東京女子流が魅せた新たな試み!前代未聞のステージ
歌×映像の、粋でクールな世界観を演出する東京女子流5年目の試み「HARDBOILED NIGHT」は10月13日(月)に第4夜目「Farewell, My Lovely さらば愛しき女よ」を迎えた。 大人にビターにダークに深化していく彼女たちのシリーズも佳境、3夜目「青いドレスの女」で5人のドラマが集約、佳境へと加速していく展開を見せ、物語はクライマックを迎える。さて今宵はどんなドラマを見せるのか。 スタートは3夜のテーマとなった『pale blue nocturne』。硝煙が音の隙間から漂ってくるかのようなムーディさで夜の帳を下ろす。 曲の間に紡がれていくドラマ。街からの脱出を試みる探偵(新井ひとみ)、マフィア(山邊未夢)、女主人(小西彩乃)、歌姫(庄司芽生)、用心棒(中江友梨)の5人。追っ手を交わしながら進むも、意外な裏切り者が現れ急転直下を迎える……という、チャンドラーやハメット的なハードな展開が繰り広げられていく。 東京女子流関連ニュース写真はクリック☆東京女子流ラインナップ!クリック! 5人の演技に関して、初回ではあまりにも非現実的なストーリーとメンバーが見せるドヤ顔ぶりにフロアから笑いが起こったことも今や過去。次第に苛烈になっていくノワール的展開に、真剣にファンたちは見入る。それでも、ドヤ顔シーンになると笑いが起こってしまうのはご愛嬌。 そんな会場の空気とは裏腹に、探偵による「それはウソだ」の一言の後に『Liar』、そしてマフィアの「自由欲しさに人を殺した、愚かな女さ」という物騒な言葉が響き渡ると『Killing Me Softly』が始まるなど、スクリーンでの血で血を洗うバイオレントな彼女たちが話す台詞一つ一つと、ステージ上の彼女たちはシンクロしていく。 この日も作品世界に寄り添うようにMCはおろか徹底的に笑顔を排除し、緊張感とシリアスのみで駆け抜けるというガールズグループとしては前代未聞のステージングを展開していく女子流メンバー。一貫して自分たちの世界観構築に全力を注ぎ活動してきた彼女たちだからこそ違和感なく作り上げることができる技と言える。特に別れを痛切に描いたバラッド『Say long goodbye』では、各々の声に言霊が宿ったかのような、『幻』でドラマのエンディングを迎えた後、再度ステージに現れるメンバー。先ほどまでの張りつめた空気から一転、素の表情に戻り笑顔でこの日を振り返る。今後の展開の話になると、山邊が「最後は誰か死にます!」と軽く衝撃的なネタバレを披露。これに引きずられるように庄司も「結果、誰かが死にますので、次回もまた見に来てください!」と身も蓋もない告知。これには会場もただただ笑うのみ。 再び『Say long goodbye』で場内に哀切を運ぶと、「HARDBOILED NIGHT」のテーマとも呼ぶべき『Count Three -TGS Version-』で、次回への弾みと期待を匂わせて、幕を閉じた。 最終夜のタイトルは“救い”を題材にしたロバート・B・パーカーの名著、「Promised Land 約束の地」。ラスト、果たしてどうなるのか?続きを知りたくば11月9日(日)、赤坂BLITZに足を運ばれたし。