Bitter & Sweet「フレディ完コピ」「大器晩成」披露も
田﨑あさひ(19)と長谷川萌美(21)によるガールズボーカルユニットBitter & Sweet が、初のワンマン ライブツアー「Bitter & Sweet 1st SHOWCASE」東京公演を、16 日、LIVE HOUSE ZONE-B で開催した。 オリジナルの人気曲はもちろん、カバー曲、さらに初のギター弾き語り、iPadアプリを使った実験的なパフォーマンスなど多彩な内容で、大いに盛り上がった。 一昨年に結成され、これまでインディーズでシングル3枚をリリースしてきた Bitter & Sweet。メジャーデビューとワンマンを目標に掲げ活動してきた二人だが、今回念願叶い、ワンマン SHOWCASE が実現した。 先週、田﨑の故郷、長崎からスタートした初ツアーの東京公演。当初 1 公演の予定だったが、チケットがソールドアウトになり、昼夜 2 回の公演となった(追加公演もソールドアウト)。 超満員で大きな盛り上がりの中、昼公演は最新シングル『恋愛 WARS』から元気いっぱいにスタートした。 続いて2ndシングル『誰にもナイショ』。好きな男の子に対しての心の声を表したセリフ部分も人気のこの曲。 長崎公演では、田﨑がセリフを長崎弁にして披露し大きな歓声を浴びたが、今回は「お帰りなさいませ、ご主人様 あさひが夢の国へご案内します」と、元の歌詞とは関係ない、まさかのメイド仕様!いきなりファンをとろけさせると、2 番のセリフ部分では長谷川が「何見てんだよ!……ウソウソ、見てみてみーんな大好き!」と、こちらもまさかのツンデレセリフ。実はこのセリフ、田﨑が、ライブでの披露にあたって先輩の田中れいな (LoVendoЯ)に相談したところ、二人のイメージに合わせて考えてくれたものだそうだ。 オープニング 2 曲を歌い終え、「Bitter & Sweet 1st SHOWCASE へようこそ!」(田﨑)、「みんな、来てく れてありがとう!」(長谷川)とファンに呼びかけると、場内は大歓声につつまれた。 今回のツアーでは二人がさまざまな“初挑戦”を行っているが、その一つが iPad アプリ「Everyday Looper」 の多重録音機能を使ってのパフォーマンス。即興録音しループ再生できるこのアプリを使って、歌う前に、その場で二人の声によるボイス・パーカッションやコーラス、効果音、さらに観客によるクラップ音やコールなどを 収録。その音を曲中で再生しながら 1st シングル『Bitter & Sweet』を歌った。二人のメインボーカルに、本人によるコーラスやボイパも加わり、いつもよりも厚みのある歌声となり大成功となった。 また、それぞれのソロコーナーの中でも“初挑戦”が用意された。長崎公演では、田﨑がギターの弾き語りを初披露したが、本公演では長谷川がギターの弾き語りで、ベン・E・キングの『Stand by me』を歌った。長谷川はギターはもちろん弾き語り自体が初めてで、ギターの練習中にベン・E・キングの訃報を聞き、運命を感じたと語ると、猛練習の成果を披露し歌い切った。 また田﨑のソロでは結成前にリリースした『手紙』(2013 年発売)をピアノで弾き語りした。田﨑にとってさまざまな思い出がつまった 1st ソロシングル。歌いながら自然と涙がこぼれ落ちてきた。「どうしよう! 泣きたくないよ!」と田﨑。「この曲をライブのために練習していたら、いろんなことを思い出すん ですよ。ミュージックビデオ撮影のために寝ないで曲を覚えたことや大変なこともつらいこともいっぱい経験し たんですけど、大好きなMUSIC FESTA(アップフロント所属アーティストによるライブイベント)でこの曲を歌ったことなど楽しい思い出もいっぱいで、イントロを聴くだけでいろんなことが蘇ってくるんです」と、 声をつまらせながら思いを語った。 ステージ中盤では、“海外からの特別ゲスト”(!?)が登場。チョビひげを生やした、怪しげな女性ロックシン ガー。QUEEN のフレディ・マーキュリーを思わせるジャケットを身にまとい、フレディばりのマイク使いで「Bohemian Rhapsody」を“完コピ”する。その人は、Bitter & Sweet がゲスト出演した音楽番組「ミュージックドラゴン」でも話題になった“モエミー・マーキュリー”だ。その正体は誰がどう見ても長谷川。QUEENの大ファンで、カラオケでQUEEN の曲を完コピすることが 趣味だというが、このワンマンライブの場でもそれを披露できて心から楽しそうな様子が印象的だった。 ステージではコミカルな面が目立ったモエミーだが、ハードロック、オペラなど多彩な要素を含んだ、壮大な スケールのロックの名曲を歌い上げた、そのボーカルのコピーのクオリティはかなり高かった。 その後は、事務所の先輩・中島卓偉の楽曲でアンジュルムも歌う『大器晩成』をカバー。曲中の掛け声などで ファンとの一体感いっぱいのステージとなった。普段は曲の中で踊ることのない彼女たちが、間奏でオリジナル のダンスを披露すると、さらに大きな盛り上がりを見せた。 終盤は『DREAM GIRL』などアップテンポの人気ナンバーでラストスパートに。田﨑、『Rolling Days』では、田﨑がピアノから離れ、長谷川とともに、タオルを回しステージを駆け回りながら熱唱した。そして 1st シングル『インストール』で熱狂の中、本編を終えた。 大きなアンコールの歓声の中、再びステージに登場。「いろんな初挑戦があったり、モエミー・マーキュリー の出演があったり(笑)、充実した素敵な時間になりました!」とライブを振り返った長谷川。最後は、二人からの感謝の思いも込め、バラード曲『恋心』でしっとりと締めくくった。 この『Bitter & Sweet 1st SHOWCASE』は、17日には長谷川の故郷、新潟でも開催。そして 7 月にも次回のSHOWCASEが予定されている。