Bitter&Sweet初ワンマンに田崎 母へ感謝の涙
田崎あさひと長谷川萌美によるガールズボーカルユニット・Bitter&Sweetが、初のワンマンライブツアー「Bitter&Sweet 1st SHOWCASE」を、10日、田崎の故郷である長崎市のライブハウス・Studio DO!からスタートした。 この日は「母の日」ということで、モーニング娘。の『ふるさと』をカバーするともに、それぞれ母への感謝の気持ちを表した二人。田崎は感極まって、歌い終えたあと、涙をこぼした。 一昨年に結成され、これまでインディーズでシングル3枚をリリースしてきたBitter&Sweet。特に2月に発売された3rdシングル『恋愛WARS/恋心』のキャンペーンでは、“ビタスイWARS”と題したインストアライブを精力的に展開、40本以上のミニライブを行ってきた。 そんな彼女たちの大きな目標がメジャーデビュー、そしてもうひとつがワンマンライブだったが、今回、その一つが実現することになった。 この日を待ちわびたファンの期待感で、開演前から大きな盛り上がりを見せていた場内。そんな中、初お披露目の新衣装に身をつつんだ二人が登場。最新シングルから『恋愛WARS』、そして2ndシングル『誰にもナイショ』と、二人の可愛らしさが前面に出たナンバーからライブはスタートした。 特に『誰にもナイショ』は、好きな男の子に対しての心の声を表したセリフ部分も人気だが、今回は田﨑のアイデアで長崎弁にしてセリフを披露。「目の前のうちの瞳ん奥も……ちゃんと見て!」「ちょっと怖かばってん……」など、田崎の“方言女子”ぶりでファンをとろけさせた。 オープニング2曲を歌い終え、「Bitter&Sweetのワンマンライブへようこそ! そして、私の地元・長崎「ただいま!」」と、田崎が元気いっぱいに挨拶、大きな歓声を浴びた。ずっとずっと念願だった単独ライブということで、オープニングから二人とも超ハイテンション。田崎は「あーうれしい! どうしよう! ワンマンライブってこんなに楽しいなんて!」と、この場所にいることが楽しくてたまらない様子だ。二人のボーカルはインストアライブで見せるものより一段と弾け、また気持ちが昂揚した田﨑はまるで踊るようにピアノを弾いていた。 ライブでは、これまでリリースしたシングル曲はもちろん、カバー曲の披露、さらに、それぞれのソロコーナーなど多彩な内容になっていた。特に田崎のソロコーナーでは、普段のピアノとは別の楽器で、初めての弾き語りを見せた。さらに音楽アプリを使った実験的な試みも行われ、観客を驚かせた。 ステージでは、彼女たちのレギュラー番組『Bitter&SweetのPOP’n Music』(FM長崎)の公開収録も行われた。この日は「母の日」ということで、普段は照れくさくて言えない、母親への感謝の言葉をステージの上から語った。そして田崎がモーニング娘。の曲の中で一番好きだと語る『ふるさと』を、二人で心をこめて歌った。昨年ライブイベント『MUSIC FESTA』で競演した中澤裕子が歌っているのを見て、「来年の母の日に歌って、お母さんに感謝の気持ちを伝えたいと思っていました」と語る田崎は、歌い終え、「お母さん、ありがとう」と告げると、思いがあふれたのか、涙をぽろぽろとこぼした。 その後は、同じく事務所の先輩・アンジュルムの『大器晩成』をカバー。曲中の掛け声などでファンとの一体感いっぱいのステージとなった。普段は曲の中で踊らない彼女たちが、間奏でオリジナルのダンスを披露すると、さらに大きな盛り上がりを見せた。 ラストスパートでは、『Rolling Days』などアップテンポの人気ナンバーでたたみかけた。田崎は喉がやや枯れ気味になりながらも、ますますテンションは上がる一方だった。 1stシングル曲『インストール』で本編を終えると、場内は「アンコール」ならぬ、「もってこーい」コールにつつまれた。これは「長崎くんち」での掛け声にちなんだもので、彼女たちの長崎でのインストア・ミニライブの際に恒例となっているものだ。 再びステージに登場した二人。長谷川は「このワンマンライブに向けてずっと練習をしてきて、スタッフさんから厳しい意見を言われたこともあったり、この数日はほとんど寝ないで練習したりして、今はふらふらなんですけど、でも、こんなに素敵な単独ライブができて、つらさも吹っ飛んで、今はもっと努力したい!と思います」と、感激の表情で語った。田崎も「今回のライブでは初の試みもあって、リハーサルではなかなか上手くいかず、不安だったし、緊張するかなと思っていたんですけど、みなさんのおかげで、緊張する気持ち以上に楽しめました!」と感謝の言葉を告げた。 最後は、バラード曲『恋心』で、しっとりと、そして彼女たちの持ち味である歌唱力を存分に披露し、初のワンマンライブは幕をおろした。序盤からテンションが上がりきり、ペース配分など構わず全力疾走するように歌い続けた田崎。同じくハイテンションながらも、そんな田﨑をやさしくつつみこむように、堅実なボーカルで歌った長谷川。二人の姿が印象的だった。 いくつかの初挑戦も含めた、盛りだくさんの内容のBitter&Sweetの初ワンマン。ステージで歌う二人と観客が「心から楽しい!」という思いを共有できたライブとなった。 この「Bitter&Sweet 1st SHOWCASE」は、16日に東京・Live House ZONE-B、そして17日には長谷川の故郷、新潟・柳都SHOW!CASE!!でも開催される。また、Bitter&Sweetが出演するライブイベント「MUSIC FESTA Vol.3」の東京公演が、15日、TSUTAYA O-EASTで行われる。