tofubeatsリリースパーティーに東京女子流・新井ひとみ、SKY-HI、藤井隆出演
10月30日、「tofubeats “First Album” release party」の東京公演が代官山UNITにて開催された。 平日の只中でありながら前売りチケットは売り切れ、18時の開演を待たずして会場の前には大きな待機列が出来上がった。10月初頭の『First Album』リリースから、富士宮や札幌、名古屋に大阪などの各地で行われてきた今回の「tofubeats“First Album”release tour」。最初の東京公演となるこの日には、藤井隆、SKY-HI、新井ひとみ(東京女子流)、池田智子(Shiggy Jr.)などといったtofubeatsが今までコラボレーションを披露してきた数々の名だたるアーティストが集結。そしてokadada、tomadにDJ WILDPARTYといった、tofubeatsを昔から見てきたDJ達も登場し、東京公演に相応しい豪華なリリースパーティーとなった。 イベントのオープンを飾ったのは、tofubeatsが成長する土台となり、また、彼と共に発展をしてきた、日本を代表するネットレーベル〈Maltine Records〉の「社長」であるtomadと、同じくtofubeatsと共にネットレーベルの時代を走り抜けてきた、現在のクラブシーンを代表する若手DJのひとり、DJ WILDPARTY両者によるアクトだ。 心地よいハウスや、Jポップネタのカットアップサウンド、〈Maltine Records〉からリリースされてきた作品を駆使し会場を徐々に温めるtomadのプレイからDJ WILDPARTYにバトンが渡ると、Jポップやアイドルソングを中心に、フロアにいる人々の心を鷲掴みにする楽曲が次々とプレイされ、度々フロアからは歓声が聞こえた。DJ WILDPARTYが最後にプレイしたのは、tofubeatsの『First Album』がリリースされた当日、たった一日でそのリミックス・アルバムを完成させた謎のアーティスト、(C)OOL JAPANの楽曲であった。フロアの期待は最大にまで膨らみ、いよいよtofubeatsが登場。 今回の公演では、まずtofubeatsがソロで登場、『First Album』に収録された楽曲や別ヴァージョンの楽曲等を中心にプレイした。『#eyezonu』『zero to eight』に続き、「懐かしい曲ですね〜」と言いながらtofubeatsがプレイしたのは、2010年に発表された、現在は活動を休止しているラッパー、オノマトペ大臣をフィーチャーした楽曲『Big Shout It Out』。 跳ねたベースラインを特徴としたダンス・チューンに観客は熱狂した。その後も勢いは止まらず、『First Album』内で一番の問題作と言って過言ではない楽曲『CAND¥¥¥LAND feat. LIZ』がプレイされると、tofubeatsがおもむろに金髪のカツラを装着、”バッキー河合”としてパラパラを踊り、会場は不思議な熱狂と一体感(?) に包まれた。 次にプレイされたのは、この日に初披露となった、北海道を代表する若手アーティストであるPARKGOLFによる『おしえて検索(PARKGOLF REMIX)』。 高速ビートと乱れ打たれるシンセのリフが特徴的なリミックスで会場の熱気は最高潮に。ここでtofubeatsのメジャーデビューシングルとなった『Don’t Stop The Music』が流れると、ハイテンポな流れから一転し緩やかなビートとメロディーを聴かせる展開へ移行し、会場がクールダウンした。続けて、tofubeats自身がマイクを握り、lyrical school『ひとりぼっちのラビリンス』のカヴァー『No.1』をプレイ。メロディーメイカーとしてのtofubeatsの一面が光る楽曲が続いた。『No.1』を歌いきると、「ここで一旦最後になりまーす」とMCを入れ、『朝が来るまで終わる事の無いダンスを』の『First Album』ヴァージョンをプレイ。 最後にはtofubeatsの主導により、会場全体で「朝が来るまで〜」とフレーズを合唱、ここでtofubeatsのソロライブパートが一度幕を閉じた。 ソロライブに続いたのは、tofubeatsと縁のあるアーティストらによるコラボレーション・パート。最初に登場したのは『First Album』に収録された『poolside』に参加したPES(RIP SLIME)。ソロのMCでは「ここに僕が居ていいんですかね?(笑)」と会場を笑いに包んだPESだが、「リハすら一回もやっていない」とtofubeatsが発言した『poolside』の初披露は、さすがと言うべき、完璧なラップと絶妙な2人のコンビネーションが絡み合う、圧巻のパフォーマンスであった。 続けてtofubeatsが「僕が日本で一番男前だと思う人です!」