「エースの重圧」「新メンバー」「道重さゆみ」鞘師里保が見つめるモーニング娘。の未来

絶対的リーダー道重さゆみの卒業、新メンバーの加入、長らくモーニング娘。を支えてきたつんく♂の手術など、大きな動きが立て続けに起きたモーニング娘。’15。

その中でエースとして気を吐く鞘師里保に、いまのモーニング娘。’15、未来のモーニング娘。’15を聞いた。

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-鞘師さんには色々とお聞きしたいんですけど。

鞘師里保
はい!

-まずは、新曲がトリプルA面『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』。となっています。それぞれの聞き所を教えて下さい。

鞘師里保
『青春小僧が泣いている』は、今のモーニング娘。’15の路線らしいなって思ってます。いつもは新メンバーが入ると、かわいい曲とか、ちょっと明るい曲が多かったので、ああ、こうくるんだ…って。あえて、このままいくんだ…と、私にとっては意外だなって思ったんです。ミュージックビデオでは、和の雰囲気を出して撮ったり、歌詞に「いろは歌」が入っていたりそういう所がオモシロイので観て欲しいです。あとは、この曲はファンの皆さんとも楽しめるようになっていて、「最後は君の腕次第」はみんなで一緒に叫べるので、もしコンサートに来て頂けたら一緒に歌って欲しいなって思います。

-今回、Aメロで区切りがはっきりしていてミュートする箇所がありますが、ここはどんな掛け声したらいいんですかね?

鞘師里保
「だから私 笑ってあげる」とかですよね、なんか決まってなくて、なんだろ…「ふう~」とか入れてくれる人とか、歌った人の名前を叫ぶ方がいたりとか色々ですね。音がなくなるので、ファンの方の声が目立つんですよ。

-会場中に響く。

鞘師里保
そうなんですよ!ファンの皆さん的には、まだ模索中だと思います(笑)。

-では『夕暮れは雨上がり』。

鞘師里保
この曲は、悲しそうなメロディーに聞こえるんですけど、でも、未来に向かって前進していく前向きな歌詞がすごく多くて、新生活を始めて不安だなって思ってる人とかに聴いて欲しいです。私たちメンバーもそうだし、歌詞を書かれたつんく♂さん自身のことも書かれてるんじゃないかなって私的には思ったりとか、いろんな解釈をしながら読んでると、歌いながら涙が出たり、聴きながら涙が出たりとかするような曲ですね。

-プリキュアともコラボしている『イマココカラ』。

鞘師里保
私たちは、完全にプリキュア世代なので、もうみんな喜んで、めちゃくちゃ。みんなそれぞれ誰になりたいって…私はキュアホワイトになりたくて。初代プリキュアの(雪城)ほのかちゃんになりたくて、ホント私たちが歌えるってのはすごい嬉しいです!この曲はどの世代の方にも伝わる、伝わりやすい歌詞とメロディーと、あと振り付けも一緒に踊れるようなところがいっぱいあるんです。試写会にも出させていただいたんですけど、そのときも一緒にちっちゃい子どもたちが歌ってくださったりとかしたので、プリキュアのことが好きな全国の子どもたちと一つになれるようにしたいなって思います。

-ミュージックビデオでは、ちびっことも踊ってますね。

鞘師里保
普段から、モーニング娘。’15のダンスをカバーして踊ってくれてる子たちなんです。めちゃくちゃダンスが大きくて、ダンスの先生に「見習って」と言われてしまいました。

-見習って?

鞘師里保
はい、メンバーが言われました。指示もしっかり守って偉かったです。

-ファンもプリキュア主題歌抜擢には驚きましたね。

鞘師里保
試写会に出させていただいた時に、拍手が少なかった様に思ったんです…。ああ、そうだよな、私たちのことそんなにみんな知らないだろうし…って思ってたんですけど『イマココカラ』を歌って、みんなと喋ったりしたら、最後にはすごい「バイバイ~」って大声援で言ってもらえて。歌を一緒に歌って、喜んでくれてモーニング娘。を好きになってくれたのかな、って思いました。手応えがスゴく有りました。

-子供たちは『LOVEマシーン』の時には生まれていない世代なわけですもんね。

鞘師里保
そうですね。

-ちびっ子パワーはどうでしたか?

鞘師里保
聞くだけでみんな笑顔になれるというか、かわいいね~って感じでした。私たちもこういう時代がかつてあったんだと思うと、元気出さなきゃみたいな感じ…(笑)。

-鞘師さん16歳ですよね(笑)?

鞘師里保
なんて言うか、変に落ち着いてきちゃってるみたいなのが、子どもたちを見て、自分は残念だなっていうふうに思って。

-よりちびっ子に近い、新メンバーとの関係は?

