DOG inThePWO、舞浜で「DOG流夢の国」魅せた
結成5周年を迎える今年、初のベストアルバムを1月に発表して渋谷公会堂ワンマンを3月に敢行したDOG inTheパラレルワールドオーケストラが、11月9日・舞浜アンフィシアターでワンマンライブを開催した。 8ヶ月ぶりのワンマンとなるこの日の狙いは“Tokyo Doggy’s Land”というライブタイトルが示す通り、本家・夢の国のお膝元にあるホールで一夜限りのDOG流・夢の国を創り上げること。 ステージバック一面の大スクリーンに5年間で発表してきたMVが流れると、5人が半円形の舞台にせり上がって、今日の日のため10月に発売されたシングルの表題曲「エレクトリックパレード」からライブはスタート。 『Fun!Fun!Tomorrow!!』では“くるくる”という歌詞に合わせてメンバーが立つステージが回転したり、大きなバルーンが客席を舞ったり、スモークが噴き上がったりと、多彩な仕掛けを交えながらハッピーでポジティブな楽曲を繰り出してゆく。 一転、切なさと哀しみを全開にした『Rainy rain』に続いては、春(Vo)が創作した物語がスクリーンで上映。ひとりぼっちだった子犬が家族の一員に迎え入れられる温かな結末から、『ちいさなこのせかい』へと繋げて歌う“ぼくらは もう一人きりじゃない”というメッセージには、深く心を打たれた。かと思えば、MCの途中には準々が入った箱にメンバーが刀を突き差すイリュージョンも。 そのまま『地獄のDOGファイヤー!!!~あ、めっちゃパラダイス☆~』へと雪崩れ込み、曲中、棺桶がせり上がって中から包帯(に見せたトイレットパーパー)でグルグル巻きになった準々……ならぬ魔界倶楽部のボーカリスト・ジグル様が飛び出すという演出も秀逸だった。 感動と爆笑をない交ぜにして3拍子の『Bon Voyage』で本編を優しく、寂しく締め括ると、2015年のスケジュールが映像で大発表。 その内容は来年2月18日の3rdアルバム『パラドッグス』リリース、2月28日・新宿ReNYでの主催イベント開催、本日のライブが4月29日にDVD化、そして3~4月の初のホールツアーと盛りだくさんだ。ツアーファイナルは4月18・19日のよみうりランド・日テレらんらんホールで、18日には恒例の野外イベント“青空かくれんぼ”も同時開催されるという。 3年ぶりのアルバムタイトルは矛盾を意味する英単語PARADOXを由来とするものだけに、また新たなDOGが見られそうだ。 アンコールの『SUNRIZE SMILE~笑顔ってばピッカピカ~』では、客席通路を歩きながら5人全員がマイクを握って歌うシーンも。オーディエンスと、そしてメンバー同士で笑顔を交し合う姿は実に微笑ましく、まさしく夢の国でなくては味わえない“最高で最幸”の心地にさせてくれた。何があろうとも前を向いて歩き続ける――。その決意を強く刻み込んで、DOGの新たなるパレードは、止まることなく続いてゆく。PHOTO:岡本麻衣(ODD JOB) ☆DOG inTheパラレルワールドオーケストラ