謎が謎を呼ぶ大人なアイドユニット「GARNET STAR」とは?
9月2日(水)に1stシングル『真紅の星』を発売し、活動をスタートさせる“雅なロック系アイドルユニット”のGARNET STAR。 メンバーは、同人系を含むアニメやゲームの声優やシンガーとして活動しているSERASUS VOCALIST WORKSに所属中の女性たち。「アイドル」というカテゴリーに属してはいるが、アニメ/ゲームファンにも彼女たちの名前は一部浸透しているように、二次元と三次元との間を自由に行き来しながら活動を行っている存在とも言えようか。 GARNET STARが、CDの先行発売とファンたちへのお披露目も兼ね、初ライブをいきなりワンマンという形で、8月22日(土)に秋葉原にあるクラブ「moe farre」で行った。 ライブは、GARNET STARのデビュー曲『真紅の星』からスタート。雅な旋律が、疾走する激しいダンスビートの上で高鳴り出した。駆けだした曲に飛び乗ったGARNET STARの4人は、扇子も巧みに用い、可愛さの中にも妖艶な香りを醸しながら、凛々しく歌い、舞い踊りだした。 シングルのC/Wに収録、和心を軸に据えた勇壮かつ壮麗な『Eye’s magic』では、何処か挑発的な表情も4人は見せながら歌い踊ってゆく。『真紅の星』が明るくパワフルに攻めゆく曲調だったのに対して、『Eye’s magic』では情熱性を持って観客たちを悩殺?!させていた。 「GARNET STARとは、太陽の1500倍もある、肉眼で見えるみずから光を放ってゆく一番大きな恒星のこと。私たちもそれくらい輝く存在になる願いを持って命名しました」(咲乃奈緒)と説明。「ライブで定番になるであろう恰好いい曲」(柚木尚子)の言葉に続いて流れたのが、『刹那インパルス』。デジタル/ソリッドビートの上で凛々しく、挑発的に歌う4人。かなり激しいロック調の楽曲のように、誰もが初めて耳にしたにも関わらず、自然と気持ちも高ぶったのか舞台上に熱いエールを送っていた。感情と感情を戦わせあい共に高めあってゆく、まさにライブで盛り上がりを描くに相応しいキラーチューンになりそうだ。 4人が所属しているSERASUS VOCALIST WORKS主催のイベントでは、よくカバー曲を歌っているように、この日のステージでもカバーコーナーを設置。 まずは、湊音悠と咲乃奈緒が「マクロスF」より『ライオン』を歌唱。2人とも、疾走躍動する楽曲の上で、獲物を狙う野獣のような姿勢のもと、凛々しく歌いあげていた。秘めた情熱をここぞとばかりに炸裂させた2人の歌声は、なかなか刺激的だった。 柚木尚子と長尾ちえみは、「歌姫絶唱シンフォギアG」より『不死鳥のフランメ』を熱唱。2人のセリフからスタートした楽曲。長尾ちえみのハイトーンコーラスの上で、柚木尚子が攻めるように歌ってゆく。互いの声質の魅力を活かしたそのコンビネーションは、さすがだ。誰もが、その力強いステージングへ引き寄せられるように魅入っていた。 4人揃ったスタイルで最初にカバーしたのが、ZONEの『secret base~君がくれたもの~』。哀愁さを胸に抱きながら、4人が歌を掛け合い、サビでは刹那さ抱いた声を優しく重ね、心を込めしっとりと歌いかけてくれた。 さらに、「THE IDOLM@STER CINDERELLA PROJECT」より『お願いシンデレラ』を披露。今の自分たちの気持ちとも重なる楽曲のように、4人とも思いきり気持ちを開放しながらはしゃいでゆく。観客たちもメンバーへ熱いコールをぶつけ、場内に熱い一体化した空気を描き出していた。 ライブも終盤戦へ。扇子を振りかざし、凛々しく妖しく、でも華やかも抱きながらふたたび歌いだしたのが、1stシングルのC/Wに収録した『Eye’s magic』。サビに描いた情熱的な歌が、気持ちを嬉しく高ぶらせた。そして…。 最後に、GARNET STARを象徴する歌であり、彼女たちの活動の始まりを告げる『真紅の星』をもう一度歌唱。雅な音色と猛々しいビートが絡み合う音の上で、4人が華麗に舞い踊りだした。何処か挑発的な歌声だったのも、4人が観客たちへ挑む姿勢で唄っていたから?!。挑戦的な4人の姿勢に観客たちも刺激を受けたのか、終始サイリウムを天高く突きあげ、熱いエールを送り続けていた。 「小さくてもいい、一歩一歩着実に、細く長く進んでいきたい」(長尾ちえみ)と語るように、まだまだ成長過程。とはいえ、「明日の夢の先」が楽しみになるGARNET STARの1stワンマンライブだったのも、事実。むしろ、お披露目ライブを、いきなりワンマンスタイルで行い、3桁弱の動員を記録したように、彼女たちへ期待している人たちが大勢いることがGARNET STARにとって一番力になってゆくこと。9月2日に1stシングル『真紅の星』を発売。8月25日より、毎週火曜日には、神田K-HALLを舞台に定期公演を行うことも決定。これから4人がどんな未来図を描いていくのか、輝き出したGARNET STARの未来に期待したい。 TEXT:長澤智典