鞘師里保
私も9期メンバーとして、4人一緒に加入して、12期メンバーも4人で入ってきたんです。だから、すごく比べられたりすることも多いんですけど…なんか4人とも、めちゃくちゃ喋るんですよ。いい意味で自己主張が強くて、MCもシーンとなる瞬間がないというか、「もう、誰かひとりに絞って!」って言うくらい、ホントにみんないっぱい喋ってくれるので、こちらとしては、すごく助かるというか…。そうやって、やり過ぎる方が、やっぱいいんですよ。足りないよりは。

-グイグイいくのはいいことですね。

鞘師里保
はい。だから「前に出る精神」とか、素晴らしいなって思います。自分たちにはなかったんですよ、そういうところが。逆にホントに私たち4人は、「どうぞどうぞ」みたいな感じだったので。

-あの生田さんも初めは?

鞘師里保
えりぽん(生田衣梨奈)も、最初はどうぞどうぞ状態だったんですよ。

-生田さんはヤバいと思って壁を突破したんですね。

鞘師里保
覚醒しました。

-尾方さんは初の大阪出身ですよね。

鞘師里保
私たちには控えめなところが多いんですけど、たまに同期の12期メンバー同士で喋ってるときに、突っ込んだりするんですよ。

-なんでやねん!みたいな?

鞘師里保
「なんでやねん!」「~やろ」とか。「~みたいやで」とか言うんですけど、その例えツッコミがスゴイ面白いんです。

-例えツッコミ!

鞘師里保
ああ、もう、イケルなと。

-どこに送り出しても大丈夫だと。

鞘師里保
はい。

-鞘師さんは過去に「自分がヤバイって思えるくらいのメンバーが入ってきて欲しい」って話していたんですよ。新メンバーはヤバいですか?

鞘師里保
みんなヤバイと思います。まず、自分を知ってもらおうっていう気持ちが強いところ。私も、自分を見てもらいたいって気持ちはあったんですけど、控えめだったんです。行動に出せる4人はそこが一番強みなところだなって思うし、ひとりひとり特技があったり、スケート、英語、野球についてとか…みんなホントに特徴があるので、最初っから芸能人のひとりとして、成り立ってる。

-キャラが解りやすいですよね。

鞘師里保
ダンスとか教えてもすごい向上心が強いし、すぐ自分のモノにしていくので、ホントみんな4人とも油断してたら、すぐですね。

-すぐ、ですか?

鞘師里保
はい。他のメンバーが思ってるかどうかわからないですけど、ホントに危ないです。

-危機感があるんですね。

鞘師里保
私的にはあります。

-新メンバーもそうですが、最近は卒業した道重さんとは連絡取っているんですか?

鞘師里保
’14だった10人で、連絡を取ったりとかします、グループメールみたいな感じで。それこそ、プリキュアの主題歌が決まったときも、歌うことになったんですって報告し、あと、エイプリルフールのときには、道重さんに、全員で嘘ついたりしたんですがすぐにバレちゃいました。

-道重さんもお元気なようでなによりです。

鞘師里保
すごい元気です。

-モーニング娘。’15は鞘師さんを中心に動いてると思います。エースだと思うんですが、モーニング娘。’15を、引っ張っていくっていう気持ちはあるんですか?

鞘師里保
もちろんあります。でも、勝手に自分の気持ちで自分のことを揺さぶる性格なので、それをまず直さなくちゃなって思うので、それが直れば、多分、メンバーも自然と付いてきてくれるんじゃないかなと思います。

-揺さぶる?

鞘師里保
出来る、出来ないって勝手に決めつけちゃうところがあるんです。今日は出来る、明日は出来ないみたいな。そういう性格なんで、面倒くさいんです(笑)。

-なんで揺さぶっちゃうんですかね?。

鞘師里保
なんですかね?もう性格なんだと思うんですけど。まだそれを客観視できてるだけいいかなと思ってますけど…たぶん、理想を高くし過ぎちゃうんです。

-その高い理想を実現するために、日頃トレーニングなどは行なっているんですか?

鞘師里保
もちろんボイストレーニングしてますし、最近は体を動かしに行ったりとかもするようになって、ごはんもちゃんとしなきゃって最近気をつけるようになったりとか、少しずつなんですけど良くなっていると思っています。でも、自分を磨くことは大事なんですけど、やっぱ、自分たち以外のパフォーマンスを観たりとかするのも大事だなと思って、インターネット動画で観たりしてますね。

-最近だとなにか気になるのあります?

鞘師里保
バレエが上手な11歳の女の子。

-えっ?バレエが上手な11歳の女の子?

鞘師里保
が、いるんですよ。肌色の衣装を着ていて、遠くから見たら裸に見えるような、衣装なんですけど、金髪のおかっぱヘアーで、どなたかの曲をひとりで全部バレエで表現する子がいるんです。

-どうやって見つけたんですか?

