「京都流はんなり」が新感覚なアイドル ミライスカートの魅力
6月13日(土)に赤坂BLITZを舞台に行われた「アイドル甲子園」に、京都を拠点に活動中のミライスカートが登場。 7月21日にシングル『COSMOsSPLASH』をリリース、メジャーへ進出してゆくニュースが関東の人たちにも屆いているせいか、ライブの始まりを告げるイントロが流れると同時に、大勢の人たちが前へと詰めかけてきた。 この日は、イベントステージということもあって、全部で4曲を披露。冒頭を飾ったのが、ライブではすっかりお馴染み。メジャーデビューシングルにも収録になる『未来ノート』。ダンサブルな楽曲の上で、4人が軽快に歌い踊り出した。昨今の東京を拠点に活動するアイドルたちが躍動的かつダイナミクスなステージングを展開してゆく姿が多い中、彼女たちは、どこか”おっとり”としたパフォーマンスを見せてゆく。楽曲自体も、ちょっとアンニュイさがある。むしろ”京都を拠点”に活動しているように、どこか「はんなり(上品で華やかさ)感」がステージングに滲み出てしまうところが、ミライスカートの魅力と言えようか。指を振り上げ、「なんてったってナンバーワン」と歌うサビ部分に触れていると、一緒に「ナンバーワン」と叫びたくなるくらい気持ち高まってゆく。その心地好さも病み付きになる要因だ。 続く、ファーストシングルの表題歌『ナモナイオト』 はダンサブルでスペイシーな楽曲。この歌でも、何処かおっとりとした動きと歌声で熱狂…と言うよりも、一緒に心地好く上がってゆく感覚を実感。上品で優しい独特のテンポ感?!そこは、あきらかに関東のアイドルたちにはないノリ感だ。ミライスカート風に言えば”はんなりビート感”なのは間違いない。 MCでも、とても丁寧で上品な京都弁の挨拶が飛び交ってゆく。せかせかとしがちな日々を過ごす現代人には、4人が作りあげる「ゆったりとした間」を持った歌やステージング、MCは、とても新鮮だ。たおやかな京都の風情?それを、さりげなくとはいえ体現できるのが嬉しいじゃない。 後半は、カラッと弾けた躍動性を魅力にしている最新ナンバー『鉄則Aライン』を披露。メンバーたちも軽やかに舞うように歌っていた。最後に届けたデビュー曲となる『COSMOsSPLASH』の頃には、カラフル&ポップさの炸裂した楽曲と、力強くも、何処かはんなり感の出た4人の独特なステージングに新鮮さを感じた人たちが、一緒に熱いコールも上げながら騒ぎだしていた。 ミライスカート特有の「はんなりなステージング」を通し、何時しか場内中の人たちのハートを(きっと)つかんでいったミライスカート。次第に大きくなる感性と大騒ぎしてゆく熱狂の渦が、これからどんどん大きくなっていくことを楽しみにしていたい。(TEXT/長澤智典)