日本版スパイス・ガールズ!? 個性至上主義の4人組「FAKY」鮮烈デビュー
今日、あるガールズグループがその活動の烽火を上げた。その名もFAKY(フェイキー)。 ガールズ・グループという古典的なフォーマットを踏襲するアーティストは、いくつかのタイプに分かれるものだ。まずは、グループとはいえ明らかにひとりスターがいて、主役と脇役が分かれているタイプ。逆に全員がほぼ同列で、お揃いのコスチュームに身を包んだりして統一感を醸す、アジアに多いタイプ。かと思えば、対等な関係にある個性バラバラなメンバーが、絶妙にひとつのアイデンティティを構築しているタイプもいる。例えばスパイス・ガールズを筆頭に最近ではリトル・ミックスまで、英国には特にこの手のグループが多い。 ここに東京から現れたニューフェイス、FAKYも間違いなく最後のタイプに該当する、個性至上主義のガールズ・グループである。そのラインナップは昨年を通じてゆっくりと固まり、海外生活が長いリーダー格のAnna、ヴォーカル面でグループを引っ張るLil’Fang(リルファング)、天然キャラのムードメイカーMikakoの3人に加え、残るミッシング・ピースはカルフォルニアにいた。最年少15歳のAkinaだ。今年初めに母の故郷である日本にやって来て、着いたその日に3人と対面。意気投合して自然にケミストリーを見出すまでに時間はかからず、以来グループ活動スタートに向けて着々と準備を進めていた。 そんな4人は、背伸びをするのでもなく何かを演じるのでもなく、とことん自然体を貫き、生い立ち、パーソナリティ、音楽の好み、ヴィジュアル・イメージ、何もかも見事なまでに違う。同じグループに属しているのが不思議なくらいに。本人たちも、数多のガールズ・グループと自分たちを差別化する重要なカギは、まさしく“個性”だと認識している。 「個性では誰にも負けません。誰ひとりかぶる子がいないから、これからどんどん人前に出て、全く違う4人がひとつになった瞬間にどんな化学反応が起きるんだろうって思うと、ちょっと楽しみです!」(Mikako) 「ひとりひとり異なるってことが、私たちの強みだと思う。お互いへのリスペクトがある中で、それぞれに違うことをやれていて、音楽を作る時はひとつになる。」(Lil’Fang) ありのままの自分たちを表現することで“フェイク”を名乗っていながらじつはとことん“リアル”だという、遊び心あふれるグループ名のアイロニーに人々が気付くのは、時間の問題と言えそうだ。 そして迎えた今日という記念すべき日に、彼女たちはCDという従来の概念に乗っ取らない “カタチ”でその幕を開けた。新曲『Afterglow』、『You』、『Candy』の3曲を、定額制音楽配信サービス(サブスクリプション)限定でスタートさせた。 叙情的なサビが耳に残るミドルナンバー『Afterglow』。 アグレッシブなトラックが印象的な『You』。 いずれの曲もホンモノ志向のサウンドに思わず耳を傾けてしまう世界基準のクリエイティブだ。言葉では表現できないが、直観で “今後を期待せずにはいられない”と感じる人は多いはず。 10月30日(金)にはshibuya duo MUSIC EXCHANGEで行われる「UTALABO presents HALLOWEEN PARTY」にも出演が決まっているFAKY。まずは一度、彼女たちが、今、この時代に提示するサウンドを体感してもらいたい。