「tkmk爆女祭」2日目は小悪魔たちが魔性な熱狂へ導きいれた一夜!
“GIRLS ROCK BAND”Caramel主催及び連日出演のもと、5月に渋谷CLUB CRAWLを舞台に一週間連続で行われたイベント「tkmk爆女祭 vol.0~渋谷編~」。連日、ガールズバンド/アーティストが登場し熱狂を描き続けてくれた。その第二弾として、11月23日より29日までの一週間、ふたたび渋谷CLUB CRAWLを舞台に「tkmk爆女祭 vol.1~渋谷編~」を開催。今回は、CaramelとCREAの共同主催として実施。この2バンドは一週間毎日ライブに登場。その日の模様を一週間連日レポート!! 2日女(目)となった11月24日(火)には、Brats/ヒラガナ路線/CREA/Caramel/まなみのりさが出演。この日も、熱狂にまみれたイベントの模様をお伝えする。 Brats この少女たち、嘗めちゃいかんぜ!正直、演奏は「修行しなさい」のレベルだ。ドラムも打ち込み。でも音楽って、上手いから感動するものじゃない。Bratsが『outrageous world』を演奏し始めた瞬間から、「ヤバい!ヤバい!!」胸騒ぎが起き出した。キュートでポップ。でも、彼女たちはチクッと胸刺激する毒を隠し持っている。それを感じた。 観客たちが、雄叫びと拳振り上げ騒ぎだした。熱く疾走した『MESERY』。彼女たちのステージングに何処かアイドル然とした姿も。むしろ、アイドルなのにロックしちゃいましたな姿勢だからこそ、感情にストッパーかけることなく笑顔で煽ってゆくのだろう。いいよね、その無邪気でキュートなロックモードが。 アコギと同期の音色に乗せ、切々とした声色をしっとりとはべらせてゆく。今にも壊れそうな心模様で、バラード『ツナグ』をBratsは届けてきた。サビで熱唱してゆくときの伸びやかな声もキュッと胸を惹きつける!?哀愁を醸したいけど、まだ哀愁の意味を模索している!?その危ういバランスが、今のBratsに惹かれる魅力だ。 アーバンギャルドのメンバーが楽曲提供した『十四歳病』は、ザクザクとした音が生きたヒステリカルなアバンポップナンバー。ヴォーカルれいの病んでるコケテッシュさ醸しだす歌い方や仕種がヤバすぎじゃないか!?この歌、Bratsの個性を出してゆく強烈な武器になりそうだ。 最後にぶつけた『うそつきメリーゴーランド』では、唸り疾走するメタル系サウンドが炸裂。彼女たちの見せる挑発的な笑顔は天然な姿!? その小悪魔然としたところに、野郎どもがメロメロになってるということか? うん、とっても素敵だと思う。 ヒラガナ路線 ソリッドでタイトな音が心地好く滑り出した。お洒落モードなのに、甘い親しみやすさも携えた『とっておきの嘘』から幕を開けたヒラガナ路線のステージ。ギターロック然としている。ジャンル分けなんてどーでもいい。軽快に、スタイリッシュに弾む演奏が優しく感情を浮き立たせてゆく、それが気持ちいい。 会場中の人たちが、メンバーに合わせ振り真似しながら熱狂。身体を弾ませるディスコビートにウキウキが止まらない。『スターと星』、お洒落な祭ナンバーじゃないか。無邪気にわっしょいしてゆくのも納得だ。 心のコスモが一気に炸裂した感覚!?瞬間ごとに放つエナジーが、とてもパワフル。放熱した想いを鋭利に、ストレートにぶつけた『うるさい夜』。熱いくらいに生々しい感情とソリッドでパワフルな演奏の融合が、こんなにも気持ちを高ぶらせてくれるとは… デジタルでフリーキーなダンスロックナンバー『YELLOW』が連れ出した、心地好く浮遊してゆく熱狂。誰もが大きく手を振り、身体揺らす祭ビートに嬉しく溺れていた。 最後の『ダイヤモンド』でも、空間美活かしたソリッドなダンスビートロックに身を預け、キラキラな気分抱きながら祭り上がってゆく。 CREA この日のCREAは新しい表情を中心に勝負。冒頭を飾った『新曲1』で魅せたのは、高ぶったエナジーを放熱してゆく姿。ザクザクとしたロックナンバーの上で挑発してゆく姿が、気高さ秘めたCREAらしさ。演奏が進むごと気持ちをどんどん高ぶらせる姿勢も、同じく”らしさ”の現れだ。この歌、新たな革命を起こす歌に成長してゆくか楽しみだ。 ダークでラウドな表情からの幕開け。凛々しくおおらかに、いや、壊れそうなくらいに高ぶらせた感情を思いきり炸裂しながら、CREAは『リフレイン』を突き付けた。攻めの姿勢を見せながらも、熱狂する観客たちを火照った腕(心)で強く抱きしめてゆく包容力を持っているのが、今のCREAのライブ。そこに、強く惹かれてゆく。 続く『新曲2』でCREAは、疾走性を描きつつもハートフルな表情で、観客たちの熱した気持ちを優しく抱きしめていった。その温もりにさえ熱狂で返してゆくところが、CREAのファンらしさだが… 「正統派なりの格好良さを提示する」意気込みでぶつけたのが、気持ちを熱く熱く高ぶらせた疾走ハードロックンロールナンバーの『GO MY WAY!』