tkmk爆女祭~4日目楽しさにスタイルなんか関係ない!
渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。 4日日となった5月13日(水)のイベントには、Hysteric Lolita/THE LEAPS/Bitter & Sweet/Caramel/ザ・ヒーナキャットが出演。 Hysteric Lolita 「原宿系ヴィジュアルネオ・シック・ロックガールズバンド」と名乗るHysteric Lolitaは、哀愁味を持った歌と荒ぶる演奏を重ね合わせた『Dual Anima』を手に観客たちを煽り出した。妖しさと激しさ、何処かダークさを内包した音楽性は、ガールズ版ビジュアル系バンドスタイル?? Raniの煽りへ応えようと、『絶望のスパイラル』では会場中の人たちが拳振り上げ、舞台上に想いを返していた。演奏面ではまだまだ拙さ見えるとはいえ、ゴシック/ラウド/シンフォニックな激しい音楽性を標榜してゆく姿勢は、演奏の中から伺い知れた。哀切なエレピの音色に乗せ、込み上げる想いのままに歌う『誓』。サビ歌から一転、演奏は哀切さ抱きながらも一気に疾走。心の琴線を刹那に刺激しながら、楽曲の持つ熱はどんどん高ぶり続けていった。ギターの音が激しく唸り出した。ゴシックハードな『DISTRESS』では、Raniが凛々しい声をぶつけ観客たちを挑発してゆく。最後の『HYSTERIC』でも、轟くラウドな演奏と分厚いシンフォニックな音を武器に観客たちを熱く煽り続けたHysteric Lolita。音源とは異なり、ライブでは躍動感や激しさが、より際立って響いたことが嬉しい発見だった。 THE LEAPS ドラムとギターという、とてもシンプルな編成だ。「ファンタスティックな夜にしましょう」。その言葉を合図に飛び出したのは、めっちゃご機嫌でストレート・アヘッドなロックンロールナンバー。THE LEAPSが『ファンタスティックRADIO』を通して連れ出したのは、胸はしゃぐロックンロールが持つ楽しいワンダーランド。一気にアクセルはベタ踏み状態、爆走ナンバー『Rolling Thander』が大炸裂。ヤバいくらいに感情をヒートアップさせてくれるバンドじゃないか。『SAKURA』では哀愁メロウなロックンロールを届け、センチメンタルな姿も提示。「むかつく時は素直にむかついていいんだぞ!!」。ヘヴィドライブナンバー『フラストレーション』を腹の奥底へズンッと響かせれば、『HAPPY LIFE(ビール飲もうぜ!)』を奏で、乾杯気分で大騒ぎ。「最高のロックンロールぶち込んでやるよ!!」。『Let’s get together』『THE LEAPS』と、ノーギミックな演奏を最後まで叩きつけたTHE LEAPS。ご機嫌なロックンロールは無敵!!。そう、理屈なんかどーでもいい。楽しくはしゃげば、それがすべての答え!!それが、ロックンロールの真実さっ!! Bitter & Sweet 情熱を抱いた歌が駆けだした。長谷川萌美と田﨑あさひの歌が『インストール』の中、交錯しながら胸掻きむしるドラマを描き出した。2人の声が重なりあったときの力強く跳ね上がる歌に、勇気を受け取った気分。親しみやすいポップスなのに、とてもエナジーあふれた歌をBitter & Sweetは届けてくれた。ドキドキとした嬉しい衝動が止まらない。ポップロールナンバー『DREAM GIRL』が連れ出した、大空駆け上がるような心地好さ。青春を謳歌してゆく2人の様が、とても眩しく見えてきた。重なり合う哀切な歌声に、ピュアな片思いの気持ちがジンワリ蘇ってきた。甘酸っぱい恋の想いを綴った『恋心』。込み上がる切々とした感情を歌う2人の歌声にキュンと涙腺刺激された『月蝕』と、立て続けにバラードを歌い、Bitter & Sweetは感情の内側を優しく濡らしていった。最後は、スタイリッシュでビターなポップナンバー『Bitter & Sweet』を通し、触れた人たちの心に笑顔の花を咲かせたBitter & Sweet。触れたら壊れそう?!。でも、そのチャーミングさに触れたくなるのも事実。だから、ついつい心の手を伸ばしてしまうんだろうね。 Caramel Caramelの連続ライブも、4日目に突入。この日は、好きが止まらない想いを、込み上がる気持ちのままに歌い演奏した『LoversMoment』からスタート。低音唸るベースのグルーヴと躍動的なドラムのビートが腰にズンズン嬉しく響いてきた。哀切な想いを抱えながら、演奏は『月下のナミダ』へ。次第にウネリを上げてゆく流れがいいじゃない。爆発したい気持ちを沸点まで高ぶらせたところで、『Tailwind』を通し、Caramelは場内の空気を一気に炸裂させた。恋する気持ちを次第に破裂させてゆく楽曲の流れも、心を嬉しくときめかせてくれた。 トライバルなダンスビートが流れ出した。「暴れろー!!」の声を合図に、『スナイパーガールZ』を通し大勢の観客たちが拳振り上げ大はしゃぎ。いいよね、無邪気に騒いでしまう、この楽しい空気が。まさに、4人にハートを撃ち抜かれた気分?!。終盤に飛びだしたのが『恋愛少女』と『恋愛少女2』。ときめく想いをぶっ飛んだ演奏に乗せ、Caramelはハイテンションのままに駆け抜けていった。ちょっと疲れも?!。でも、気持ちのモチベーションは、日を重ねるごと上がっているのは間違いない。 ザ・ヒーナキャット なんて妖しげで魅惑的な2人なんだろう。昭和歌謡な香りと妖美な闇の匂い醸しだす『あの日カラ』に触れたとたん、心はザ・ヒーナキャットの描き出す世界の住人に様変わっていた。激しさを背負いながら躍動してゆく演奏。哀切な痛み抱いた歌謡ゴシックハードナンバー『胸▽(ハート)かもね』が、痛く胸を掻きむしってゆく。凛々しい?? いや、嘆く気持ちを言霊のように思いきり吐き出すひーちゃんの歌声に、心がギュッと縛りつけられた気分。それが、すっごく嬉しいんだよ。 開けてはいけない扉を開いたとたん、そこにはチクチクとした痛みも携えた甘美な歌が踊っていた。『知らない知らない知る由もない』は、奈落の宴の場へと引きずり込む調べ?!。むせび泣く想いからの幕開け、『さくら~春の夜の夢~』が連れ出した濃艶な想いの風景。ザ・ヒーナキャットの歌に詰め込まれた情念?!が、眠っていた黒い感情に火を付けた。ヒステリカルな『夢中毒』にタオル振りまわし激しく熱狂すれば、『恋がしたい』でも、怨情な歌に身も心も嬉しくかしづいていた。情念満載な暗黒舞踏の宴は、たまんないくらい刺激に満ちている。最後の『紫黒蝶』まで、濃密な暗黒情念物語にズッと心が釘付けになっていた。このアングラな感覚、ヤバいね。 5日目は…。 5日日となる5月14日(木)のイベントには、はちきんガールズ/GALETTe*/Caramel/CREA/hy4_4yhが出演。アイドル系が多いのも特徴だ。会場で、お待ちしております。 PHOTO: 山下弘毅/TEXT:長澤智典