AKB48一気に世代交代か?「ヤングメンバー全国ツアー」に大注目
今年で10周年を迎えるAKB48。 世代交代の流れが着々と進み、新たな局面を迎えようとしている彼女たちの新たな一歩として、若手メンバーのみを選抜した「AKB48ヤングメンバー全国ツアー~未来は今から作られる~」公演を、3月25日のさいたまスーパーアリーナを皮切りに開催することを決定した。 若手メンバーのみを集めたライヴとしては過去に日本武道館にて開催された各グループの研究生による公演「推しメン早い者勝ち」を思い出すかもしれない。今回はその延長線上でありながら、兼任を含めたAKB48メンバーのみと、まさに公演タイトル通り「これからのAKB48」の未来を託すべき次世代の育成を促し、ともに団結力を生み出すライヴになるだろう。 発表当初は「若手」ということで、年齢の線引きはどうなる?と憶測が飛び交ったが、結果、兼任を含むチームA・チームK・チームB・チーム4在籍メンバーであり、20歳未満もしくは12期以降に所属が決定したメンバー、総勢62人の次世代AKB48を担う人材が集結する。 しかし、“若手のみ”の公演となると、不安視されるのは舞台運びだろう。通常の定期公演とは違い1万人以上を集める大会場での単独公演。しかも、頼りになる先輩たちはステージのどこにも控えていない。いきなり大海へと投げ出される若手メンバーが、歌・踊りだけでなく、MC等でもしっかりとしたライヴを構築するのは至難の業だ。 その中で、このライブをけん引していく存在として松井珠理奈、宮脇咲良の2人に期待がかかる。経験少ない若手にとって長年選抜を経験してきた松井の存在はその場にいるだけで安心感を与えると同時に、まだ17歳の彼女の堂々たる振る舞いは、きっと大きな刺激になるはずだ。HKT48の絶対的センターとして活躍する宮脇は、近年大役を任される機会が増えたことで圧倒的な成長を果たしてきた。このツアーを経てAKB48グループのエースとして目覚めるキッカケとなるかもしれない。その2人を支えるように川栄李奈、入山杏奈、木﨑ゆりあ、兒玉遥といった実力と人気を兼ね備えたメンバーが控えている。ヤングメンバーと言えど、核となる部分ではAKB48シングル選抜にもひけをとらない豪華布陣だ。 また、「マジすか学園4」でチーム火鍋として強烈なインパクトを残す高橋朱里、加藤玲奈、大島涼花、向井地美音、内山奈月や、個性的なキャラで人気を上げている大和田南那、小嶋真子も非常に楽しみな存在であり、 SKE48古畑奈和、NMB48矢倉楓子、渋谷凪咲、HKT48朝長美桜と兼任メンバーの華やかさも、前述の二人を合わせるとかなりの存在感だ。中でも乃木坂46の生駒里奈の参加は大きなサプライズだ。先日行われた乃木坂46西武ドーム公演でも、堂々たる姿を見せていた生駒。その実力を今ツアーにて発揮することができれば、乃木坂46はもとよりAKB48にも大きな変化を還元することができるはずだ。 そして、カギを握るもう一人として前田亜美を挙げたい。みんなの妹的存在だった彼女も、7期メンバーとしてデビューしてからおよそ7年の月日が流れた。押し寄せる次世代の波の中、劇場公演出演機会もままならならず、昨年は色々と考える日々だったはずだ。しかし、この大舞台に抜擢されたことで、彼女にもようやく一皮剥けるタイミングが訪れた。場を和ませる空気と培ってきた技術で若手メンバーを引っ張っていくとともに、心の拠り所的存在となってくれるだろう。 新生AKB48のスタートを占う試金石となる彼女たちにかかる期待はとてつもなく大きい。だが、そのプレッシャーの中で、大きな輝きを見せることができれば、もしかしたらAKB48に新たな黄金期を呼ぶかもしれない。この集まった62人にはそれだけの力が秘められているのだから。3月25日を楽しみに待ちたい。(田口俊輔) 【AKBグループその他の記事はクリック】