じゃんけん大会はAKB48に必要なのか?
横浜アリーナで開催された「第6回AKB48グループじゃんけん大会」。 世間的には無名の藤田奈那が勝利しソロデビューの権利を獲得という驚きの展開でイベントは幕を閉じた。 しかも、決勝の相手はコチラも世間的には無名の中西智代梨。どちらも、CD選抜、総選挙でも名前を聞かないメンバーだけに、ネットを中心にファンの間でも「じゃんけん史上最も地味な決勝戦」と話題となった。 今回、無名同士の決勝戦、そして藤田奈那の優勝ということもあり長らく疑問視されていた「八百長説」は無くなった。 終演間際のMCで高橋みなみが「じゃんけん大会は八百長じゃねぇぞー!!!!」と大絶叫したように、秋元康氏が当初唱えた「いっそメンバー本人の運だけで(選抜を)決めようと、じゃんけん大会を思い付いたのです」という言葉通りにガチンコで行われていた事が証明された。なぜか?藤田自身も心配したように、無名の彼女ではソロシングルの売上が不安視されるからだ。 また、そもそも八百長が叫ばれたのは、過去の優勝者が内田真由美、篠田麻里子、島崎遥香、松井珠理奈、渡辺美優紀となり、内田以降は当時の人気メンバーや活躍を期待された若手メンバーだったことにも関係する。運営が推したいメンバーなんじゃないかと。 しかし、公式ガイドブックを作成した光文社・青木編集長が当サイトのインタビューで話したとおりに「錚々たるメンバーが勝てるのって、実は大舞台に慣れているっていうのが大きいと思います」との言葉通りに「じゃんけん大会に飲まれないメンバーが勝つ」というだけの話で、そもそも「八百長」だということ自体が、AKB48の今までの歴史を解っていないということになるわけだ。 ならば、なぜ無名の藤田が勝てたのか?答えは初戦にあると考える。本来ならば対戦するはずだった大本命の島崎遥香が出場を辞退したことで不戦勝。藤田からしたら今回のじゃんけんで最も緊張したはずの島崎戦が無くなることで、だいぶ気持ちがリラックスできたのだろう。ちなみにだが、青木編集長の作成した公式ガイドブックでは、占い師の藤森 緑さんが占った予想では見事3位に藤田奈那をランクインさせ「もともと強力な勝負運の持ち主で来年の夏まで勢いがあります」と占われているのだから、強運の持ち主だったのだだろう。 さて、藤田の勝利を含めガチンコ勝負が証明されたじゃんけん大会。過去には、様々な「ガチンコ」なイベントや出来事が繰り広げられ人気を拡大してきたAKB48。センター争い、グループ間での競争、時にはスタッフや秋元氏とメンバーのガチな意見のやり取りも見応えがあった。 ガチンコだからこそAKB48は面白い。しかも、1万人以上の観衆も集められるエンターテイメントショーの中でのガチンコ勝負だから見応えがあり面白い。このじゃんけん大会、もしかしたら来年開催されても、また人気メンバーが栄冠を獲得するかもしれない。 しかし、それでもじゃんけん大会はAKB48グループにとって、無くてはならないイベントである。それは、AKB48の原点でもある「ガチンコ」を体感でき、ファンも、メンバーも含め初心に帰れるイベントだからだ。また、ファンの総意で人気が決まる総選挙とセットて楽しむと何倍も面白くなる。是非、末永く続けてもらいたいイベントだ。 写真=(C)AKS