ダイブする観客も!「がんばれ!Victory」らが熱狂ステージ
昨年夏に赤坂BLITZを舞台にスタート。その後もShibuya eggmanやZepp Tokyoと会場の規模を大小変えながら、様々な「次代を担うガールズロックバンド」たちを紹介し続けているイベント「GIRLS ROCK SPLASH!!」。 通算4回目となる「GIRLS ROCK SPLASH!! 2015 SPRING」が4月11日(土)にShibuya eggmanで開催になった。 出演したのは、Split BoB/姫carat/SORAMIMI/Chu’s day./がんばれ!Victory/BAND-MAID(R)の系6バンド。オープニングアクトで葵ミシェルも登場。 イベントの合間には、ハグてっぺいによる出演者とのトークも行われた。つねにメインフロアーを熱狂した観客たちで埋めつくしていたこの日のイベント。次回の開催が6月6日(土)にShibuya egg-mamで決まったように、ぜひ楽しみにしていて欲しい。以下へ、この日出演した各バンドのライブの模様をお伝えしよう。 オープニングアクトとして登場したのが、葵ミシェル。心に溜まった感情を吐き出すように唄った『ロクデナシ』や、もの悲しい歌声や音色の中に温かさも滲み出た『you』など、得意のブルーズな香り漂わせる演奏を爪弾きながら、芯の太い声を魅力に、哀愁漂わせた歌の数々を届けてくれた。 トップを飾ったSplit BoBは、愛知県は岡崎市を舞台に活動中のバンド。可愛らしい姿とは裏腹に、演奏からはつねにエネルギッシュなパワーが放たれていた。大勢の観客たちへ挑みかかるよう、荒ぶる牙を剥き出しに襲いかかった『スターになれない』や、触れた人の気持ちを嬉しく高揚させてゆく『ハジマリノトキ』。『Parallel World』が伝えた騒がずにいれない衝動に、『マヤカシ少女』が放つ熱いエナジーとグルーヴ導き出した演奏など、感情を揺さぶる挑発的な楽曲の数々をSplit BoBはぶつけてくれた。 バンド/ダンスと2つのスタイルで活動している姫carat。彼女たちの音楽には、昭和の香りがほのかに漂っている。その音楽性へキュートでポップなパウダーをまぶし、カラフルな表情に様変えてゆくところが魅力だ。クールな香りも漂わせたロックンロールナンバー『ボディ・ロカビリー』や、荒々しく疾走する曲の上に歌謡メロな歌が絡みあう青春歌『ハイヒールキック』、GS&ガレージスタイルの歌と演奏が火を噴いた『恋のスパイダー』。会場中の人たちがタオル振りまわし熱狂した『クロブチメガネとベビードール』など、可愛さの中に隠し持った毒牙に噛まれ、熱狂に嬉しい眩暈を覚えていた。 青春という言葉が似合う爽やかな音楽を届けたのが、SORAMIMI。心に光が射し込んでゆくドラマチックな『J.K.P!!』。『ピポパポ』では、胸をくすぐるキャッチーな歌に気持ちがどんどんカラフルな色に染まってゆく感覚も。片想いな乙女の心模様を空へ解き放つように唄った『ダーリン』に、アニメ「おジャ魔女どれみ」の主題歌『おジャ魔女カーニバル!!』のカバーナンバーまで、まぶしい青春の一風景を見てゆく気分。SORAMIMIの持つ乙女ポップな感覚は、たまらなく胸をキュンとくすぐってくれた。 可愛らしさから艶めいた表情まで。つかみを持った歌を、重く躍動的な演奏を通し届けたのがChu’s day.。♪愛の光♪の合唱も発生、光と熱を放った演奏と歌声が気持ちを嬉しく高ぶらせた『愛の光』。耳心地好い『ねぇ』では、♪ねぇねぇねょ♪とつかみを持った歌に合わせ、誰もが満面の笑顔で思いきり手を振り、その場で跳ね続けていた。心をカラッとした気持ちに満たしてくれた『Cycling』や、キラキラとした輝き放つ開放的なロックナンバー『Rocking shoes』まで、Chu’s day.の光満ちた演奏に飛び乗り、まばゆい熱狂の中、夢中で一体感を味わい続けていた。 5月にメジャーデビューも決定。「GIRLS ROCK SPLASH!!」唯一、皆勤賞のがんばれ!Victory。『ふらいはい!!!』が連れだしたのは、心も身体も開放し無邪気な童心に立ち返らせてゆく音楽のグラウンド。舞台上と客席とで一緒に声を掛け合い、ともに高揚した空間を描いてゆく。その熱狂と興奮こそ、がんばれ!Victoryのライブ一番の魅力。あやきの力強い歌声へ観客たちが熱いコールを重ねた、デビュー曲の『全力!スタート』。「君が好きだ」という情熱的な想いをダイレクトに投影した『KGSD』でも、たくさんの人たちが真っ直ぐな乙女心に嬉しい熱狂のエールを送っていた。その心地好い一体感が、たまらなく好きだ。 「ようこそ、お給仕へ!!」。トリを飾ったBAND-MAID(R)は、いきなりラウドでスピーディな音を炸裂させた楽曲を叩きつけ、会場中の人たちをモッシュ渦巻く熱狂の空間へ連れ出した。可愛らしいスタイルとは裏腹に、鋼のよう強烈なリフ&グルーヴを突き付け、ヒートアップした空間を作りあげてゆくBAND-MAID(R)。戦いを挑む彼女たちの姿に、思いきりヤラれた気分。白熱した演奏は、海外動画サイトで100万再生を達成したラウド/ミッドグルーヴな『スリル』を通し、さらに心地好い熱狂を持って会場中に放たれた。女豹の如く思いきり挑発してゆく様へ、身体もハートもメロメロにノックアウトされた気分!!。途中、ダイブする人たちも登場。唸りを上げ駆け続けた『サマードライブ』やツインヴォーカルスタイルで披露した『Knockin’on your heart』など、激しく疾走してゆく楽曲を魅力に、終始BAND-MAID(R)は、ほとばしる汗も心地好い熱狂の空間を描き続けていた。(TEXT:長澤智典/PHOTO:大久保恵海/飯田加奈子/野澤まな)