鞘師里保
関連動画で。

―関連動画で、急に出てきたんですか?

鞘師里保
はい。

スタッフ
『Sia/Chandelier』

鞘師里保
そうです、そうです。※全員で動画を見る※この子がスゴイんです!

-スゴイですけど、意外なアーティストでビックリです。

鞘師里保
海外の動画観たり、洋楽とか、K-POPとかを聞くことが多いですね。J-POPは殆ど聞かないかも。あっ、でも三浦大知さんの動画も観ます。

-お、三浦さん。

鞘師里保
ダンスが上手な人を見るのが好きで、三浦さんの場合は、歌も、ダンスも世界レベルなんです。だから、DVDなどを観て勉強しています。

-三浦さんのパフォーマンスは本当に世界レベルですからね。

鞘師里保
理想のパフォーマンスですね。

-鞘師さんはダンスと歌だと、どっちが好きなんですか?

鞘師里保
そうですね…私は、入った頃は完全にダンスの方が好きで歌が嫌いだったんです。歌が苦手なのもあったので…。それまで楽曲を歌詞を見ながらちゃんと聴いたことがあんまりなくて、曲調とかで好き嫌いを決めることが多かったんです。でも、モーニング娘。になって、歌詞と向き合うことが多くなってからはすごい歌が好きになりました。歌詞を読んで、ダンスの踊り方も変わって、顔とか表情とかも全然変わるし、そういうのがスゴイおもしろいなって。自分でわかるようになってきたので、そっからは歌が大好きです。

-今までって、つんく♂さんからの期待やエースポジションに重圧ってありました?

鞘師里保
自分がいい状態でいないとそれがグループの印象になっちゃうのかな?って思い過ぎてたときはあったかもしれないです。でも、最近はメンバーに助けてもらったりとか、みんなで協力したりとかすることをちゃんと理解できるようになって、すごい今は楽しくやってます。

-それって道重さんが残してくれたものでもあるんですかね?

鞘師里保
道重さんが、私に「鞘師は、自然な表情がいいよね?」とか「自分の思うままに行動してる姿が一番輝いてる」って言ってくださって、それがスゴイ、ちょっと自分の気持ちが変わったキッカケになったなって思います。いままでは「作ってる」ことが多かったので…。歌うときが一番そうだったんですけど。

-モーニング娘。’15の「鞘師里保」っていう、アーティストを作っていたってことですか?

鞘師里保
多分、自分のイメージに近づけたいっていうのがあって…自分らしくを意識するようになって一気になくなったかな。

-それって最近ですか?

鞘師里保
はい。ここ1ヶ月くらいかもしれない。

-意識が変わったことで良かったことは?

鞘師里保
自分がホントにイキイキしてるなって、自分で感じられるくらいのときって、ファンの人もそれをすごい感じてくれていて、ブログのコメントに書いてもらったりとか、手紙に書いてもらったりとかするんですけど、そうやって伝わってるのがスゴイ嬉しくって!なんかまたグループのためにも、頑張りたいなって思える気持ちが強くなりました。

-一時期、小田さくらさんが加入した頃は、ライバル関係をファンは意識していたと思います。

鞘師里保
小田ちゃんに関してはそういうのなくて、自分が歌下手って思ってたんで。だから、別に小田ちゃん上手いからありがたい!くらいの気持ちだったんです。

-ライバル、います?

鞘師里保
私、ライバルって思ってる子はいないですね。

-それはスゴイ!

鞘師里保
いや、でも、簡単に言ったら、全員がライバルなんですけど。

-特にこの子ってのがない?

鞘師里保
そうですね。でも、メンバーがよくなってきてるなとか思ったりすると、ああ負けたくないって感じはあります。それは、常にあります。

-モーニング娘。’15を変えていくっていう気持ちはあります?

鞘師里保
そうですね。変わると言うか、進むと言うか。

-手応え感じます?

鞘師里保
道重さんが卒業されて、ツアーが始まるのが正直不安だったんですけど、道重さんがいなくなったモーニング娘。’15を、変わらず観に来てくれる方が多いなって。道重さんがいないから来ないじゃなくて、道重さんがいない私たちを応援してくれる方もスゴイたくさんいて。それはホントに恵まれてるなって思います。優しいファンの方に恵まれてるなっていうふうに思うので、そういう方たちに、今の私たちは、全力で闘っているんですっていうのを、見てもらえている気はします。でも…。

-でも?

鞘師里保
もちろん、そのモーニング娘。’15が変わってきているんですが、まだ「知られてる」って感じがしない…。

-一般的に?

