話題のカントリー・ガールズ新メンバー本当の実力
サプライズデビューに始まり、嗣永桃子プレイングマネージャーの加入、デビュー作『愛おしくってごめんね/恋泥棒』がオリコン初登場3位を記録。島村嬉唄の辞退、そして4人の覚醒etc…と数え上げればキリがないほど、濃密な1年という時間を送ってきたかと思います。 そして先日、新宿ReNYで開催された1周年記念&嗣永桃子復活祭。1周年という記念日を祝うと同時に2年目の始まりを迎える節目の日に、船木結、梁川奈々美の2人を新メンバーに迎えたのは、カントリー・ガールズにとって最高のスタートとなったはずです。 船木、梁川コンビと言えば、11月、12月に開催される研修生ライブ「生タマゴShow!」において歌われるモーニング娘。『大好きだから絶対に許さない­』歌唱メンバーを決めるデュオ・オーディションの受験メンバーに選出。船木、梁川コンビによる『大好き~』は、落ち着いた低音の船木、滑らかな高音の梁川と、声のコントラストの美しさが見事でした。このライブでの相性の良さがキッカケでカントリー・ガールズに選出されたとしか思えないほどに素晴らしい出来だった。2人の加入というのはただの、新メンバー加入レベルにとどまらず、むしろ新たな局面へと向かうカントリー・ガールズにとって必要不可欠なレベルアップとしての増員でしょう。 中学2年の梁川、船木に至っては今年中学1年と、ルックスはまだまだあどけなさが強く残っています。しかし、彼女たちはその小さな身体に秘められた力をこれまでいかんなく発揮してきました。 船木に関しては満を持して!と思われた方も多いでしょう。2013年8月開催の「モーニング娘。12期メンバー『未来少女』オーディション」を受験。落選はしてしまうものの、その当時からセンスの塊と称されておりました。その後、20期研修生としてのキャリアをスタート。当時小学校高学年とは思えないほどブルージーで艶のある声から繰り出される卓越した歌唱力は、同期の段原瑠々と共にどのハロー!プロジェクトグループに属しても即戦力になると言わしめたほど。文字通り研修生ファンに大きな衝撃を与えました(例えばBerryz工房楽曲を歌う際に、夏焼雅パートを任される辺りに実力が伺えます)。ただ歌が上手いだけでなく、曲ごとにコロコロと表情を変え“魅せる”ということにも長けたステージワークを、回を重ねるごとに披露。センスの塊は日々進化の一途をたどっています。 今年5月開催の「ハロプロ研修生発表会2015~春の公開実力診断テスト~」ではBerryz工房『21時までのシンデレラ』を披露。昨年の診断テストにおいて、つんく♂氏に「努力続けましょう」とコメントされた、突っ込みがちなリズムの不安定さを見事クリア。審査員特別賞(歌唱)を受賞。彼女の立ち振る舞いは元モーニング娘。リーダー・高橋愛をして「余裕すら感じた」と言わしめた。ハロー!プロジェクト・アドバイザーの清水佐紀も最近の船木を見て「まだ成長しているので期待してます」とのコメントを出すほど、未だ成長中。まだこれ以上に伸びシロが残されているのか!と思うと、ひたすらに末恐ろしい…「恐るべき少女」としか言いようがありません。同期の山木梨沙とこのような形で再び舞台を共にし、新たなものを生み出す瞬間を目撃できるのはファンとしても、そして本人たちにとっても楽しみなはずです。 2015年4月1日に研修生加入してから約半年という短いタームでの抜擢…このことは梁川にかけられた期待の大きさを表していると言えるでしょう。 彼女も船木同様、モーニング娘。オーディション受験者(梁川の場合は「モーニング娘。’14 <黄金(ゴールデン)>オーディション!」でしたが)。結果は不合格も、ハロプロのアイドルになるという夢を諦めず、24期研修生として加入。芸能経験はおろか、スクール経験もゼロという梁川は、一からのスタートという苦境にもめげず、短い期間でグイグイと成長。活動初期から光っていた歌はもちろん、持ち前の生真面目さが前面に出たザ・アイドルな立ち振る舞いに、研修生ファンも熱視線を送っていました。 2015年の「公開実力診断テスト」では、梁川が敬愛する宮本佳林が所属するJuice=Juice『ロマンスの途中』を披露。活動開始からわずか1ヶ月強ながら安定した歌に加え、パートごとに5人の声色を使い分けるという離れ業も披露。アップフロントグループ音楽統括・橋本慎氏は「宮本佳林節が出ている」と梁川を評した。宮本本人もブログで梁川について触れ「周りから、小さい頃の私に似てる!ってすごく言われます」とコメント。自己プロデュース力もまるで研修生時代の宮本を彷彿とさせるあたり、天才・宮本の後継者の一人と言っても過言ではないと思います(船木も宮本を憧れの人と公言。小関舞も宮本に懐いていたりと、カンガルに宮本好きメンが増えた模様)。 ダンスに関しては魅せる域まであと一歩といった印象。ただ徐々に身体性も高まり、そこからダイナミズムも生まれはじめてきているので、これからどんなアイドルへと成長していくのか想像が全くつかない点も含めて楽しみすぎです。 「梁川ちゃんとは好きなことの共通点がたくさんでお話していてとっても楽しいです!」「船木さんとは共通の趣味が沢山あって、話す度に新しい共通点が見つかるんです」と互いについて語るなど相性も抜群。 また梁川に関してはとあるインタビューにて「大好きな船木さんと一緒のグループでデビューできたらとても嬉しいです」とも語っていたことも有り、まさに念願かなっての加入です。 フレッシュで初々しく、“歌声”という最大の武器を携えて加入した2人の感応性がより高まることで、カンガルはきっと新たな次元へと登り詰めていくことでしょう。 (田口俊輔)