話題の芸人 タブレット純が「バイ疑惑」「過去」をすべて話す
摩訶不思議なネタで人気の芸人、タブレット純。 歌手活動を経てからお笑い芸人になった異色の経歴の持ち主でもあり、また最近ではテレビ番組で「バイセクシャル」であることを公言するなど話題は尽きない。そんなタブレット純に単独インタビューを申し込んだ。 -元々はミュージシャンとして活動されていたんですよね? タブレット純分かりやすく言うと演歌歌手的な活動をしていたんですけども。 -和田弘とマヒナスターズのメンバーだった。 タブレット純この世界に入ったきっかけはマヒナスターズに入ったことなんです。でも、リーダーが亡くなられてしまって、グループは実質2年くらいしか活動していなくて…。そこからは、宙ぶらりん。ムード歌謡の歌手みたいな活動をしていたんですけど、特にメジャーからCDを出すわけでもなく。本当にグループとしても、最後の延命していた時に入ったという感じで、1人でスナックとかライブハウス周りで細々と活動していました。 -そこから芸人への転機は? タブレット純そんな細々とした状態が、マヒナスターズを含めて10年くらいあって…そんな時に、浅草の東洋館という寄席に出していただいたんです。そこでも芸人という枠では特になかったんです。懐メロを歌っていたんですが、ちょうど自分が出始めの頃に支配人の方が代わられて、その方が自分を気になったみたいで「良かったらずっと出てくれないか?」ということを言われまして。それから月に3、4回とか割と定期的に出るようになりまして。そうなってくるとちょっと、それまで歌手でやってたんですけど、歌だけで寄席に出演というのも浮いた感じになってしまうので、段々お笑い方向に寄せていくようになったんです。まだ、そんな時に歌手時代の田渕純という名前で出演をしていたので、浅草限定で「タブレット純」の名前にしたんです。 -現在の事務所はモノマネのイメージが強いのですが、初めはモノマネがメインだったんですか? タブレット純東洋館ではモノマネから入ってたんですけど、ただ、自分が元々作った歌とかもあって。それはフォークソング寄りのしみったれた歌で(笑)。なんとなく埋もれてたやつを見返してたら凄く変な歌だなって思って。丁度AMEMIYAさんが「冷やし中華の歌」を真面目に歌って面白い、みたいな感じでブレイクしていたので、ひょっとしたらと思って…。歌ネタをやってみたら、若い人にもかなりどっかんどっかん受ける日があったりして、あれ?これいけるのかな?って思ってた矢先に、いまの事務所から「歌ネタだったらオーディションに懸けられそう」という話があり、徐々にいまのスタイルにも取り入れていった感じです。 -音楽をやって賞賛を浴びることと、芸人として笑いを得ることのどっちがタブレット純として嬉しいんでしょうか? タブレット純そうですね…歌を歌ってわーって言われるのも嬉しいですけど、自分はどちらかと言うと、ちやほやされるようなことが苦手で…。学生時代から、からかわれてなんぼって感じの境遇で、笑われるのが好きで…。だから芸人という方向になって、自分も凄く楽になったと思うんです。歌手だとステージでの立ち姿がどうだとか、髪型がどうだとかで凄くもめたり、凄い小さな声で喋ってたりとかやっぱり注意されるので(笑)。 -はっきり喋ってと? タブレット純そう(笑)。それを逆に面白がってもらえる世界というか、自分の本質のキャラクターでいられるのが芸人の世界かな。ただ、歌でキャー!ってなるのも、好きなんです。どちらかというとライブハウスとかよりも、元々、介護の仕事をしていたので施設とかそういうところで歌ったりとか…自分の歌声に感動してくれるとか本当に嬉しい。だから、歌手としては続けていきたいし、続けていかなければと思ってるんです。キャーキャーいわれるのはありがたいことなんですけど、お笑い的なスタンスの方が自分は有難いなと言う気がしているのですが。 -芸人として売れて、再度、歌手デビューというのもありですね。 タブレット純今なんとなく芸人として認識されて、歌声とかも聞いていただけて。よく年配の方や芸能界の先輩から「ちゃんとした歌も歌ったらいいんじゃない?」って言われます(笑)。皆さん、自分の歌手時代の事をご存じないので。「それだけ歌えるなら、ちゃんとした歌も聞いてみたいよね」って。このタイミングで真面目な歌とかも歌っていけたらいいんじゃないかと思いまして。 -人気が出始めているいまですからね!人気といえば、LINEスタンプが出てるんですよね? タブレット純僕自身、実はLINEを全く…。 -どうみてもガラケーですもんね。LINEスタンプを出すことで、何か反響はありました? タブレット純ファンの方から凄いねって言われるんですけど、デザインに関してはちょっとキモい系のやつで…。 -でも、かなりお気に入りなんですよね? タブレット純はい。自分では使えないんですけど(笑)。 -ガラケーはなぜ? タブレット純機械全般が苦手で…あんまり機械に興味がないというか、最低限使えればいいと思っていて。逆にアナログなモノが好きなので。自分の中で携帯は通信手段でしか今のところないんです。 -自分のLINEスタンプ作ったけれど、自分は使えないってすごいですね(笑)。 タブレット純LINEスタンプって、LINEの中での絵文字みたいなものですか? -LINEをやってると使えるイラスト文字みたいなものですね。 タブレット純是非、ファンの皆さんにはダウンロードして欲しいです(笑)! -アナログといえば、純さんは、GSとかフォークがお好きなんですよね。というか、好きどころのレベルではない。 タブレット純歌謡曲、GS、フォーク、邦楽全般好きなんですけど。 -なにかきっかけがあったんですか? タブレット純子供のころからAMラジオを聞いて、自然に…例えば父親のカーステレオで流れてたラジオでいいと思うのが古い歌謡曲だったりして。そんな感じで、自分でも部屋でAMラジオを聴くようになったりして、直ぐダビングできるようなラジカセを買ったんです。いい歌だなって思ったらとりあえずダビングしたりして。 -なんでFMじゃなかったんですか? タブレット純FMの存在も知ってたんですけど、当時からお洒落なものに惹かれなくて。 -今でもレコードを買うんですか? タブレット純レコードも小学生の時から、中古レコードを買い始めて。基本的にはグループものが好きで、マヒナスターズが元々小学校の時から好きだったんですけど、そのマヒナに似たようなムードコーラスというグループがたくさんあって。そういうのを見つけたら片っ端から買ってました。当時まだプレミアがついてなくて、邦楽は捨てても当然みたいな時代だったので子供でもぼんぼん買って。そんな感じで、既に中学生くらいで救いようがないぐらいディープなところに行っちゃったんです。誰も知らない、当時の人すら知らないようなレコードを買っていたので。 -ラジオで、あの音楽通でお馴染みのALFEEの高見沢さんを驚かせてましたよね。 タブレット純そうですね(笑)。当時リアルタイムで聞いていた方が驚いてくださって。音楽の話って、大物の方でも少年に戻っちゃうようなそういう感覚がいいですよね。 -古い楽曲はどの程度まで聞いているんですか? タブレット純いまは、戦前歌謡とかまで聴いているんです。 -それ、LP盤レコード以前のSP盤とかですよね? タブレット純ついにここまで来てしまった、って感じなんですけど(笑)。老人ホームに行く機会が多いので、教えていただいたりとかして。浪曲とかになるんですけど。そういうも勿論聞いてまた郷愁みたいな意味では、全然ハズレでは自分の中ではないので。 -凄いな。ストライクゾーン広すぎですね。 タブレット純ほんとに(笑)。基本的に「過去」のフィルターがかかっちゃえば、なんでもいいのかもしれないですね。 -古くても、ロックには興味が無いんですか? タブレット純例えばキャロルとかも映像で見たりするとめちゃくちゃ格好いいなって思うんです。ただ、それを聴こうかって思うと違うかな。RCとかも存在や映像は鳥肌が立つくらい格好いいなって思うんですけど。リスナーとしてステレオとかに落としてずっと聴くって雰囲気にはならなくて。そういう意味では音楽の聴き方では、ライブに行こうって感覚が実はあんまりないんです。最近では、昔のバンドがリバイバルでLIVEやるじゃ無いですか?そういうのに興味が全然なくて。レコードジャケットに若いころの姿が写っていて、それを見ながら聴く方が断然ライブ感があるというか、自分の中で想像が膨らむという感じで。GSなんかまさにそうで。青年のままの姿で、それに針を落として聴いて、当時熱狂した少女がいたんだろうな…って想像したり。 -ネタがちょっと昭和な雰囲気があるのも、その影響ですか? タブレット純実は演芸も昭和のものが好きで、喜劇映画とかもよく見たり昔の芸人さんの寄席も好きなので。浅草で芸人として認識されたのも、自分としてはありがたいことで。ギター漫談って呼ばれることも恐れ多いけど、自分の中では凄く嬉しいですね。だから、芸人としても昭和っぽいって思われることは自分の中では嬉しいことではあるんです。昭和芸人みたいな。 -ブレイクしたのが、小中高生の問題集を基にしたギター漫談的なもので、いわゆる昔ながらのギター漫談ではない、新しいスタイルですよね。 タブレット純自分は浅草でお笑いライブというものに触れたので、そういう意味ではネタをやるだけじゃないというか…浅草の芸人さんってわりと雑談をずっとしてたりとか…亡くなった牧伸二さんとか中々ネタをやらないで喋ってたり(笑)。