鞘師里保
はい。モーニング娘。’15に変わったとか、道重さんが引っ張ってくれていたってのは、スゴイ知られてるなとは思ったんですけど、ちゃんと実感できてないんです、まだ。だから新しくなったモーニング娘。’15を、知ってもらう活動は、全然まだまだだなって思ってます。

-紅白はやっぱ、出たいですか?

鞘師里保
そうですね、紅白は出たいです。やっぱ夢だと思ってる場所なので。

-出られたら、ちょっと実感変わりますかね?

鞘師里保
そうですね。今の状況の中で、モーニング娘。’15が出られたら、やっぱりスゴイことなんじゃないかな?って私的には思います。

-去年、期待が高まりましたもんね。

鞘師里保
そうですね。

-そうなると、紅白だったり、大きな会場だったりは分かるんですが、モーニング娘。’15として目指しているものってありますか?

鞘師里保
不思議な立ち位置にいると思うんです。パフォーマンスを重視してるとはいえ、やっぱ私たちもアイドルだし、アーティストって言い切れる部分でもないし…。いまスゴイ、アイドルグループってたくさんいるから、そこからいろんな人が前に出てきたりとかしていると思うんですけど、モーニング娘。’15は「モーニング娘。’15」ってジャンルっていうか…。モーニング娘。って知ってる人は多いけど、そこから浮かぶ顔は違う顔だと思うので…。

-そうですね。例えば後藤真希さんとか辻さんとか。

鞘師里保
そうです。それこそ、名前がわからなくても、今のモーニング娘。’15の形が思い浮かぶようにはしたいなって思います。テレビとかに出させて頂くチャンスがあるときには、歌でもダンスでも、喋りでも、なんでもいいんですけど、「何かオモシロイことしてる」からインパクトを残すとかじゃなく…特別なことをしてインパクトを残すとかじゃなくて、しっかり、グループとしてまとまってるなってのが伝えられたらいいなと思うし…。やっぱりそれぞれグループの強みがあったり、かわいいとか、オモシロイとかあるかもしれないんですけど、私たちは、今のメンバーでしっかりつんく♂さんが書いてくださった歌をちゃんと届けられるようにしたいなって思います。アイドルなんですけど、歌を歌っているから、ファンの方にも歌で元気をもらいましたって言ってくださる方もいらっしゃるので、歌は届けたいなって思います。

-モーニング娘。’15なら出来る事ですもんね。

鞘師里保
はい。今までのモーニング娘。の歌もそうなんですが、私たちの歌が届けば、新しいモーニング娘。’15っていう認識もちゃんとしてもらえるんじゃないかなっと思います。

-「モーニング娘。」の名前の重さも有りますもんね。苦しくないですか?

鞘師里保
いや、モーニング娘。でよかったなって思います。

-ちなみに、AKB48は意識しますか?

鞘師里保
ライバル視っていう感じではないです。でも、AKB48さんは、AKB48さんって感じがします。ホントに。それは自分たちも作らなくちゃいけないところだなと思います。モーニング娘。’15っていうものを。

-ちなみに、譜久村聖さんのリーダーはどうですか?

鞘師里保
いい感じだと思います!ふくちゃんは、いままでもそうなんですけど、メンバーひとりひとりのことを、独自の目線で見てくれているので。

-独自の?

鞘師里保
分析できるというか、言われてみればそうだよね、っていうところを進んで自分から発見することができるんです。元々、ハロー!プロジェクトのファンだったっていう目線もあると思うんですけど、ファン目線でメンバーのいいところを見れてるんです。ファンの皆さんの前で、「このメンバーはこういうところが良くて、~ができて」とか言ってくれるんです。

-広報活動までやってくれるんですね。

鞘師里保
広報活動してくれてます。コンサートのMCで、ひとりひとり、最後喋るんですけど、地元のメンバーがいたりしたら、そのメンバーのことをふくちゃんなりに紹介してくれたり。初日だったら、新メンバーのことをスゴイ言ってくれたりとか、そういう今までの、ふくちゃんの性格もリーダーに生きてるなって思います。メンバーのことをちゃんと見てくれてたので。だから。それがよりリーダーとしての責任感がプラスされて、頼もしさに繋がってるなと思ってます。

-ちなみに、鞘師さんはなんて宣伝してもらったんですか?

鞘師里保
私に関しては、「変態」って言われてます。

-「変態」って宣伝になってない!

鞘師里保
ふくちゃんが、魅力的だから、つい、二の腕に触れちゃうんです。だから変態って言われちゃう(笑)。

-それはやめる気はないんですか?

鞘師里保
やめる気はないです!

-じゃあ今後も譜久村さんは鞘師さんのことを「変態」と思っていくわけですね。

鞘師里保
はい!今後も二人の関係は続いていきます(笑)!

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