HKT48ドラフト2期がAKB48を変える?徹底解剖
2015年5月10日に開催された「第2回AKB48グループドラフト」会議から早5か月の時が流れた。各グループで早くも存在感を現し始めるメンバーがいる中、HKT48加入の3人は強烈な個性を発揮しつつある印象。創設したばかりのNGT48を除き、HKT48は全グループ中で最小の2チーム。そのせいもあってか、加入したのは3人と少ない。だからこそ、非常に濃密な…まるでデミタスコーヒーのように少量ながら濃厚なメンバーが揃いました。 チームKⅣのドラフト第1巡目指名メンバー、今村麻莉愛はグループ内でも強烈な存在を誇る。小学6年生、身長130cmという超子柄な体型、ニコニコ笑顔の持ち主の彼女に、指原莉乃はおろかAKB48の島崎遥香も完全に虜になり「天使ちゃん」「HKT48に樋渡結依ちゃん(AKB48ドラフト2期生)と一緒に移籍します」と755で呟いたほど。ただ、カワイイ!というのが彼女の最大の武器ではない。ドラフト会議に臨む際に行われた全体レッスン合宿では、1軍に選抜された。パフォーマンス習得の早さに加え、小さな体から繰り広げられるガムシャラかつ大きさを感じるダンスと表情豊かな歌で大きな存在感を合宿当初から放っていた。強烈な存在感は初お披露目の日でも強く放たれた。「HKT48全国ツアー~全国統一終わっとらんけん~」6月27日開催の横浜アリーナ公演で、彼女は兒玉遥、宮脇咲良という2大エースを従え『MARIA』をセンターで披露。その堂々たる姿と豪胆ぶりには場内全員が驚きと感嘆のため息をもらした。今村は4歳の頃からAKB48を好きになり、人生で初めて握手をした多田愛佳(現・HKT48)に強いあこがれを持っているそう。その多田が見事に今村を引き当てたのは奇跡的としか言えない。このドラマは、大好きな指原の薫陶を受けてHKT48に加入した矢吹奈子の物語を彷彿とさせる。また楽屋でメロンパンを食べる今村の姿を見た松岡菜摘が、同じように楽屋でメロンパンを食べていた宮脇の姿に瓜二つ!と755に投稿したことも。今村はもしかしたら、無自覚にHKT48にてレジェンドへの道を歩いているのかもしれません。 そして、高校1年生の15歳、チームHに第1巡目指名の松岡はな。彼女は一度バイトAKBとして2014年9月から2015年2月の活動終了まで活動していた、3人の中で唯一の経験者。その経験が生きたのか、合宿では常に1軍として輝きを放っていた。また、幼少期から通っていたダンススクールで培ってきたダンスはかなりのハイクオリティ。8月30日に初ステージを踏む。ドラフト2期生の中でいち早くデビューを果たしたのも、パフォーマンスメンバーとしてかかる期待の表れでしょう。シリアスな楽曲ではキッとした表情を見せるも、基本笑顔を絶やさず楽しそうに踊るのも非常に印象深い。バキバキのダンスからくる超然とした存在感の一方で、指原撮影によるドラフト2期生の動画では、変顔を披露するという、茶目っ気もみせた。人懐っこい性格もあって早くも公演ではメンバーからイジラれまくり。日が経つにつれ、彼女の魅力はより一層増している。まだあどけなさを残しているが、美形な顔もこれから人気の要因となってくるでしょう。 チームHドラフト第2巡目指名の村川緋杏は松岡と同じ学年の15歳。キラキラとした名前(「ハーフじゃないよ」と本人談)、三戸なつめを彷彿とさせるおかっぱボブにぱっつん前髪、「まる」という表現がピッタリなコロコロした愛らしさと、デビューして早々からかなり濃い目のキャラを備えた彼女。だが、パフォーマンスに関しては合宿でも常に2軍に固定。今村や松岡と比較するとその点ではまだまだという印象だ。ドラフト当日では当初松岡のみの指名を考えていた指原が、村川のパフォーマンスを見て急遽指名を決意したという逸話を残すなど、舞台根性が据わっているのが伺えます。今田美奈曰く「安定感がありすぎる」、トークの鬼・田中菜津美をして「堂々としてる」と言わしめるMCでは、頭の回転の早さも見せており存在感を発揮しつつあります。公演にかける想いも強く、バックダンサーとして出演した際、大幅に振りを間違えたことに終演後大号泣。年下の田中菜津美、今村に慰められる姿がGoogle+に投稿された。こうした自らのパフォーマンスに対するマジメさがダイレクトに出る辺りも、彼女の魅力をより強めているのでしょう。秋元康氏をして「秘密兵器」と、ドラフト会議では高橋みなみに「緋杏さん…と“さんづけ”したくなる存在感」と言わしめた独特な雰囲気が、これからどう生きていきるのかも含めて楽しみすぎます。 この夏開催された「AKB48のあんた誰?presents あん誰フェスティバルin幕張」でのドラフト2期生3人による『ウィンブルドンへ連れて行って』は、パフォーマンスの上手下手の次元を超えて、強烈な凸凹さと煌めきを放つ、これぞアイドル!としか言いようがないステージだった。正統派の今村、実力派の松岡、個性派の村川とまさに三者三様の強力な個を持つメンバーが加入したことはHKT48にとって大きな財産となったことでしょう。彼女たちのこれからの成長がきっとHKT48、そしてAKB48にとって未来の大きな扉を開く役割を担っていくはずです。 (田口俊輔) 写真(C)AKS