自分はそこまで喋らないんですけど、わりと雑談みたいなことは結構する傾向があるので。そういう意味では浅草の芸人さんを見たから、あまり台本でまとまったことだけをやるって感じは自分の中ではそうしたくないところがあるんです。 -問題集ネタは急に思いついたんですか? タブレット純最初に歌ネタの路線が「海苔弁当の魚なんの魚だ」みたいな子供のころから気になってたけど見過ごしていたような事をネタにしていたんです。奥底でなんとなく感じていた微かな幸せっていうネタもあったんですけど、これはだれにも伝わらないかもしれないなって、分かりやすい例だと、しらすのパックに小さい蛸が入っているっていう(笑)。そういうものもあったりとか。 -でも、問題集って大人になったら中々見ないですよね? タブレット純この問題集ネタはマネージャーさんと飲みながら「あれ面白いよな」っていう雑談から入ったりしているうちに、思いつきました。マネージャーさんにネタを学ぶこともありまして、自分も「あーなるほど。そういうこともあるよな」って。 -なんか、マネージャーさんとネタ作るってのも昭和っぽいですね。 タブレット純赤塚不二夫さんが凄く好きなんですけど。赤塚不二夫さんの本を色々と読んで、赤塚不二夫さんってキャラクターを実は編集者とかアシスタントが作ったものだったりするんです。そういったところに拘りがないというか…昔の漫画家って編集者とネームとかの会議があって、そっから作品がドンドン生まれていったみたいで。お酒の席であったりとか、全然知らないお客さんの発想したものであっても、そういう形でお笑いを作れていけたらいいなっていうのはあって。変な人って酒場とかに結構いるので。そういうところから意外なネタを貰ったりとか、そういう感覚でマネージャーさんともお酒の席で生まれた感覚があったり。 -ここ最近、街で声かけられるんじゃないですか? タブレット純そうですね。日に日に増えてきてる感じです。今日はここに来る途中、小学生がのけぞるくらいに指さしたり(笑)。 -ちなみに某深夜番組でバイセクシャルの話が出たじゃないですか? タブレット純自分が学生時代は男性が好きだった時が実際にあったんです。歌ネタ王に出演する時に「どっちなんですか?」って聞かれて、あまりにも自然に「両方です」って答えたりしていたので、そこからその路線のお話がくるようになってしまって(笑)。単純に男も好きって展開で最後キスしてくださいみたいなオファーも結構あるんです。バラエティーだと深く説明するわけにもいかないし、嘘をついてる訳でもないし、バラエティー的に盛り上がるならいいかと流れに任せています。 -男性経験は? タブレット純男性と付き合ったこともなくて。片思いはしたことがあるんですが、そういう自分の中の女性的な面があるっていうのは、飲むと必ず芸人になる前からなんですけど、女性っぽくなってキスしたりして。 -なるほど。 タブレット純だから、もっと深い話ができるような場所であれば学生時代は同性愛で悩んでいたって話も出来るんです。実際、悩んでいたので。 -Wikipediaを見させてもらったら、両刀使いって書いてあったんで。 タブレット純今は同性愛者であるって断言されているので(笑)。そういうことではないので、それは困っちゃうなって思ったんですけど。 -別に男性が好きって言うことに抵抗はないってことですね。 タブレット純自分はバイセクシャルって思われてた方が楽なところもあって。ある意味、裏を返せばどっちでもいいというか。 -そういったことも踏まえて、今後、自分の中でどういったプロデュースプランがあるんですか? タブレット純先ほど言ったように、芸人として認識されている中で、こういう真剣な歌も歌えるんだっていう歌手としての部分も今としては出せるんじゃないかなって思ってます。最近では、ムード歌謡に拘らなくてもいいのかなって思っていて、自分の好きな歌のジャンルが多様化しているので、抒情歌であったりとか自分の声が活かせられて世界観が出せるものなら。本当に原点回帰というか、誰しもが歌えるようなヒット曲を出せたらな本望かなと。 -芸人としてはありますか? タブレット純芸人としては、昔の芸人さんが好きってこともあるんで…ひな壇に座るような常連になる事は無理だと思っているんです。自分が目指す方向ではないかなと思っていて。もちろん呼ばれたら嬉しいし、自分のそのままを出すとは思うんですけど。 -ひな壇願望はあるんですか? タブレット純無いと言ったらあれなんですけど、そっちよりは芸人本来の営業だったり寄席であったり。そういうところでどこでも人を喜ばせられるような昭和的な、いわゆる芸がある芸人さんになれたらいいかなって思っているんです。 タブレット純LINEスタンプ買うなら!【クリック】