止まるどころか、何処までだって無限に上がってゆく。限界なんて言葉が無意味なことを、絶叫する60度の2人と満面の笑顔で暴れ狂う観客たちが教えてくれた。 こうやって冷静に書いてるが、本音を言えば冷静でなんか居たくなかった。あんなにも歌に魂をグチャクチャに掻きむしられ、ぶっ倒れるくらいにみんなで全身をぶつけ合い狂ってゆくあの空間へ、一緒にまみれたかった。それだけの興奮をくれた絶叫する60度。Caramel 今宵、冒頭から飛び出したのが、Caramelの最新モードを描き出した超絶ダンスロックナンバー『ラララ・ラブユー』だ。今夜も、「わっしょい×2!!」の掛け声とともに踊り祭ってゆく人たちが続出!!メンバーらと♪ブララ×4 ラヴュー♪の掛け合いしてゆく様も、すっかり定番化。「踊れー!!」の声を合図にダイブする観客たちも登場!!今や、祭上がってこそCaramelのライブだ。 歪みを上げた豪圧なギターが炸裂。デジタルハードな音をブーストさせた『恋愛少女2』に飛び乗り、誰もがテンション高く大暴れ!!Caramelと観客たち、今宵も思いきりくしゃくしゃの笑顔でバトってるね。気合いと気迫のぶつけあいが生み出すハイテンションな熱狂を繋ぎながら、演奏は『恋愛少女』へ。サウナの中で暴れ狂う感覚? むしろ、アドレナリン放熱するままに汗まみれに暴れ祭ってこそ。こんなにも狂った熱を作りあげるポップバンド、他にはいない。 気持ちくすぐるポップナンバー『Tailwind』に胸がキュンキュン疼いてたはずなのに、何時しかハートアタックしそうなくらいバクバク鳴り出した。このドキドキ、もっともっと全力で受け止めたい。今宵もCaramelにハートをRock Onされ、ズキュンと狙い撃ちされた気分。続く『スナイパーガールZ』が、熱狂のスイッチをバンバン撃ち抜いてゆく。スイッチ(感情)をONにするのではなく、コンセント(理性)ごとぶっ壊し感情をBREAKさせてゆくところが彼女たちらしい。 最後は、がんばれ!Victoryからしのぶ(B)とみなみ(G)を迎え入れ、『tkmkセンセーション』をセッション。ユウミが「しのぶー愛してるー!!」と叫んでしまうところはご愛嬌。『tkmkセンセーション』では会場中の人たちがタオル振りまわし大騒ぎ。「君のことが秘すき」「俺もー!!」と本気な想いの交わしあいも含め、胸をギュッとつかむこのときめきに一度でも味わったら、またこの興奮した気分に会いたくなる。がんばれ!Victory お馴染み『Wild Thing』の演奏から幕を開けたがんばれ!Victoryのライブ。この時点で場内は絶叫と拳の針山状態だ。 1曲目を飾ったのが、軽快に、いや、豪快なまでの勢いを持って駆け出した『DEAR』だ。彼女たちの歌は青春そのものだ。青春の匂いを感じるんじゃない。彼女たちの存在そのものが青春なんだ。ワクワクとした夢とドキドキとした好奇心、そしてちょっぴりの不安を全身にフレイバー。そのキラキラとしたパウダーを身体中に浴びたら、一緒に輝きたくなるのは当たり前!!もしかしたら、あの頃の後悔を、彼女たちに託してゆく気分なのかも知れない。 あやきがミニバットを叩きながら観客たちを煽りだした。いや、煽る以前に観客たちは勝手に大騒ぎしている。その興奮を連れてきたのが、がんばれ!Victoryの演奏なのも事実。『三三七拍子』に合わせ、大声張り上げ大はしゃぎ。あの小っこい身体の何処に、これだけのアドレナリンが蓄積されているのやら。ワクワクした気持ちは、何時だって無限のパワーだ!! スケール大きな演奏に乗せ、おおらかに歌いあげたのが『夢のつづき』。彼女たちの夢も投影した想いが、心をキュッと疼かせてゆく。ピュアな想いを無垢な彼女たちが届けるからこそ、胸が高鳴るのかも? 後半は、ふたたび熱狂してこそのステージへ。軽快に弾ける『ラリラリラ』に合わせ、熱狂にライド! この波、どんどん加速度を上げ大きくうねり続けてゆく。むしろ熱狂の波の上で味わう、ギリギリな恍惚気分をとことんまで味わい尽くしたい気分。 誰もが♪KGSD♪と叫びながら、君が好きだという想いを彼女たちと全身で交わしあってゆく。『KGSD』が作りあげた限界知らずの熱狂。この昂り止まらぬ気持ち、恋したときのドキドキ高まる心模様そのまま。そのときめきを感じたくて、また、がんばれ!Victoryのライブへ触れに行くんだろう。 4日女(目)へ向けて…。 4日女(目)となる11月26日(木)には、Malcolm Mask McLaren/Cramel/CREA/THE LEAPS/HEAD SPEAKERが出演。何時も思うことだが、「tkmk爆女祭」の主役は観客たち。彼ら彼女らの作りあげる熱狂こそ、このイベントの答え。この熱狂、一週間収まることはないと断言しよう。 TEXT:長澤智典