だ。サビでは天高く突き上がった無数の拳が上下に大きく揺れていた。舞台上も客席も、豪快に走り続ける演奏に飛び乗り、無邪気な笑顔で大はしゃぎ。そう、楽しむことに理屈も屁理屈もない。 続く『ダリア』でも、場内中で無数のタオルがまわり続け、熱した雄叫び上げながら一体化した風景を描き出せば、最後も、激しく唸る『Last Dance』で観客たちの身体を止まることない喧騒の中へCREAは導き続けていった。相変わらず、暑苦しいくらいに熱いね。でも、それを観たいんだけどね。 Caramel 昨夜の爆裂したステージから一転、この日のCaramelは心地好く気持ちを上げていく『Tailwind』からスタート。でも、今や螺子の壊れた関係性で繋がっているメンバーと観客たちだもの、ゆったり揺れるわけがない。ド頭から雄叫び上げながら全力で「わっしょい!!」跳ねだした。むしろ、どんな表情だろうが、一緒に祭上がってこそCaramelのライブ。これぞ、嬉しい熱狂の定番スタイルだ。 胸にときめく想いが止まらない、グッと溜め込んだ感情をサビで一気に大炸裂。『tkmkセンセーション』の演奏に合わせ、会場中の人たちがタオル振りまわし、サークル描きながら大はしゃぎ!「君のことが好き」「俺もー!!」のやり取りがたまらない。その高まる魔法の言葉、全力で叫びたい! 演奏は、そのまま「高ぶる」胸のスイッチを狙い撃ちした『スナイパーガールZ』へ。すでに場内は祭状態だ。最強な”熱狂の収穫祭”じゃないか。 続いて流れたのが、前日に「お前ら、身体に叩き込めよ」の姿勢のもと6回連続で演奏した『ブララ・ラブユー』だ。この日も騒がずにいれない祭ロックに身を預け、「わっしょい!!」大騒ぎ。この歌、今回の「tkmk爆女祭」を通しCaramelの新たな熱狂定番歌になりそうだ。 終盤は、身体中に痺れるくらいの、むしろ感情のヒューズがぶっ飛ぶほどの熱狂の電流注ぎ込んだ『恋愛少女』をブースト。さらに、まなみのりさをゲストに迎え、”Caraみのりさ”として『恋愛少女2』を演奏。まなみのりさの3人とルミの歌とのテンション高いコラボレートに。何より、まなみのりさの3人が身体折り曲げ、拳振り上げ、モニターに足かけ歌う姿に、完全KO気分! まなみのりさ ライブで熱狂を作りたいときに選ぶのが「ポラリスナンバー」とメンバーも常日頃から語っているように、この日はまさに「ポラリスナンバー」祭り。最初から「まわれー!!」の姿勢を、まなみのりさは打ちだしてきた。 冒頭を飾ったのは、先ほどゲストで飛び入りしたCaramelのライブの熱狂へ逆襲しよう…というわけではなく、自分たちの弱い気持ちへ逆襲しようと歌った『逆襲のポラリス』。凛々しく力強い3人の歌声が、「騒げ!!」とばかりに気持ちを挑発してゆく。観客たちを熱狂と興奮へ連れ出してゆく彼女たちのテンション高いステージングは、まさにアーティストなスタイルだ。 タオル振りまわし全力で飛び跳ね続けた『PUNKISH PRINCESS』は、キュートな表情なのにとてもポップでパンキッシュな歌。舞台上で飛び跳ねる3人に合わせ、観客たちも無邪気にジャンプし続けていた。 「まわるまわる」の歌に合わせ、会場中の人たちが頭上高く掲げた両手を合わせくるくる回り続けたのが、『νポラリスAb』だ。ファンたちがくるくる騒いでゆく熱狂へ、客観的に観ていた人たちも次第に参加。何時しか会場中の人たちをHAPPTYな熱狂へと巻き込むパワーこそ、まなみのりさのライブらしさ。驚いたのが、歌に合わせ様々な動きを見せてゆくファンたちの一体化した姿だ。メンバーが一体化したステージングならわかるが、観客たちが動きを完璧に一つに熱狂してゆく様に、メンバーとファンたちによる強い信頼関係を見た気分。 凛々しくもパワフルなステージングを描いた『CQCQ~横浜エディシェン~』でも、ファンたちが立ったりしゃがんだりと全身で、全力でまなみのりさの3人と凄まじい熱狂を描き出していた。 終盤も、「世界よまわれ」と歌いかけた『ポラリス Episode ZERO』、まばゆい輝き放つ熱狂ポップナンバーの『ポラリス』と、熱いエールと「まわれ」「まわる」の歌に合わせ会場中の人たちがくるくる回りながら、まなみのりさの3人と一緒に踊り暴れ続けるライブが繰り広げられていた。 まさしく参加型のライブ。まなみのりさのライブに参加して冷静でなんかいれるわけがない。一緒に雄叫び上げ、くるくる回り続けてこそ。その熱狂の輪の中、Caramelのメンバーたちも叫びながらくるくる回り続けていたのも、うん、よくある風景だ(笑)。 3日目へ向けて 3日女(目)となる11月25日(水)には、CREA/HERe:NE/絶叫する60度/Caramel/がんばれ!Victoryが出演。この熱狂を明日も感じてほしい。 TEXT:長澤智典