人が次々死んでゆくマーダーアイドルユニットSTARMARIEとは?
12月16日火曜、キマグレンISEKIプロデュース「聖なる夜の贈り物 2014 in 赤レンガ~異種音楽対決 DANCE!SING!DANCEの巻~」に、BRIDGET / 放課後プリンセス / WAZZ UPとともに出演したSTARMARIEは大盛況の中トリを務めた。 12月2日に開催されたheidi.とのツーマンライブに続き、アイドルというジャンルを飛び越え、積極果敢な攻めの姿勢を見せている。そのSTARMARIEに、歌の中で人が次々死んでゆくマーダーアイドルユニットSTARMARIE。新曲『サーカスを殺したのは誰だ』では、誰がどんな理由で死んだのか??というテーマで、話を聞いた。 今年の6月25日より5人体制での活動を始めたSTARMARIEが、5人編成としては初となるシングル『サーカスを殺したのは誰だ』を、12月3日(水)に発売した。 今や内外に広がるファンたちの間では「STARMARIE史上最も恐い歌」と騒がれている。確かにPVを見ると、その言葉も納得だ。でも「恐い」というよりは、「STARMARIE史上最もサスペンス色の強い楽曲」と言ったほうが正解だ。 某「●●●座の怪人」のように始まった楽曲は、次々と転調を繰り返しながら、ショッキングでスリリングな物語を描き出してゆく。そこからは、”見えない恐怖に追われ、薄闇の中を逃れようと必死に走ってゆく/恐怖を掻き立てるように獲物を追いかけ煽ってゆく”様が見えてくる。そんな、哀愁味漂う歌声の中に悦楽を隠し持った暴走ホラーナンバーと言えようか。 STARMARIEと言えば、持ち歌の37曲中21曲で「人が死んでゆく/死んでいる」ように、マーダーアイドルユニットとしても知られている。メンバーいわく、「殺しているのは、作詞を担当している高谷プロデューサーであって、私たちではないですから。メンバーは、あくまでも物語をドラマチックに彩る語り部なんです」(高森紫乃)とのこと。確かにその通りだ。 『サーカスを殺したのは誰だ』でも、死んだ人と生きている人たちが歌詞には登場している。ただし、「誰が、どんな理由で生死を分けた関係の中にあるのか?」が、とても謎である。むしろ、その謎を解くことが、この曲に限らず、STARMARIEの楽曲の魅力にもなっている。ファンたちの間でも、自分なりに解釈した歌詞を語り合うことも多ければ、それがSTARMARIEの楽曲の楽しみ方にもなっている。ここでは、『サーカスを殺したのは誰だ』の一つの解釈を、メンバーの言葉を借りて紹介しておこう。 「『サーカスを殺したのは誰だ』に登場する人たちの中、2人だけが生きています。それが、ママとキミ。ここは死んじゃった人たちが集まるホテル。この歌の主人公は死んだことから、このホテルに迷い込むんですけど。でも、その主人公を追いかけてホテルまでやってきたキミはまだ生きてるから、キミがいくら見つけようとしても、死の世界にいる自分には会えないよ。そう、私は捉えました」(渡辺楓) 他にもシングルには、Starmarie名義のもと3人メンバーの時に発売したアルバム『ファンタジーワールド3』に収録していた『狂おしき月下の舞踏会』の5人バージョン。中にパラパラダンスも登場する『余命124日のシンデレラ』も収録している。 1月2日には、TSUTAYA O-EASTにて「STARMARIE単独サーカス~DARK FANTASY WORLDの始まり。~」と題したワンマン・ライブも決定中。こちらでは、現状に於ける、5人体制で活動し続けてきた姿の総決算であり、2015年の活動を示唆するライブが行われる。今年は、初頭にロサンゼルス/ テキサス/ニューヨークと北米3ヶ所でライブ。その後も、フィリピンと台湾へそれぞれ2回ずつ足を運んできた。とくにフィリピンではスター扱いされるほどの人気を得ていれば、台湾でも、熱狂的なファンが確実に増えている。 「来年の目標として掲げているのが、海外でツアーを行うこともそうなんですけど。まずは、フィリピンと台湾でワンマンをやりたいんです。もちろん、日本でもまだまだ行けてない場所が多いように、来年は、もっともっと各地に足を運びたいです」(高森紫乃)とメンバーは語ってくれた。 その夢が叶うことを願いつつ。まずは、1月2日・TSUTAYA O-EASTのワンマンをいかに盛り上げるかが身近な目標と言えようか。着実に、確実に、「世界のSTARMARIE」としての名前を認知させ始めているSTARMARIE。最後に、メンバーの木下望が語った言葉を記しておこう。 「STARMARIEも今年で7年目。来年には8周年を迎えます。ファンの方たちからは、「何時になったら売れるんですか??」「何時になったら、もっと上のランクに行けるんですか??」と言われますけど。私たちだって、何時もそうなりたいと思ってる。だから、来年の目標は「売れてやる!!」です。日本でも、海外でも、STARMARIEがスターになってやります」(木下望)TEXT:長澤智典