大御所アレンジャーも認める片平里菜の魅力とは
2月25日にリリースされたばかりのニューシングル『誰もが / 煙たい』も好評な女性シンガーソングライター、片平里菜。 2013年8月にシングル『夏の夜』でメジャーデビューを果たして以来、音楽ファンの間で着実に人気を高めているアーティストの1人だが、まだまだ世間的な知名度は低いといわざるを得ない。そんなこともあり、昨年後半から「ネクストブレイクが期待されるアーティスト」を語る際には、必ずといっていいほど彼女の名前が挙げられている。 恋愛についてだけでなく、10代に誰もが感じる理想と現実との葛藤などがつづられた彼女の歌詞に共感する10代や同世代のリスナーも多いことだろう。しかし興味深いのは、彼女より1回り以上年の離れたアーティストたちが彼女をリスペクトしていること。昨年8月にリリースされた1stアルバム『amazing sky』では、表題曲にOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDがアレンジ&演奏で参加し、2組はライブでも何度か共演を果たしている。アルバム発売時にはTOSHI-LOWが片平に向けて心のこもったメッセージを送ったことも記憶に新しい。 また彼女はこれまで、亀田誠治や島田昌典といった大御所アレンジャーのほか、山田貴洋&喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、茂木欣一&沖祐市(東京スカパラダイスオーケストラ)、コトリンゴ(KIRINJI)、安野勇太(HAWAIIAN6)などともレコーディングで共演。つい最近ではthe HIATUSの細美武士がパーソナリティを務めるラジオ番組に片平がゲスト出演し、片平の楽曲『煙たい』を2人でセッション。その様子が期間限定でYouTubeにて公開され、大きな反響を呼んだ。ミュージシャンズ・ミュージシャンとしても早くから強い人気を誇っている。多くのアーティストたちは片平里菜の魅力を尋ねられると、まず「歌声」を挙げる。その出会いの場はCDやライブ、ラジオとバラバラだが、彼女の声が耳に入ってきた瞬間、一気に惹きつけられたと語っているのだ。一声で瞬時に自分の世界を作ってしまう彼女の実力は、折り紙付きと言えるだろう。 いわゆる“ホンモノ”たちに見初められた片平だが、現状ではセールス的にまだまだ大ブレイクと呼ぶには程遠い。しかし『女の子は泣かない』や『Oh JANE』のようにポップでキャッチーな楽曲から『誰もが』のように壮大なナンバー、そして『煙たい』でみせた大人ならではの気だるさまで、その楽曲のタイプは多彩だ。アルバム『amazing sky』も発売以降、地道にセールスを伸ばしていると耳にしているし、同作は「第7回CDショップ大賞2015」にもノミネートされている。今後大きな“一発”が繰り出されたなら、彼女の人気は一気に爆発し、お茶の間層にまで広がるはず。そのタイミングは間違いなく2015年の早い段階で訪れるはずだ。 彼女の音楽に触れたことがない人…これから彼女の音楽に出会えるなんて、なんてラッキーなんだろう…まずはネット上に公開されている彼女の楽曲をチェックしてほしい。そこでもし引っかかるものがあったら、最新シングル『誰もが / 煙たい』や1stアルバム『amazing sky』を手にとってみてはどうだろう。あなたの琴線に触れる楽曲が、1つはあるはずだから。(文 / 西廣智一) 片平里菜楽曲はこちらから片平里菜『誰もが – 煙たい』リリース記念特番 [秘蔵映像も初公開] 2時間スペシャル