と呼んで登場したのは、過去にtofubeatsとのコラボレーションや、リミックス等で関係があったSKY-HI。まずは、SKY-HIの楽曲をtofubeatsによるバックDJで披露。12月にリリースされるSKY-HI新曲『スマイルドロップ』も初披露された。続けてプレイされた「愛ブルーム」の1番が終わると、「ここでやらなきゃいけないリミックスがある!」というSKY-HIの扇情的なMCにより、tofubeatsによる同曲のRemix『愛ブルーム (tofubeats ¥enternet-experience remix)』がドロップされた。 複雑なビート編成が組まれた特徴的なリミックスであるにも関わらず、SKY-HI自身もその変則的なビートを乗りこなし、フロアを煽り続けた。最後には、『lost decade』に収録された『Fresh Salad feat. SKY-HI』を披露。若い世代を奮い立たせるような攻撃的なラップは、若きtofubeatsリスナー達を間違いなく鼓舞したであろう。 SKY-HIの次に登場したのは藤井隆。今回のtofubeatsのリリースツアーを一緒に回ってきた藤井隆であったが、あまりの発汗量により、今回のライブでは遂にバスタオルが用意されてしまったといい、観客の笑いを誘った。しかし、ライブ中にはそのバスタオルを振り回して大きく踊りを披露し、「こういうところに自分の良さを感じます」と自らの機転をアピール。「(tofubeats達には)小道具をもっと使えるようになってほしい」と、芸能の先輩らしくMCでアドバイスをする場面もあった。tofubeatsが大好きな楽曲だと公言している『She is my newtown』を歌う前には、「この曲のPVに一番にコメントしてきたのが、なんとtofubeats君だった」というエピソードも披露。最後に歌われた『ナンダカンダ』のライブ中には、tofubeats、SKY-HI、okadadaが舞台に登場し、藤井隆らと4人でダンスを披露した。 続けて登場したのはtofubeatsの盟友であり良き先輩であるokadada。『Her Favorite』や、tofubeatsとokadadaによるユニットdancinthruthenightsの楽曲などを抜群のコンビネーションで歌い上げ、観客はその雰囲気に酔いしれた。 続けて、東京女子流の新井ひとみを舞台に迎え入れ、『First Album』先行シングル曲『Come On Honey』を披露するが、彼女のオーラに圧倒されたokadadaが、「(新井ひとみさんに)近寄ったらヤバい、申し訳ない……素晴らしすぎて」とタジタジに。さらにその雰囲気に飲まれたのか、tofubeatsも選曲をミスしてしまい、観客に土下座する場面もあったが、最後には初ライブであったという『マジ勉NOW!』を3人で歌い上げた。 東京女子流関連ニュース写真はクリック☆東京女子流ラインナップ!クリック! その後tofubeatsが多くの楽曲をプロデュースしてきたアイドルユニット、lyrical schoolが登場。この日も別所のハロウィンパーティーでの出演から代官山に駆けつけてきた彼女らのパフォーマンスに、「こんなパフォーマンスが出来るようになったなんて……」とtofubeatsが感動を漏らした。最後には、最新のシングルで新録版が制作された『プチャヘンザ!』を披露し、tofubeatsの期待に応えた。 この時点でライブ開始から2時間が経過しようとしていたが、いよいよイベントも終盤。tofubeats がAKAI社製の電子管楽器「EWI」を、okadadaがギターを持ち演奏されたのは、イベント前夜に急遽制作されたという『ディスコの神様』のオーガニックヴァージョン。そこから藤井隆と池田智子(Shiggy Jr.)が舞台に登場し『ディスコの神様』が演奏された。曲の終盤にはlyrical schoolのメンバーも舞台に乱入し、ミラーボールがフロアを照らす中、イベントの終盤に相応しい多幸感溢れるオーラが会場に充実した。 最後10分となった再びのtofubeatsソロライブパートでは、『20140803』の「音楽で……」のフレーズから、言わずと知れたアンセム『水星』へとノンストップに移行、フロア全体が心地よいビートに揺れていた。最後には「暖かくして風邪を引かないように帰ってください」と彼らしい素朴なMCが入り、『衣替え feat. BONNIE PINK』のtofubeatsによるセルフリミックス・ヴァージョンで締めくくられた。 ふたを開けてみれば、計3時間にも及ぶ長丁場のライブであったが、tofubeatsの持つパワーと多彩なセンス、そして豪華ゲスト達のサポートによってあっという間に時間は過ぎていった。今後もツアーが続き、12月には、同じく代官山UNITでリリースツアーのFINAL公演を迎えるtofubeats。様々なシーンや人々を巻き込んで加速するその活躍からは今後も目を離せない。